プロになれる可能性がある人の行動6選 「プラトーが来ても練習をやめない」

皆さんは、プロになりたいと思っていますか?「プロ野球選手」「プロサッカー選手」「プロの棋士」「プロテニスプレイヤー」「プロのジョッキー」「プロゲーマー」「プロの料理人」「プロのデザイナー」などのプロになりたいと思っていますか?

なりたいと思っている人は、合気道の師範であるジョージ・レナードが書かれた「達人のサイエンス」をお読みください。そうすれば、プロになれる可能性が非常に高くなります。

本を読む時間がないという人は「引き続きこの記事」をお読みください。そうすればプロになれる可能性がそこそこ高くなります。

皆さんは、「プラトー」という言葉を知っていますか?

サッカーなどの練習をしているとき、成長を実感できない時期ってありますよね。スランプかもしれないと思うような時期ってありますよね。そんな成長を実感できない時期をプラトーと言います。

この記事を読み続ければ、プラトーについてより詳しく知ることができます。

「プラトーをより詳しく知りたい!」「プロになれる可能性を高めたい!」と思った人はぜひこの記事のつづきをお読みください。

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プロになれる可能性がある人の行動6選

○プロになれる可能性がある人は「プラトーがきても練習をやめない」

まずは「プロになれる人」と「プロになれない人」の人生を紹介します。

まずは「プロになれない人」の人生を紹介します!

Nさんはプロゲーマーになりたいと思った。

というわけで、Nさんは人気の銃撃戦ゲームを始めることにした。

始めた当初は知らないことだらけ。操作方法も知らないし、どのようなアイテムがあるかも知らないし、どのような武器があるかも知らないし、戦い方も知らない。ホントに何も知らない。

でもプレイを続けているうちに、いろんな知識を乾いたスポンジのように吸収することができた。当然、腕前もメキメキと上達することができた。

でも、2週間ぐらいゲームを続けていると、新しい知識量がほとんど増えなくなってきた。腕前もほとんど上達しなくなってきた。そのせいでゲームをするのが楽しくなくなってきた。

どれだけやっても腕前が上達しないせいで、「自分には才能がないのではないか」と思うようになった。「このまま続けていてもプロゲーマーなどなれないのではないか」と思うようになった。そのせいでゲームを続ける気力がどんどん低下していった。

そして、ゲームを始めてから一ヶ月ぐらい経過したとき、Nさんは思った。「ああ、ダメだ。もうやめよ。このゲーム俺に向いてないわ。それに飽きたし・・・俺は好きなことで生きていきたいんだよ。それが俺のポリシーなんだよ。だからこんなつまらないゲームを続けるのは俺のポリシーに反する。だからやめた。もっと楽しいことしよう」

そしてNさんはゲームをやめた。

これがプロになれない人の人生です。

プロになれない人は、上達を感じられなくなるとすぐに止めてしまうんです。

つまり、プロになれない人は、プラトー状態に陥るとすぐに止めてしまうんです。だからプロになれないんです。

成長を感じられない→プラトー状態に陥る→「ああ、俺には才能がない。やめた」→本当にやめてしまう

再び何かを始める→成長を感じられなくなる→プラトー状態に陥る→「ああ、俺には才能がない。やめた」→本当にやめてしまう

プロになれない人はこれを永遠と繰り返すんです。だから何をやってもプロになれないんです。

でも、プロになれる人は違います。

プロになれる人は、自分の成長をいまいち実感できなくても決して諦めません。プラトーの陥ってまったく成長を実感できなくなっても毎日地道な練習を続けます。そんな地道な練習を続けられるからプロになれるんです。

○プロになれる可能性がある人は「ほとんどの時間をプラトーで過ごす」

プラトーとは、まるで出口の見えない洞窟のようなものです。

プラトーという名の洞窟。成長するためにはその洞窟をクリアが必須。だから誰もがその洞窟に挑みます。

でも、プロになれない人はその洞窟をクリアする前に諦めてしまいます。だから成長できずに終わってしまいます。

逆に、プロになれる人はその洞窟をクリアするまで諦めません。だから成長することができるんです。

プロになるまでには、幾つものプラトーという名の洞窟をクリアしなければなりません。トルネコの不思議なダンジョンみたいに無限とも思えるような洞窟の数をクリアしなければなりません。プロになれる人はそのすべての洞窟をクリアしてやっとプロになることができるんです。

プラトーいう名の洞窟は、クリアしたと思ったらすぐに、挑戦者の前に現れます。1つ目の洞窟をクリアしました。でも、その次の日にはもう2つ目の洞窟が現れる場合があるんです。2つ目の洞窟をクリアしたら、3時間後には3つ目の洞窟が現れる場合があるんです。3つ目の洞窟をクリアしたら、10分後には4つ目の洞窟が現れる場合があるんです。

