新入社員の諸君!『五月病・プチうつ病・ブルーマンデー』の予防法を伝授します!

『五月病・プチうつ病・ブルーマンデー』の予防法

予防法1、自分を責めない

未熟な自分、失敗の多い自分を責めないでください。

失敗を反省することは必要です。でも失敗した自分を責める必要はありません。

失敗するごとに自分を責めていたら劣等感が強くなってしまいます。劣等感は人の自信や尊厳や意欲を低下させます。

つまり、自分を責めれば責めるほどに自信や尊厳や意欲が低下してしまうということです。

劣等感によって自信や尊厳や意欲を低下させないためにも失敗しても自分を責めないでください。

責める時間があったら反省してください。反省して自分の悪い部分を明らかにしてその部分を改善する努力をしてください。

そのほうが合理的で健康的です。

うつ病患者の特徴の中に自分を責めるという特徴があります。

うつ病患者は自分を責めてしまうことが多いのです。

しかも「会社の業績が悪化したのは自分のせいだ」とか「部下の失敗は自分のせいだ」とか「上司が不機嫌なのは自分のせいだ」とか自分のせいではないことまで自分のせいだと思い、自分を責めてしまう場合があるのです。

うつ病になると自分のせいではないことまで自分のせいにしてしまう場合があるのです。

自分を責める癖がついてしまうとこのうつ病患者のように不条理な自分の責め方をしてしまうようになるリスクが高くなってしまいます。

だから失敗したときは「自分はダメだ」「情けない」「なにやってんだ」「馬鹿が」と自分を責めるのではなく、失敗を反省し、改善法を考えてください。

自分を責めるは自分にダメージを与えるための行為です。失敗した自分を罰するための行為です。

対照的に反省は自分を成長させるための行為です。自分の失敗を認め、自分の失敗を反省し、改善し、よりよい自分になるための行為です。

自分を罰する”責める”をするのではなく、自分を成長させる”反省”をしましょう。

予防法2、過剰な完ぺき主義に陥らない

完璧を目指すことは大切なことです。仕事を完璧にこなす、人付き合いを完璧にこなす。新人のときは誰もがそれを目指します。

でも、残念ながら新人のうちは完璧にこなすことは不可能です。経験不足、技術不足、知識不足なのだから当然のことです。

だから新人のうちはあまり完璧ばかりを求めないでください。完璧さを求めるより昨日の自分と比較することを重視してください。

未熟な過去の自分と比較して今の自分がどの程度成長しているかを重視してください。

それができれば完璧な理想像と比較してブルーな気持ちになることは少なくなるはずです。

完璧に仕事をこなしている理想像、円滑な人間関係を築いている理想像と未熟な自分、へたくそなコミュニケーションの自分を比較すれば間違えなくブルーな気持ちになります。自己嫌悪を感じたりもしてしまいます。

理想像と今の自分を比較し続ければブルーな気持ちや自己嫌悪が大きく成長してしまいます。

そうならないためにも過去の未熟な自分と今の自分を比較して、どの程度自分が成長しているかを確認するようにしましょう。

過去の自分と比較するためにはデーターが必要です。だからもし、失敗をしたときはその失敗をメモっときましょう。そうすればいつでもそれを見返すことができるようになり、自分がどの程度成長したかを把握することができます。

大事なのは今の自分を成長させることです。それは理想を追い求めるよりも大事なことです。理想よりも今の自分を成長させることを重視しましょう。理想はときどき確認するだけで充分です。

