褒めることの重要性を証明した“南部自動車学校” 叱責しかできない上司や先生は見習ってほしい
「このバックの確認いいな!あぁ、素晴らしい」。
決して叱らない「ほめちぎる教習所」が三重県にあります。以前は「鬼教官」だったそうですが、ほめて伸ばす指導方針へと大転換したところ、生徒数はV字回復。生徒の運転技術も向上したそうです。(映像提供:日テレNEWS24)https://t.co/nED66EwZja pic.twitter.com/nEFmmYgmmK— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年3月16日
“南部自動車学校”は、少子化や車の需要減少などを理由に1993年をピークに生徒数は減り続けていました。だが2017年の卒業生は県内最多でした。
教習中に褒めるを取り入れた結果、その評判が口コミで県外へも広がり、生徒数はV字回復したのです。
さらに、ほめ始めてから生徒の運転技術も向上。卒業検定の合格率は上がり、卒業後の事故率も減少したといいます。
これは褒めることがいかに大事かを痛感させられる事例です。
教育心理学者ローゼンタールの褒めることの大事さを証明する実験
アメリカ合衆国の教育心理学者ローゼンタール。
この人が褒めることの大事さを痛感させられるような実験を行っています。
実験内容は以下の通りです。
同じ試験の結果に対して、教師はAクラスには間違いを指摘し注意して叱責する指導を行い、Bクラスには「よくできている。立派なクラスだ」などと褒める指導をしました。
その結果、Aクラスは成績が低下して欠席者や遅刻者が増加し、サボる者さえ出現しました。
一方、Bクラスは全員の成績が著しくアップし、欠席者もほとんど見られなかったのです。
褒められたBクラスのほうが良い結果を得ることができたのです。
ローゼンタールは、この実験結果から、人間は褒められたり期待されたりすると良い結果が出やすくなると、結論づけました。
この結論の正しさは、上記の教習所の事例が証明しています。
人は褒められると良い結果が出やすくなる。
これは事実です。
ほとんどの人がこの事実を知っています。
でも、今だ社会には叱責ばかりしている先生や上司がいます。
叱責ばかりしていれば、部下や生徒のやる気が低下したり、集中力が低下したり、成績が低下したりするリスクが高まります。
このリスクはローゼンタールの実験によって証明されています。
叱責ばかりしている先生や上司。いい加減、叱責ばかりするのはやめませんか?叱責ばかりして部下や生徒のやる気や集中力や成績を低下させるリスクを高めるのやめませんか?
そんなことしても会社のためにも社会のためにもなりませんよ。
現代社会はストレス社会です。そんなストレス社会の中で叱責ばかりされた部下や生徒はより強いストレスに苛まれることになってしまいます。
そんなストレスを増幅するような真似、いい加減やめたあげてくれませんか?ストレスを増幅させ、うつ病率を高める真似はやめてあげてくれませんか?
もちろん、大きな失敗をしたり、反省しなかったりする部下や生徒は叱責してもいいと思います。
でも、大したミスでもない、反省をしている、そういう人を叱責するのはやめてあげてくれませんか?
反省している人を叱責する行為は傷口に塩を塗るような行為だと思うんです。十分反省している人は心が傷ついています。叱責はその傷を抉るような行為だと思うんです。その傷口に塩やカラシやタバスコを塗るような行為だと思うんです。
そんな酷い行為やめてあげてくれませんか?
十分、反省している人には次、「がんばればいいよ」と励ましてあげてくれませんか?
そんなことできない。
そう思った人いると思います。
そう思った人は上司や先生を辞めたほうがいいと思います。誰かを致命的に不幸にする前に今の仕事辞めたほうがいいと思います。
そういう人は人の上に立つ資格はないと思うのでいますぐ辞めてください。
これ、僕からのお願いです。
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