【学び】空を見上げて、感動して、「ときどき立ち止まって周りを見る大事さ」を学んだ話。

川沿いの道を歩いているとき、ふと空を見上げました。

どうして見上げようという気になったのか?は覚えていません。

とにかく僕は空を見上げました。

そこには青い空が広がっていました。ところどころにコッペパンのような形の雲がいくつか浮かんでいるだけの青空がどこまでも広がっていました。

僕は思わず立ち止まってその空を見続けました。見ているうちに心の中にさまざまな感覚が生まれました。既視感、懐かしさ、感動、悲しみ、喪失感など。さまざまな感情が僕の中に生じました。

子どもの頃、これと似た空を見たことがある気がしました。小学生の頃のような気がしました。ランドセルを背負っていた気がしました。黒くて使い古されたランドセル。小学生の高学年の学校帰りだった気がします。ランドセルを背負った僕は今の僕のようにふいに空を見上げ、感動したような気がします。

もちろん、この記憶は僕の脳が勝手に作り出した創作物なのかもしれません。でも、僕にはこの記憶は真実のような気がしました。その証拠がこの懐かしさや喪失感のような気がしました。

僕は泣きたい気分になりました。

ああ、そういえばずっと泣いてないなと僕は思いました。こうやってまじまじと空を見上げるのも久しぶりな気がしました。

空はいつだって頭上にあります。感動できるような空模様のときだってあります。過去の思い出に浸れる空模様のときだってあります。それなのにこうやってまじまじ見ることがほとんどないというのは普通ではない気がしました。あまりに周りが見えなくなっている気がしました。

あまりに周りを見ない。

それはとてももったえないことであり、とても危険である気がしました。大事なことをたくさん見落としている気がしました。

ときどきでいいから立ち止まって周りを見たほうがいいかもしれない。

その日、僕は空を見上げながら、そう思いました。

※追記
先日、茨城県水戸市の千波湖を眺めていました。そのとき、川で溺れた記憶を思い出しました。小学生のとき、友達と釣りに行ったとき、川に落ちたんです。僕はカナヅチでした。友達が差し出してくれた棒につかまり、なんとか川から出ることができました。もし、1人で釣りに来ていたら大変なことになっていたかもしれません。

千波湖を眺めながら、『ああ、川や湖に近づきすぎるのは危険だな』と思いました。

美しいバラにはトゲがあるように美しい景色にもトゲのようなものがあるんだなと思いました。

みなさんも美しい湖や川などに見惚れて近づきすぎないでくださいね。落ちる可能性がありますから。

あっ、男性の方。運転中に街中を歩く綺麗な女性に見惚れていると事故る可能性が高くなりますのでやめたほうがいいですよ。見惚れるなら車を降りて、安全な場所から見惚れてください。でも、見惚れすぎると警察に職質されるリスクが高まるのでほどほどにしておいたほうがいいですよ。

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