理想よりも今の自分の成長を重視する。そのために過去の自分と今の自分を比較する。そうすれば自分は成長していると実感できます。

成長を実感したあとは失敗を反省し、成長するために方法を考えましょう。そうすれば明日は今よりもより良い自分になれるはずです。

千里の道も一歩から

千里の道も一歩からという言葉があります。

どんな夢や目標にも一歩目があるよ、という意味の言葉です。

千里の道は約4000kmだそうです。長いですね。

あるところに4000kmの道のりを歩み出した旅人Aと旅人Bがいました。

旅人Aは、一歩を踏み出したとき、遥か先にある目的地(約千里の道のり)を考え、『長いな』と思い、憂鬱な気分になりました。

旅人Bは、一歩を踏み出したとき、後ろを振り、『さっきより一歩進んだ』と思い、気持ちが軽くなりました。

前者は理想ばかりを重視する考え方と同じです。

そして後者は今の自分と過去の自分を比較する考え方と同じです。

どっちのほうが精神的にプラスになるかは一目瞭然ですね。

理想は持つことは大事です。ときには理想を重視することも大事です。でも理想ばかり重視する生き方はシンドイです。だから理想ばかり重視せず、過去の自分と今の自分を比較することを重視する生き方を身に付けてください。

そうすれば精神的に楽に生きられますよ。

新人社員さんはまだ社会人としての人生が始まったばかりです。理想よりも少しでもより良い自分になることを重視してください。そして成長してゆとりが出来たとき理想を意識してみてください。

予防法3、悩みや問題を頭の中だけで処理しようとしない

悩みや問題が生じたとき、頭の中だけで考えないようにしてください。紙に書いている余裕がない場合は頭の中だけで考えるしかありませんが、紙に書く余裕がある場合には悩みや問題を紙に書き、それを見ながら考えてください。

紙に書けば悩みや問題を目に見える形に出来ます。一度目に見える形に出来れば、ずっとそれを見ながら考えることができます。

頭の中だけで悩みや問題を考えていると考えの堂々巡りに陥る率も高くなります。考えているとき「あれ、さっきも同じこと考えていたな」という状態に陥ったときありませんか?それを何度も繰り返してしまったことありませんか?頭の中だけで考えているとそんな状態に陥る率が高くなるんです。

だから考えるときは紙に書きながら考えるようにしましょう。パソコンに考えを打ち込みながら考えるにもOKです。

とにかく考えを目に見える形にしましょう。そうすれば悩み・問題を忘れたり、思考の堂々巡りに陥ったりしなくなります。

とにかくメモる余裕があるならメモる。それを習慣づけましょう。そしてメモを見返す→考える→結論を出すも習慣づけましょう。

自分だけで結論が出せない場合は先輩に相談したり、親に聞いたり、同僚に聞いたりしましょう。

聞かぬは一生の恥です。一生の恥をかかないためにも聞けることは聞きましょう。

予防法4、ストレスを溜めすぎない

考えすぎて夜更かしをしたり、仕事をがんばり過ぎたり、人間関係を良くしよう努力し過ぎたりするとストレスが溜まってうつ病になるリスクが高くなってしまいます。

考え事は○○時まで、勉強は××時まで、と予定を組み、がんばり過ぎを予防しましょう。休めるときは休む、遊ぶときは遊ぶ、仕事をするときは仕事をする、とオン・オフのある生活を送れるようになりましょう。

夜更かしはなるべくしないようにしましょう。寝不足は仕事のストレスを増大させます。ストレスの増大はうつ病のリスクを高めますので夜更かしはしないほうがいいです。

栄養バランスの良い食事を心がけましょう。栄養バランスの悪い生活はストレスを溜まりやすくします。うつ病だけでなく、ほかの病気(風邪、胃潰瘍、胃炎など)にもなりやすくなります。好きなものだけを食べるのではなく、栄養バランスも考えて食事を食べられるようにもなりましょう。

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栄養はストレスに強い体を作るのに必要なものです。動物性タンパク質、植物性タンパク質、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、亜鉛、鉄などさまざまな栄養をバランス良く摂取しないとストレスに強い体を作ることができません。

ストレスに負けない体を作るためにも栄養バランスの良い食事を学び、食べましょう。

栄養はサプリメントより食事から摂取するほうが効果的です。サプリメントはどうしても栄養バランスの良い食事を取れないときに服用しましょう。

ストレスは万病のもとと言われています。ストレスに強い体を作れる食事、効果的なストレス解消法、ストレスを溜めないですむ方法を身につけましょう。

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