「無性に●●が食べたい!」 そう思うのは新型栄養失調が原因かもしれない!
無性に●●が食べたくなることってありませんか?
無性にカレーが食べたい。無性に甘いものが食べたい。無性にラーメンが食べたい。無性にミカンが食べたい。
そういうときってありませんか?
ありますよね。
それって新型栄養失調が原因かもしれませんよ。
新型栄養失調とは?
カロリーは足りているのに必須栄養素が不足している状態を新型栄養失調と言います。現代型栄養失調とも言われています。
この新型栄養失調は太っている人でもなる可能性があります。
太っている人の中には、デタラメな食生活をしている人がいます。
朝は牛丼。昼はラーメン。夜は焼肉。夜食にカップラーメン。そんな食生活を毎日のように繰り返す人がいます。
そういう人は確実に新型栄養失調に陥っています。
カロリー重視の食生活をしているようなものだからです。
現代の食事でカロリーが不足することはまずありません。でも栄養が不足することはよくあることなのです。
毎日、栄養をきちんと摂取することはとても難しいことだからです。
難しいことだから新型栄養失調に陥る人が多いのです。
どうして新型栄養失調になるのか?
理由1、ダイエット
ダイエット始めるとほとんどの人が食事制限をします。食事制限をすれば栄養不足になる可能性が高くなります。
人には、一日に摂取しなければならない栄養素があります。
まず摂取しなければならない栄養素には三大栄養素というものがあります。この3つの栄養素は私たち人間の生命維持や身体活動に欠かせないものです。体温を一定に保つにも心臓を動かし続けるにも免疫力を維持するにも若さを維持するにもこの三大栄養素は欠かせないものです。
さらにこの三大栄養素の他にもミネラルやビタミンといった栄養素も摂取する必要があります。
これらの栄養素をバランスよく摂取しないと栄養不足に陥ってしまいます。
理由2、好きなものばかり食べる
好きなものばかり食べていると栄養が偏りやすくなります。
例えばコンビニでお肉の弁当ばかり買って食べている人は、ビタミン不足やミネラル不足になってしまいます。
お菓子ばっかり食べる人は、ほどんどの栄養素が不足してしまいます。
●世の中には美味しいものがたくさんある
世の中には安価で美味しいものがたくさん存在しています。美味しいものばかりを食べていると知らず知らずのうちに栄養不足に陥ってしまう場合があるので注意が必要です。
一度、自分の食生活を振り返り、栄養に偏りがないかチェックしてみてください。
●良薬は口に苦けれども病に利あり
『良薬は口に苦れども病に利あり』という孔子の言葉があります。良薬は苦いけど、効果抜群だという意味の言葉です。
栄養のある食べものには苦いものや酸っぱいものや奇妙な味のものがあります。
たとえば納豆。
納豆は独特の味と匂いがします。この味と匂いを嫌う人がたくさんいます。でも、この納豆にはさまざまな栄養素が豊富に含まれています。「畑のお肉」呼ばれる納豆には豊富な植物性タンパク質が含まれています。ナットウキナーゼという納豆独自の栄養素の含まれています。この栄養素は血管の健康を守る働きがあります。
ひじき。
ひじきも独特の味がする食べものです。おまけに見た目も悪いです。でも、このひじきにもカルシウム・マグネシウムなどが豊富に含まれています。どちらも体の健康の守るためには必要な栄養素です。
他にも刺身、玄米、ピーマン、アボカドなど味や匂いに難がある食べものがあります。でも、それらには体に必要な栄養素が豊富に含まれています。
匂いや味に難がある食べ物は食べたくないと思うのは当然のことです。
でも、そういう匂いや味に難がある食べ物の中には、栄養素がたっぷり含まれているものがあることを覚えておいてください。
もし、栄養失調に陥ってしまったとき、体のために食べてみようかなと検討してみてください。
今は、さまざまな料理法があります。匂いや味のきつい食べ物も料理次第で美味しい食べ物にすることも可能です。
あの強烈な味のピーマン。その独特の苦味を消す方法だってあるんですよ。
詳しくはピーマンの苦味を消す7つの方法をご覧ください。
このように独特の苦味や臭みなどのある食品を美味しくする料理法があるんです。
今はネットで検索すれば、その料理法を簡単に知ることができます。
一度、ネットで検索をして、苦手な食材を美味しくする料理に挑戦してみてはいかかでしょうか?
理由3、忙しいため
忙しくて時間がない。時間がないため食事の栄養バランスなんて考えている暇がない。そういう人が現代人には増えています。
そういう人はどうしても栄養の偏った食生活を送りやすくなってしまいます。栄養の偏った食生活を送り続ければ、新型栄養失調に陥ってしまいます。
理由4、栄養に関心が薄い
味に強い関心を持つ人はたくさんいます。美味しいものは人を幸福な気分にしてくれます。だから関心を持つ人が多いのだと思います。僕もその1人です。美味しいものは僕を幸せにしてくれる。だから味に強い関心を持っています。
一方、栄養のあるものは必ずしも幸福感を感じさせてくれるとは限りません。中には苦味のキツイものや酸味のキツイものもあります。見た目の悪いものだってあります。栄養のあるものの中にはそういうものがあります。だから栄養に関心を強く持つ人が少ないのだと思います。
栄養のあるもの=マズイもの
というイメージがあるせいで栄養に関心が薄い人が多いのだと思います。
栄養に対して関心が薄くなれば、栄養が偏るリスクが高まり、栄養不足陥るリスクも高まります。
新型栄養失調になるとどうなるのか?
