痩せない!太る!原因は代謝のせい!?『基礎代謝』を低下させる7つのNG習慣

基礎代謝とは?

生きていくために最低限必要な生命活動。たとえば内臓を働かせたり、体温を維持したりするのに使われるエネルギーのことです。

1日の総消費エネルギー=基礎代謝(約70%)+生活活動代謝(約30%)

なんと1日のエネルギーの70%が基礎代謝に使われるんです。

基礎代謝を低下させる5つのNG行動

NG1、運動不足

基礎代謝の中で、最もエネルギー消費が多いのは筋肉です。

筋肉を鍛えればさらに消費エネルギーが増えます。逆に筋肉が衰えれば消費エネルギーが減ります。

運動不足になれば、筋力が低下し、基礎代謝も低下し、痩せにくい体質になってしまいます。

痩せにくいだけでなく、太りやすい体質にもなってしまいます。

そうならないためにも運動をし、筋力を維持・向上しましょう。

NG2、偏った食生活

偏った食性活をしていると筋肉を作るのに必要な栄養が不足してしまいます。必要な栄養素が不足すれば筋肉を作ることができず、筋力が低下し、基礎代謝が低下してしまいます。

▲筋肉を作るのに必要な栄養素
筋肉を作るためには、たんぱく質・ビタミンB群・ミネラルなどの栄養が必要です。

1、たんぱく質
たんぱく質は、筋肉だけでなく、内臓・皮膚・爪・毛髪など人の体のいろいろな部分を作るためにも必要な栄養素です。

たんぱく質は、「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」の2つに分類できます。「動物性たんぱく質」は肉類・魚介類・卵・乳製品など動物性の食品に、「植物性たんぱく質」は豆類・穀類など植物性食品に多く含まれています。

たんぱく質は20種類のアミノ酸で構成されています。

これらのアミノ酸は、体内で作り出すことができる「非必須アミノ酸」と体内でつくり出せない「必須アミノ酸」に分けることができます。

一日あたりの平均必要量は、成人男性で50グラム、成人女性で40グラム(妊娠中の方、子どもなどでは必要な摂取量が異ります)

2、ビタミンB群
ビタミンBにはB1、B2、B6、B12などがあり、総称してビタミンB群と言います。

ビタミンB群にはタンパク質を分解する作用があります。

食事からとるタンパク質は、いったんアミノ酸に分解されて、人体に必要なかたちで再合成されます。一部のアミノ酸を体内で作るのに必要なのがビタミンB6です。タンパク質を多量に摂取する人ほどビタミンB6の必要量が増えます。

3、ミネラル
五大栄養素の1つであるミネラル。

(蛋白質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル・・・以上が五大栄養素)

必要とわかっているミネラルは、現在16種類(ナトリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、カリウム、カルシウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素)

主要なミネラル(マグネシウム、カリウム、ナトリウム、カルシウム)はタンパク質や糖質の代謝に関わり、筋肉が合成される過程に欠かせないものです。

▲無性に〇〇が食べたいときは△△が不足している!?
「無性に肉が食べたい!」「脂っこいものが食べたい!」ときがありますよね。そんなときは栄養が不足している場合があります。無性に〇〇が食べたいときは以下の画像を参考に食べ物を摂ってみてください。

NG3、ムリなダイエット

ムリなダイエットは栄養不足になるリスクが高いです。

栄養不足になれば筋肉を作ることが困難になり、筋力量が低下してしまい、基礎代謝が低下してしまいます。

さらにムリなダイエットはストレスを溜めやすい。ストレスが溜まり、体調を崩せば、身体機能が低下してしまいます。身体機能が低下すれば当然、基礎代謝力も低下してしまいます。

ポイント!

ムリなダイエットは栄養不足に陥りやすい。ストレスを溜め込みやすい。だからやめたほうがいい!

