スカッとする話3選「メンヘラ化した弟」「優しくて誠実だと思っていた夫が浮気した」「ありがとう、ハリーポッター!ありがとうJ・K・ローリング!と思った出来事」
・メンヘラ化した弟
・優しくて誠実だと思っていた夫が浮気した
・ありがとう、ハリーポッター!ありがとうJ・K・ローリング!と思った出来事
以上、3つの話を紹介します。
スカッとする話3選
○メンヘラ化した弟
弟が大学に進学し、寮生活三か月目で病んでしまい休学して戻ってきた。
「俺なんて死んでしまえばいい」「期待にそえなかった、死にたい」
と毎日自殺を臭わせるので、家族皆で、これ以上傷つかないよう優しくそっと見守っていた。
そしたらどんどん増長し
「こんな食事じゃ活力が出ない。俺を殺す気か」「軽蔑してるんだろう」「俺に死んでほしくなければそこで土下座しろ」
と怒鳴って暴れるようになった。
うちは両親共働き 兄=会社員 私=大学3年生 弟=休学中
姉である私がこの中では一番時間に余裕がある。
が、就活も始まったので弟の世話にかまけてばかりいられない。
両親兄まじえて
「姉ちゃんには姉ちゃんの生活があるんだから」
と弟に言い聞かせてもらったが、弟は「俺を見捨てる気だ」と泣くばかりで聞き入れなかった。
その後、家に私と弟二人しかいない時に
「女が就活なんかするな。金が欲しいのか、生意気だ」「男の俺が大学に行けてないのに、なんでおまえは通えるんだ。女は図太い、無神経」「(性的な単語)で単位をもらってるんだろう」
等々とどこぞの男女厨みたいな攻撃をしてくるようになった。
いよいよこれはヤバイかもと父と兄に訴え、叔父の協力を仰ぎ
・弟にセカンドオピニオンを受けさせる(心療内科に通ってる)
・私と弟を引き離し、私は近隣の叔父宅へ。
叔父の息子である従弟(大学2年生)と私をトレード。
・弟の世話は従弟がする
ということに決定した。
従弟はルックスは松井秀喜をちょっと小さくした感じで、性格は松岡修三似。
ちょっとくらい怒鳴られて暴れられても肉体的にびくともしないし、「死にたい」と言われても「日光浴びてないからだよ!」と応じる精神的にもびくともしないタイプ。
従弟とトレードしてまだ2週間しか経ってないけど、早くも従弟から「弟くんが姉ちゃんに謝りたいって言ってたよ^^」と伝言をもらった。
とっとと帰ってこいという意味だろう。
ちなみに叔母は料理が大嫌いでうちの母は超メシウマなので従弟は「こっちにいつまででもいたい」らしい。
私は叔父宅では飯炊き係として叔母に歓待されていて、双方の家庭に問題はない。
従弟は「2週間で「謝りたい」という言葉を引き出した俺すごい。
この調子で弟くんにびしびしやろう」と思いを新たにしてくれたようなので
今後ともよろしくお願いしますと言っておいた。
○優しくて誠実だと思っていた夫が浮気した
夫が浮気した。
元々もてるような男ではなかったし、稼ぎが良いわけでもなかった。
けれども優しくて誠実で、いつもにこにことしていて、そこに惚れて結婚した。
共稼ぎで頑張り、子供達(姉妹)も出来て、仕事・家事・育児を夫と共に頑張った。
でも夫は浮気した。
相手は会社の若い女子社員。
後で分かったけれど、父親がおらず、夫のような年上で人畜無害そうな外見の男性が好みだそう。
夫は隠し事ができるような人ではなく、すぐに様子がおかしいことが分かった。
まさか浮気なんかできるとは思わなかったけれど、不安になって少しつつくと態度があからさまにおかしかった。
恥を忍んで友達(調査の仕事をしている)に相談して、専門家を格安で紹介して貰って調べて貰った。
結果はすぐにでた。
夫も女子社員もラブラブで周りが見えておらず、隠してるつもりなだけだったようだ。
ラブホテルへの出入り写真だけでも十分なのに、カーセックスしている動画まで撮られていた。
これには呆れた。
他の証拠ではショックだったし信じたくない気持ちもあって、これからどう夫と向きあえばいいのかと思ってた。
けれど、車のフロントガラスに映ってる夫のリズミカルに動くお尻を見て、あまりの見苦しさに思わず吹いてしまった。
おかげであまり思い悩むこともなくなった。全く無いわけではなかったけれど。
その後はゴタゴタあったけれど、まあまあ順調に離婚に至った。
