『ファミコンあるある!』”ドラクエ”や”FF”や”マリオ”のあるあるもあるよ!
ファミリーコンピュータ
任天堂より1983年(昭和58年)7月15日に発売された家庭用ゲーム機。
一家に一台あったと言われるほどに普及したファミコン。
このファミコンにはいろんな”あるある”が存在します。
今回は「星の数ほど存在するかもしれない」と一部の人が言っている”あるある”を紹介したいと思います。
ファミコンあるある
あるある1、冒険の書が消える(ドラゴンクエスト3)
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』は、1988年(昭和63年)2月10日に発売された国民的RPG。
「触れたら最後、日本全土がハルマゲドン」のキャッチコピーで販売を開始されたこのゲームは社会現象を惹き起こすほどに爆発的に売れました。
たくさんの人を楽しませてくれたドラクエ3。このゲームは同時にたくさんの人に絶望感も与えました。
セーブデータが消えるという現象で。
『もう少しでクリアーだ』というところまできてセーブをする。翌日、プレーを再開するためハードの電源を入れる。すると恐ろしい音楽とともに『セーブデータが消えた』というメッセージがテレビ画面に表示される。
その画面を見て、絶望するプレイヤー。
この絶望の顔を何千万人ものプレイヤーが浮かべたのです。これも一つの社会現象です。
みんながセーブデータ消えて絶望の表情を浮かべるという社会現象です。
こんな異常な社会現象を惹き起こしたゲームは後にも先にもないと思います。
この社会現象は永遠に語り継がれることでしょう。『そして伝説へ』というサブタイトルは現実となるのです。
あるある2、復活の呪文が違います(ドラゴンクエスト1&2)
これもセーブに関する現象です。
パスワードを入力することによってゲームを中途から始められるシステム。
昔のゲームはこのシステムを使ったものが多かった。
ドラクエ1&2もこのシステムが使われていました。
パスワードはゲームプレー中に表示されます。このパスワードを入力画面で正確に入力しないとゲームを中途から始められません。
『復活の呪文が違います』
ドラクエ1&2ではパスワード入力をミスるとこのメッセージが表示されます。
多くのプレイヤーがこのメッセージを目にし、絶望し、中途からゲームを再開できないという悲劇に見舞われました。
この現象も一種の社会現象になりました。
この現象を惹き起こしたものの中には熱を出して寝込んだり、カセットを壁に投げつけたり、真っ白に燃え尽きたみたいな感じになったりした者がいたそうです。
あるある3、友達と喧嘩になる(アイスクライマー&マリオブラザーズなど)
昔のゲームにも二人対戦できるゲームが数多くありました。
アイスクライマーとマリオブラザーズ。
数多くのプレイヤーがこのゲームで対戦しました。
結果、たくさんの喧嘩を惹き起こしました。
友達同士で殴り合いをしたり、口汚く罵り合ったり、頬をひっぱり合ったりなどの喧嘩が全国各地で頻発しました。
この喧嘩が原因で絶交したり、転校したり、先生に言いつけたりした人もいたそうです。
先生「お前たち、どうして仲悪くなったんだ。あんなに仲が良かったのに」
生徒A「こいつがバトルを仕掛けてきたんです」
先生「バトル?」
生徒A「マリオブラザーズでバトルを仕掛けてきたんです。俺は楽しく遊びたかったのに」
先生「バトルを仕掛けたのは本当か?」
生徒B「本当です」
先生「どうしてバトルを仕掛けた?」
生徒B「むしゃくしゃしてたんです。母ちゃんに怒られて」
という感じに先生に怒られた人もたくさんいたそうです。
アイスクライマーとマリオブラザーズ。遊んだことない人はぜび友達といっしょに遊んでみてください。なぜ喧嘩することになるのかがわかると思いますよ。
あるある4、主人公が弱い(スペランカー&トランスフォーマー)
むちゃくちゃ主人公が弱い。すぐ死ぬ。石につまずいただけで死ぬ。敵に軽く触れただけで死ぬ。ゲームが始まって数秒後に死ぬ。
スペランカーとトランスフォーマーの主人公はそんな弱々しい主人公でした。
腹立つくらい弱々しい主人公でした。
主人公が死んだ瞬間、コントローラーを壁の投げつけたい衝動に駆られるときがあるくらい弱々しい主人公でした。
『子供がゲームのコントローラーを壁に投げつけるんです』という悩みを抱える主婦が増えたとか増えなかったとかいう噂を耳にしたことがあります。
ゲームが原因で子供が癇癪を起こして暴れる現象は昔からあったということです。
みなさん、ゲームのやりすぎには注意しましょうね。やりすぎるとゲーム障害になっちゃうかもしれませんからね。
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あるある5、借りパクされる
貸したゲームが返ってこない。
その現象を借りパクされると言います。
借りたものを返さない。そういう人は今も昔もいます。そういう人が他人からゲームを借りて、借りパクをするのです。
借りパクしたゲームを中古ショップで売る。
そんな悪質な借りパク野郎もいました。
借りパクされたゲームが中古ショップで売られているのを見たときの衝撃。今でもその衝撃が忘れられないという人もいます。