プロになるためには、このように次から次へと現れる洞窟に挑戦し続けなければならないんです。「ずっと洞窟の中にいる気がする」と思うくらいのペースで洞窟に挑戦し続けなければならないんです。「ほとんどの時間を洞窟の中で過ごしているような気がする」と思うくらいのペースで洞窟に挑戦し続けなければならないんです。挑戦するだけでなくクリアし続けなければならないんです。成長するために・・・

プロになった人達(プロ野球選手・プロサッカー選手・プロテニスプレーヤーなど)は、そんな次から次へと現れるプラトーという名の洞窟をすべてクリアし続けてきた人達なんです。クリアして成長し続けてきた人達なんです。

プロになれる可能性がある人はプラトーという洞窟を諦めることなく挑戦し続けることができる人です。苦しくても辛くても痛くても悲しくても寂しくても諦めることなくプラトーという洞窟に挑戦し続けることができる人です。そういう人だけがプロになれる可能性があるんです。

「努力することがバカバカしい」「努力する奴なんてカッコ悪い」「努力をするなんて無駄」「努力をする暇があったら遊んでいたほうがマシ」などとバカして努力をしない人間は絶対にプロになることはできません。努力をし続けることができる人間だけがプロになれる可能性があるんです。

何度も自分の前に現れるプラトーという洞窟に努力によってクリアし続けることができる人だけがプロになれる可能性があるんです。

○プロになれる可能性がある人は「その物事自体が好き」

プロになれる可能性がある人には、その物事自体が好きな人が多いんです。

例えば、プロサッカー選手になりたいと思っている人にはサッカー自体が好きな人が多いんです。プロ野球選手になりたいと思っている人には野球自体が好きな人が多いんです。プロゲーマーになりたいと思っている人はゲーム自体が好きな人が多いんです。

「キャプテン翼」という漫画を知っていますか?サッカー漫画なんですけど、この漫画の主人公・大空翼はサッカーが大好きなんです。「ボールは友達」と言ってしまうくらいサッカーが大好きなんです。プロサッカー選手を目指すくらいサッカーが大好きなんです。大怪我をしても夢を諦めないくらいサッカーが大好きなんです。

プロになれる可能性がある人には、この大空翼のように「○○が好き。だからその道のプロになりたい」って人が多いんです。

好きなものって何時間でもやっていられますよね。プロになれる可能性がある人は好きなものをやっている人が多いんです。好きなものをやっている人が多いから、何時間でもやっていられる人も多いんです。好きなものをやっている人が多いから、辛い努力でも何時間でもやっていられる人も多いんです。好きなものをやっている人が多いから、上達スピードが早い人も多いんです。だからプロになれる可能性がある人も多いんです。

好きな人とデートしているときって楽しいですよね。時間を忘れて楽しむことができますよね。プロになれる可能性がある人には、好きな人とデートするみたいに「料理」「野球」「サッカー」などを楽しむことができる人が多いんです。だからプロになれる可能性がある人も多いもです。

あなたは楽しめるものがありますか?「ある」と答えた人はその道のプロになれる可能性があります。プラトーを乗り越え、プロになれる可能性があります。

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○プロになれる可能性がある人は「努力を習慣にする」

「ホメオスタシス」という言葉を知っていますか?

ホメオスタシスとは、生物に備わっている現状維持しようとするシステムのことです。

私達の体温は一定に保たれていますよね?36℃ぐらいで保たれていますよね。寒いときでも熱いときでも36℃ぐらいで保たれていますよね。こんなふうに環境が変化しても一定の体温に保たれているのは人間の中にホメオスタシスというシステムがあるからなんです。

このホメオスタシスというシステム、実は人間の精神的な面にも影響を与えているんです。

会社に行くとき、いつも同じ通勤路ばかりを通る人っていますよね。食堂に入ったとき、いつも同じ席に座って、同じ注文をする人っていますよね。コンビニに行ったとき、いつも同じジュースを買ったり、いつも同じお菓子を買ったりする人っていますよね。

このように同じことばかりしまうのは、人の中にある現状維持システムであるホメオスタシスが働いているせいなんです。現状維持システムであるホメオスタシスが働いているから同じ行動をしてしまうんです。同じお菓子を買ったり、同じ道を通ったりしてしまうんです。

人が変化を嫌う理由はこの現状維持システムであるホメオスタシスが働いているからなんです。だから新しいことを始めようとするとき、面倒だなという気持ちを抱いてしまうんです。だから新しい習慣を身に着けることは困難なんです。

でも、プロになれる可能性がある人はこのホメオスタシス・システムを活用します。

どう活用するのか?