内容も普通で、2人に慰謝料を請求して財産は等分、子供たちの親権はこちらで養育費も払ってもらうことになった。
夫も女子社員も舞い上がってて、「すまないと思ってる。でも僕達の愛は~」とかなんとか言っていた。
女子社員も謝っていた。
どちらも私が2人の障害になると思っていたらしくて、慰謝料さえ払えば離婚して2人一緒になれることに拍子抜けしたようだった。
正直言えば内心複雑ではあったけれど、夫を見るとどうしてもお尻を思い出してしまい、やっぱり要らないって思ってしまった。
子供達は高校生だったので、色々と話し合ったけれど、仲の良かった両親が別れることに納得してくれなかった。
それでついつい動画のことを言ってしまった。
「あれを見れば分かるわよ…」と溜息をついた私を見て、何か思う所があったのだろう。
私が留守の間に家捜しして写真と一緒に動画を見てしまい、それ以降夫を軽蔑するようになってしまった。
そうして離婚が成立して、夫は元夫になった。
すぐに女子社員と再婚したけれど、程なく破局した。
思ったような夫婦生活とはならなかったらしくて、女子社員の方が実家に逃げ帰ってしまい、そのまま離婚したと聞いた。
ある日、元夫が我が家の玄関前にずっと正座していた。
一応子供達に「どうする?」って聞くと、「ほっとこ」と一言だけ返ってきた。妹の方は無言だった。
誰か通報したのか、警察が来てうちの様子を尋ねられたので「もう離婚しているし、元夫にはちゃんと住まいがある」と伝えたらそのまま送っていかれたらしい。
少し後悔していることは、出先で「もしかしたら子供達が浮気の証拠動画を見つけるんじゃないか」って思ったけど、たぶん大丈夫だろうと用事を優先してすぐに戻らなかったこと。
見つけたらこうなることは分かってた。
あと、元夫は女子社員とは長く続かないだろうなと思ってた。
2人の関係が分かったあと、こちらの要求(離婚と慰謝料)を伝えても、
「僕達はどんな障害でも乗り越えてみせる」
「2人を引き裂こうとする人がいても、私達は決して別れません」
「すまない、君の気持ちに応えてあげられなくなった」
「お子様たちはパパを奪われてさぞ私達を憎んでいるでしょうね…」
などなど、まるで私が離婚を拒否しているかのような物言いが多かった。
子供達は動画を見てからは、離婚に賛成していたし、女子社員は母子家庭で「母に反対されたらどうしよう…」とか言ってたけれど、怪しいと思ってる。
私は2人の幸せを祈ったりなんかもちろんしなかったけれど、破局しろとも思わなかった。
ただ、ダシにされるのが嫌だったので努めて事務的に進めた。何も燃料を私が提供することなんてないと思ったから。
けれど、結果的に2人の破局を早めたんじゃないかって思ってる。
○ありがとう、ハリーポッター!ありがとうJ・K・ローリング!と思った出来事
自分がよく使う通勤電車内に「タックル男」ならぬ「タックルババァ」が居た
ババアと私は同じ駅で降りるんだが、ババアはいつも前の人をタックルで押し退けながら、時には暴言吐きながら我先にと降りてエスカレーターを駆け上って行く
とある県立高校の最寄り駅だから、降車するのはほぼ学生さん達なんだけど、特に女子高生に当たりが一番強かった。
そういうのを見てるのでババアの傍には近寄らないように、背後を取られないようにババアが向かった降車口からは降りないようになどの対策してたんだけど、今日は件の県立高校の入試があるらしく、いつもより見慣れない制服の学生さん達が多くて、降車に気を取られてる内にいつの間にかババアが自分の背後にいた
「ヤバい、タックルされる!」と思った時には背中に背負ったリュックに嫌に硬い衝撃があった
どうやらいつもより多い人数で苛立ち、タックルではなくグーで自分のリュックを殴った模様
さすがにムカつくので、
「おい!」
っと怒鳴って振り返ったらなぜかババアは手を抑えながら涙目
そのままいつのも罵声や舌打ちもせずババアはエスカレーターを駆け上って行った
そういえば今日はいつもの通勤リュックにとある童話の原書を3冊入れてた
もしかしたら殴った箇所が本の角だったかもしれない
だからあんなに痛そうにしてたのか
ありがとう、ハリーポッター
ありがとうJ・K・ローリング
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