栄養失調になるとさまざまな症状が生じます。
主な症状を紹介します。
●身体的症状
・痒みがひどくなる
・だるさを感じる
・病気になりやすくなる
・頭が冴えない
・記憶力低下
・思考力低下
など
●精神的症状
・神経質になる
・イライラしやすくなる
・キレやすくなる
・攻撃的になる
・感情的になる
・憂鬱になる
・情緒不安定になる
・意欲低下
●行動の変化
・過食しやすくなる
・暴飲暴食しやすくなる
・眠りが浅くなる
・なかなか眠れない
・中途覚醒が増える
・どれだけ寝ても疲れがとれない
・ミスが増える
・ネガティブなことを考えてしまう
などの症状が生じます。
新型栄養失調になるとこのような症状が生じます。栄養失調が酷くなるほどに症状も酷くなります。
健康維持に必要な栄養素が不足しているのですから、さまざまな症状が生じるのは当然のことです。
新型栄養失調になると●●が食べたくなる!?
新型栄養失調になる原因は、特定の栄養が不足することです。
例えばビタミンが不足すれば、ビタミン不足による栄養失調になります。タンパク質が不足すれば、タンパク質不足による栄養失調になってしまいます。
特定の栄養素が足りなくなることによって新型栄養失調になってしまうんです。
新型栄養失調になったとき、その栄養不足を補うために無性に●●が食べたくなる可能性があります。
例えばビタミンが不足している人はビタミン豊富なものを食べたいと思う可能性があります。タンパク質が不足している人はお肉を食べたいと思う可能性があります。
なぜそんな可能性があるのか?
それは人の体にはそんな栄養不足を補おうとするシステムがある可能性があるからです。
あくまで可能性の話です。仮説です。科学的に実証された仮説ではありません。
人は空腹を感じたとき、食べ物を食べてその空腹を補います。この空腹を補おうとする行為は自分の命を守る行為です。人はその行為を意識的無意識的に繰り返します。これはつまり人の中に食べることによって自分の命を意識的無意識に守ろうとすシステムがあるということです。
このシステムはきっと栄養不足のときにも働くに違いない。
そう僕は思っています。
栄養不足という状態は命が脅かされている状態です。栄養が不足していると病気になりやすくなったり、怪我をしやすくなったり、回復力が低下します。ビタミンCが不足すれば壊血病になる場合だってあります。
栄養不足の状態はどう考えても命が脅かされている状態です。
そういう状態になれば、栄養不足によって命を脅かされれば意識的無意識に命を守るシステムが働き、「●●が不足しているから●●が含まれている食べ物を食べろ」という信号を脳へ送られ、その結果●●が無性に食べたくなると僕は思うんです。
人の中にはこういうシステムが存在すると僕は思うんです。
こういうシステムがなければ人は死んでしまう可能性が高くなってしまうと思うんです。
生存率を高めるためにもこういうシステムが存在していると僕は思うんです。
これはあくまで仮説です。でも、僕はこのシステムが存在していると強く思ってます。このシステムがあるから無性に●●が食べたいと思うことがあるのだと強く思っています。
妊婦が酸っぱいものが食べたくなるのもこのシステムが働いたからという場合があると僕は思ってます。
年を取るとヘルシーなものが食べたくなるものこのシステムが働いたからという場合があると僕は思ってます。
サラリーマンが酒を飲んだあとにラーメンが食べたくなるものこのシステムが働いたからという場合があると僕は思ってます。
●仮説を証明するかもしれない事例
▲お酒を飲んだあと、ラーメンが食べたくなる理由
アルコールが体内に入るとまず胃で20%、残りの80%が小腸で吸収されて血管に入り、肝臓に送られます。そして肝臓でアルコールが分解されます。この時に非必須アミノ酸のアラニン、グルタミン酸。ミネラルの一種である亜鉛。ビタミンB1が必要になってきます。実はラーメンやうどん等、お酒のあとに食べたくなる物にはこの4つの栄養素のうち、アラニン・グルタミン酸・亜鉛が多く含まれているのです。アラニンは豚肉や豚のゼラチン質、鰹節等に多く含まれ、グルタミン酸は小麦タンパク、大豆等に多く含まれています。そして亜鉛は牡蠣を代表とする貝類やカツオに多く含まれているのです。
体がそれを欲してシメのラーメンやうどんを要求するのです。
摂取したアルコールを分解に必要な栄養素を体が求める。ラーメンにはその栄養素が豊富に含まれている。だからラーメンが食べたくなる。
ということらしいです。
これが事実なら僕の仮説も事実であるということになります。
でも、これも科学的に証明されてはいないようです。
▲その他の●●が食べたくなる理由
単純に●●が好きだから食べたくなった、という場合があります。他には塩辛いものばかり食べたから甘いものが食べたくなった、という場合もあります。
●●が不足したとき、食べたくなる食べ物を紹介(あくまで仮説です)
※あくまで仮説です。チョコレートが食べたくなったからといって『マグネシウム不足』が原因だとは限りません。マグネシウム不足が原因である可能性があるというだけです。
チョコレートが食べたくなるのは糖質依存になっている可能性もありし、糖質が大好きなだけの可能性もあります。
自分が本当に栄養不足に陥っているかどうかを判断するには自分の食生活を把握する必要があります。自分がどういう食生活をしているか。1週間の食生活、1ヶ月の食生活を把握することによって、自分が栄養不足に陥っているかを判断することができます。
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