そんなトラウマを植えつける可能性のある借りパク。
良い子のみんなはぜったい真似しないでね。
あるある6、ソフトの後ろに名前を書く
自分の持ち物に名前を書く。
子供の多くは、そのルールを真面目に守ります。
そんな真面目な子供たちの中には、ゲームソフトにも名前を書く人がいました。
中古ショップのファミコンコーナーで見かけたことありませんか?ソフトの裏に名前が書いてあるものを。『鈴木』とか『田中』とか『寛之』とか『隆広』とか『高木裕子』とか書かれたものを。
ファミコン好きなら見たことがあると思います。
それは持ち主の真面目さの表れです。同時に借りパクされたくないという心理の表れでもあります。
名前を書いておけば借りパクされないだろうという安心感を得るために名前を書くのです。
そんな安心感を得なければソフトを貸せないほどに当時、借りパクが流行っていたのです。全国規模で流行っていたのです。
中古ショップで名前の書かれたソフトを見かけたとき、『このソフトの所有者は借りパクされたくなかったのだろうな』と生温かい目でその名前入りのソフトを見てやってください。
あるある7、ファミコン探偵倶楽部のやりすぎで夜トイレに行けなくなる
ファミコン探偵倶楽部、通称『ファミ探』はホラー要素の強いゲームです。
主人公は高校生くらいの男子。この男子が恐ろしい連続殺人事件に巻き込まれていきます。
物語の中で死者が蘇る話が出てきたり、死んだ女子高生の幽霊の話が出てきたりします。
僕的には死者の蘇る話が出てくる『消えた後継者』(一作目)のほうが怖かったです。
もちろん、幽霊話が出てくる『後ろに立つ少女』(二作目)のほうも怖いのですが、個人的には一作目のほうが怖いと感じました。
幽霊よりも死者が蘇るほうがインパクトが強いから怖いのかもしれません。(あくまで個人的な意見です)
土葬によって地中に埋められた死体が蘇り、夜な夜な村の中を徘徊する。恨みを晴らすために徘徊し続ける。
そんな感じの話だったと思います。
子供がそんな怖い話の登場するゲームをしていたら夜トイレに行けなくのは当然のことです。
たくさんの子供が夜トイレに行けなくなり、おねしょをしたとかしないとかの噂を聞いたことがあるようなないような気がします。
あるある8、ソフトをふうふうし過ぎてむせる
ハードの電源を入れてもゲームが起動しないとき、多くのプレイヤーがソフトの大事な部分に息を吹きかけました。
ハードにセットしたソフトを取り出し、ソフトの大事な部分に息を何度か吹きかけ、再びハードにセットし、電源を入れる。すると高確率でゲームが起動するのです。
でもあくまで起動する確率が高くなるだけでいくら息を吹きかけてもなかなか起動しないときもあります。
そういう状況になったとき、プレイヤーは過剰なまでに息を吹きかけてしまいやすくなります。
過剰なまでに息を吹きかけ始めたプレイヤーは、息を吹きかけすぎたことが原因でむせてしまう。ゴホゴホと咳き込んでしまう。
ファミコン世代にはそんなむせや咳き込みを経験した人が無数にいました。喘息が悪化した人もいたと僕の友達は言ってました(たぶん嘘)ふうふうしすぎて失神した人もいたと近所のお兄さんが言ってました(たぶん嘘)
あるある9、ネタバレされてキレる
「ラスボス・ゾーマって言うんだぜ」「ゾーマはアレフガルトにいるんだぜ」「犯人はヤスなんだぜ」「綾城アキラは墓の下に埋まってるんだぜ」
とかネタバレするふざけた野郎が全国各地に出没しました。
これにキレた人も無数に現れました。
楽しみにしていたミステリー小説。その物語の犯人を言われたら誰だって腹が立ちますよね。それと同じことをゲームのネタバレする奴らはしていたのです。
ネタバレされたからネタバレし返して、ネタバレし返されたから、再びネタバレをする。
そんなネタバレスパイラルに陥った人が1980年~1990年台にはたくさんいたそうです。
ガンダムSEEDというアニメに以下のようなセリフが登場します。
カガリ「殺されたから殺して 殺したから殺されて それで本当に最後は平和になるのかよ」
このセリフを聞いたとき、僕の脳裏に浮かんだのは友達とネタバレをし合った日々でした。
ネタバレをどれだけし合っても幸せにはなれない。ガンダムSEEDのこのシーンを見たあと、そう思いました。
みなさん、友達とネタバレ対決してませんか?そんなことをしても幸せにはなれませんよ。だからやめたほうがいいですよ。
あるある10、無限増殖しすぎて即ゲームオーバー(スーパーマリオブラザーズ)
スーパーマリオブラザーズ。1985年(昭和60年)9月13日に発売された任天堂を代表するゲーム。
このゲームには無限増殖という裏技が存在しました。
階段から降りてくる亀を踏みつけ続けることによって無限に残機が増え続けるという裏技は残機を増やしすぎると一度死んだだけでゲームオーバーになってしまうというデメリットが存在しました。
このデメリットのせいで多くのプレイヤーが涙を流しました。
一生懸命働いて貯金がたくさん貯まったと思っていたサラリーマンが妻に預けていた通帳を久しぶりに見たら残高ゼロになっていた。妻の使い込みのせいだった。妻はギャンブル依存症だった。
みたいな物語を連想させるようなこの無限増殖のデメリット。
任天堂の開発人はなぜこんな理不尽なデメリットを作ったのでしょうか?