NG4、朝食を抜く

●体はエネルギーを求めている

人の平均睡眠時間は7時間くらいです。7時間ぐっすり眠るということは、7時間エネルギー摂取を行っていないということです。

7時間もエネルギー摂取を行っていないということは、体はエネルギー不足に陥っているということです。

当然、肉体はエネルギーを求めています。

その要求を無視すれば体は省エネモードになります。

省エネモードになると活動力を低下します。

活動力が低下すると、眠気を感じたり、だるさを感じたり、やる気が出なくなったり、イライラしたりします。基礎代謝も低下します。

注意!

前日に夜に食べ過ぎた場合は朝食を無理に食べる必要はありません。食べすぎは体に毒だからです。

NG5、冷えを放置する

冷えを放置すると基礎代謝が低下して痩せにくい体になってしまいます。痩せにくい体になるだけでなく病気もしやすい体にもなってしまいます(ムクミ、貧血、生理不順、関節痛、肩こり、腰痛など)

▲冷えの原因は?
原因1、ストレス
ストレス過多の状態が続くと、自律神経のバランスがおかしくなり、体温調整力が低下し、冷えになる場合があります。

原因2、筋肉量の減少
筋肉量が少なくなると、脂肪を熱に変える力が弱くなり、体を燃やすエネルギーが生み出す力も弱くなるため、体は冷えやすくなってしまいます。

原因3、冷たいものの過剰摂取
冷えたペットボトルの飲料を飲みすぎたり、アイスを食べ過ぎたりすると冷え症になる場合があります。

夏でも冷たいものばかり飲んだり食べたりしていると冷え症になる場合があります。クーラーの使いすぎでも冷え症になる場合があります。

原因4、体質
生まれつき冷え症になりやすい体質の人がいます。

原因5、防寒対策が不十分
寒いのに薄着でいたり、暖房器具を使わないでいたりすると冷え症になりやすくなります。

原因6、老化
老化すれば身体機能が低下し、冷え症になりやすくなります。

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NG6、睡眠時間が短い

ショートスリーパーのように特殊な体質の持ち主なら短い睡眠時間でも問題ないですが、普通の人は睡眠が短くなるほどに体調が悪くなります。

体調が悪くなるだけでなく、新陳代謝が低下したり、太りやすくなったり、健康を損ないやすくなったりします。集中力が落ちたり、記憶力が落ちたり、意欲が低下したりもします。イライラしたり、怒りっぽくなったりします。

このように睡眠時間が短くなって体に良いことはひとつもありません。

NG7、長時間座り続ける

長く座り続けると体の代謝機能や血液の流れに悪影響を及ぼしやすくなります。

立ったり歩いたりしているときは脚の筋肉がよく働きます。このとき、筋肉の細胞内では血液中から糖や中性脂肪が取り込まれエネルギーとして消費される「代謝」が盛んに行われます。

ところが座ると、全身の代謝機能を支えてきた脚の筋肉が活動せず、糖や中性脂肪が取り込まれにくくなり、血液中で増えてしまいます。さらに座った状態が長く続くことで全身を巡る血流が悪化し、血液がどろどろになります。

その結果、基礎代謝力が低下してしまいます。

▲座りすぎが死亡率を上げる!?
国内の45歳以上の男女22万人を3年近くにわたって追跡した調査した結果、1日4時間未満の人たちと比べて11時間以上だった人たちは死亡するリスクが40%も高まっていたことが明らかになりました。


“座位行動”研究の第一人者 ネヴィル・オーウェン博士

オーウェン博士「長時間座り続けると、脚にある大きな筋肉が働くのをやめてしまいます。体にあるいくつもの重要なスイッチがオフになってしまうのです。」

そして重要なスイッチがオフの状態が増えると死亡率が高くなってしまう・・・

ポイント!

座っている時間が長い

血流が悪くなる。血液がどろどろになる。代謝が悪くなる。痩せにくくなる。病気になりやすくなる。

死亡率が高くなる。

まとめ

基礎代謝を低下させるNG習慣は以下の通りです。

1、運動不足
2、偏った食生活
3、ムリなダイエット
4、朝食を抜く
5、冷えを放置する
6、睡眠時間が短い
7、長時間座り続ける

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