プロになれる可能性がある人は、面倒でも新しいことを始めます。面倒でも新しいことを続けます。習慣化されるまで新しいことを続けます。その結果、習慣化に成功します。

習慣化されれば、その習慣をやらないと嫌な気持ちになります。

なぜ嫌な気持ちになるのか?

現状維持システムであるホメオスタシスが働いているからです。習慣を身に着けた人にとって、習慣をすることが現状維持なのです。習慣をしないことは現状から外れることなのです。だから嫌な気持ちになるんです。体温が37℃になったときみたいな嫌な感じになるんです。

プロになれる可能性がある人はこのことを知っています。面倒でも新しいことを始め、続けて、習慣化することができれば、無理なく新しいことを続けられると知っています。だから面倒でも新しいことを始められるんです。

○プロになれる可能性がある人は「短期目標だけを目標にしない」

受験勉強・・・あなたは受験勉強が終わったあと、勉強を続けましたか?

続けていませんよね。

安心してください。ほとんどの人は受験勉強が終わったあと、勉強をやめてしまったはずですから。大学が始まるまで勉強を一つもやらずに過ごしていたはずですから。

なぜ勉強をやめてしまったのか?

それは受験で良い点を取る」という短期目標しかないからです。

例えば、「将来、一流の研究者になる」「将来、有名な小説家になる」という長期目標がある人だったならば、受験が終わっても勉強を続けます。勉強し続けないと、一流の研究者になれないし、一流の小説家になりないと知っているからです。だから勉強し続けるんです。

でも「受験で良い点を取る」という短期目標しかない人はそれしか目標がないから勉強をやめてしまうんです。

こういう短期目標しかない人はプロになるのは難しいでしょう。

プロになれる可能性のある人は長期目標を持っています。「プロになる」「プロになって活躍する」「プロになって活躍し続ける」という長期目標を持っています。だから怠ることなく、勉強を続けることができるんです。

イチロー選手は子供の頃から「プロ野球選手になる」「プロ野球選手になって活躍する」「プロ野球選手として活躍し続ける」という長期目標を持っていました。だから毎日、練習を続けることができたんです。プロになってからも練習を続けることができたんです。

あなたには長期目標がありますか?

○プロになれる可能性がある人は「勝つことが全てではない」

「勝つことがすべて」「結果がすべて」という言葉を聞いたことありますよね。

人間は子供の頃から結果を求められます。テストで結果を求められ、運動でも結果を求めたれ、習い事でも結果を求めたれ、受験でも結果を求められます。

そのせいで世の中には「勝つことがすべて」「結果がすべて」と思っている人がたくさんいます。

プロになれる可能性がある人にもそう思っている人がたくさんいます。

でも、同時に、プロになれる可能性がある人には「勝つことがすべてではない」「結果がすべてではない」と思っている人もたくさんいます。

そういう人はどんなときでも正々堂々と戦えるプロになれる可能性が高いです。

「勝つことがすべてではない」「結果がすべてではない」と思っている人は負けることで得られるものがあることを知っています。結果がでなくてもその結果までの過程で得られるものがあることを知っています。だから正々堂々と戦えるプロになれる可能性が高いんです。

でも「勝つことがすべて」「結果がすべて」と思っている人は違います。負けたら何も得られないと思っています。結果が残せなかったら意味がないと思っています。そう思っている人は勝つためならどんな卑怯な手段を使ってもいいと思ってしまう可能性が高いんです。そして本当に非常な手段を使ってしまう可能性が高いんです。オリンピックで勝つためにドーピングを使ってしまったり、ボクシングで勝つために反則技を使ってしまったりする可能性が高いんです。

あなたはどちらのタイプのプロになりたいですか?正々堂々と戦えるプロになりたいですよね。ならば、「勝つことがすべて」「結果がすべて」と思わないでください。負けても得られるものがあることを知ってください。結果がでなくても得られるものがあることを知ってください。

そうすれば正々堂々と戦えるプロになれる可能性が高まります。

まとめ

○プロになれる可能性がある人の行動6選
・プロのなれる人はプラトーが来ても練習をやめない
・プロになれる人はほとんどの時間をプラトーで過ごす
・プロになれる人は「その物事そのものが」好き
・プロになれる人は「努力を習慣にする」
・プロになれる人は「短期目標を目標にしない」
・プロになれる人は「勝つことが全てだと考えない」

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