あるある11、長いダンジョン&高い塔に絶望する
たとえばファイナルファンタジー3のクリスタルタワー。この塔はクリアーするまでに時間かかります。ほとんどの人が最深部に辿りつくまでに3時間くらいかかります。
約3時間かけてたどりついた最深部にはラスボスがいます。このラスボスが強い。まず初見で倒せる人はいません。
長いクリスタルタワーを攻略したあとに強いラスボス。もう最強コンボです。
この最強コンボに何人のプレイヤーが絶望を抱いたことか。
あとミネルバトンサーガっていう隠れた名作にも長いダンジョンが登場します。
この長いダンジョンで何度も僕は迷子になりました。
ダンジョンが長いだけではなく、敵のエンカウント率も高い。だからすごくシンドイ。ドラクエ2のロンダルキアの洞窟を思い出すくらいシンドイ。思い出すだけで嫌な気持ちになるくらいシンドイ。
一度、ミネルバトンサーガの長いダンジョンを経験してみてください。そうすればそのシンドさを実感できると思います。
あるある12、ゲーム中に音楽鑑賞を始めてしまう
ゲームを盛り上げてくれるBGM。そのBGMの中には心に響き渡るような素晴らしい音楽があります。そういう音楽がゲーム中に流れ始めるとプレイヤーの中にはうっとりと聞き入ってしまう人がいます。
きっとプレー中にうっとりと聞き入ったことのある人、読者さんの中にいると思います。
ここで僕が思わず聞き入ってしまった曲をいくつか紹介したいと思います。
僕はこのミネルバトンサーガのフィールドの音楽が大好きなんですよね。今でもときどき無性に聞きたくなる音楽のひとつです。
ほかにもドラクエ3のフィールドの音楽やFF2のフィールドの音楽が好きです。
●youtube.com/ドラゴンクエストⅢ 冒険の旅 FC BGM
●youtube.com/ファイナルファンタジー2 フィールド
ほかにもいっぱい好きなゲーム音楽がありますが、際限なく紹介し続けてしまいそうなのでこの辺で紹介を終わりにしようと思います。
あるある13、FF派vsDQ派
ファイナルファンタジー信者たちとドラゴンクエスト信者たちのバトルは全国各地で開始されました。血で血を洗う両軍の戦いは泥沼の戦いに陥り、今でもドロドロと戦いが続いています。
ちなみに僕はFF派でした。でも、それは演技的FF派でした。どっちかを選べないと酷い目に遭いそうだったので仕方なしにFF派を選んだんです。
実際の僕はFFもDQもどっちも好きな男でした。
あるある14、あと10分だけと言いながら結局3時間くらいやってしまう
ああ、もう3時間くらいゲームしてる。もう深夜12時を回っている。そろそろやめなくては。あと10分くらいやって終わりにしよう。
と、思ってプレーを続ける。が、プレーを続けているうちに夢中になってしまって、時計を見ると午前3時を回っていた。
そんな経験をしたことがある人はたくさんいると思います。
僕もその1人です。ドラクエやFFなどのRPGをプレーしているときはよくその経験をしました。そのせいで何度学校で居眠りをしたかわかりません。
あと10分と思って続けた結果、夜明けをむかえてしまったことも何度もあります。
まぶしい朝陽を見ながら『またやっちまった』とつぶやいた中学2年の夏。今でも鮮明に覚えています。
あるある15、好きな人の名前をキャラにつける
愛美ちゃん。
僕の小学生のとき、好きな女の子の名前です。
この名前をドラクエ3の女僧侶につけたことがあります。
『あいみ』と名づけられた女僧侶と僕の名前が名づけられた男勇者の冒険。”あいみ”ともに戦い、ともに宿に泊まり、ともにフィールドを歩いたあの日々。いろんな妄想を抱きながら冒険を続けたあの日々。
そんな日々の思い出が僕の心のアルバムに保存されています。
愛美ちゃん。今、何してるかな?
リアルの愛美ちゃんにぱふぱふしてもらいたかったな。
当時の僕はむっつりスケベでした。そんなHなことをよく夢想していました。ぱふぱふがどんな行為なのかもわからないのに夢想してました。
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