怒りを静める6つの方法 怒りに飲み込まれると誰かを傷つけるリスクが高くなる!

自分の大切なもの(命、肉体、プライド、家族、恋人、友達など)が傷つけられそうになったとき、実際に傷つけられそうになったとき、人は怒りを感じます。

怒りは自己防衛機能のひとつなのです。自分を奮い立たせ、敵から大切なものを守るために生じる感情なのです。

つまり怒りは大切なものがある人なら誰でも抱く感情です。

大切なものがない人なんていません。大切なものなんてないと思っている人でも必ず大切なものはあります。たとえば自尊心。自尊心はどれだけ劣等感が強くなっても存在しつづけます。決してなくなることはありません。

人は生きている限りこの自尊心を持ち続けます。それくらい人にとって自尊心は大切なものなのです。なくてはならないものなのです。

常に自尊心が存在しているということは常に大切なものを所有しているということでもあります。

つまり、人は生きているかぎり、常に怒りを抱く可能性を持って生きているということになります。

そんな可能性があるのだから怒りを抱いてしまうのは仕方のないことなのです。

怒りを抱くのは自然なことだといっても過言ではないことなのです。

自然に抱いてしまう怒りを抱くことを止めることは困難です。不可能と言ってもいいくらいです。でも怒りをコントロールすることはできます。

その方法を紹介したいと思います。

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怒りの静める方法

方法1、巨大なものを見る(空とか海)

怒っているとき、いらいらしているとき、憎んでいるとき、巨大なものを見ると自分の小ささに気づくことができます。

空。海。奈良の大仏。大地。それら巨大なものと自分の怒りの理由を比べる。比べれば100%自分の怒りのほうが小さく感じます。

そう感じることができれば、こんな小さなことで怒りを抱き続けるのは馬鹿馬鹿しいと思えてきます。

そう思えれば怒りは自然と静まってくるはずです。

巨大なものは物理的に巨大なものじゃなくてもOKです。精神的に大きなものでもOKです。

尊敬している人、器の大きな人を思い浮かべる

自分が尊敬する人の中に精神的に大きな人、器の大きな人がいるはずです。そういう人を怒りを抱いたときに思い出してください。

そうすれば僕の尊敬する人はこの程度のことでは怒らないと思うことができます。こんなことで怒っていては尊敬する人に笑われると思うことができます。

そう思うことができれば自然と怒りが静まってくるはずです。

僕の尊敬する人、器の大きな人は『イチロー』と『yoshiki (X japan)』と『里中くん(僕の友達)』です。

僕の友達の里中くんは心の大きな男です。小学生のころからの友達ですが、怒ったところを見たことがありません。

あなたにも僕のように身近に器の大きな人がいるはずです。そういう人を怒りを抱いたときに思い浮かべてみてください。そういう人がいない人は好きな芸能人や織田信長のような偉人を思い浮かべてみてください。

思い浮かべているうちにこんな怒りで怒りを抱くなんて恥ずかしいと思えてくるはずです。

そう思うことができれば怒りが静まってくるはずです。

方法2、深呼吸をする

怒りを抱くと交感神経が高ぶります。交感神経が高ぶると呼吸が浅くなり、落ち着かない気分になります。

深呼吸をすれば、この交感神経の高ぶりを静めることができます。

深呼吸をすれば新鮮な酸素をたくさん取り入れることができます。新鮮な酸素は体の中をリフレッシュしてくれます。リフレッシュすることで神経の高ぶりが静められます。

さらに深呼吸という動作を意識的に繰り返すことで冷静さを取り戻すことができます。冷静さを取り戻すことができれば自分の怒りの原因や怒りを爆発させたときのデメリットなどを冷静に考えることができます。

深呼吸のルーティン化

怒りを抱いたときに深呼吸をするという行為をルーティン化することで怒りを静めやすくなります。

ルーティン化するのは深呼吸でなくてもOKです。名言を思い出すのでもいいし、好きな曲を口ずさむでもいいです。自分に適した方法を使いましょう。

心頭滅却すれば火もまた涼し

僕は怒りを抱いたとき、この言葉を思い出すようにしています。そしてこの言葉をもじります。

心頭滅却すれば怒りもまた涼し

と。

まあ、正直、この方法が効果あるかどうかはわかりません。でも、激しい怒りを抱いたときには習慣的にこの言葉を浮かべています。

そのおかげかどうかはわかりませんが、怒りによって誤った言動をする回数は確実に減りました。

ちなみに深呼吸といっしょにこの方法を使っています。

方法3、怒りの理由を紙に書き出してみる

怒りを頭の中だけで処理しようとするとより怒りが増幅してしまう場合があります。

人は怒りを抱いたとき、冷静さを失います。怒りが大きいほどに冷静さの喪失も大きくなります。

そんな状態で頭の中だけで考えをまとめるのは困難です。冷静に怒りの理由を分析するのも困難だし、冷静な言動を考えるもの困難です。

そんな困難だらけの状態のときに、比較的冷静に考えたいのであれば、紙に書きながら書くことをおすすめします。

考えを紙に書けば考えたことをビジュアル化できます。一度、ビジュアル化すれば何度でも見直すことができます。見直しながら考えを深めていくことができます。深めた考えを書くことによってさらに目に見える情報が増えます。そうすればますます考えを深めることができます。

頭の中だけで考えをまとめようとするとどうしても失敗率が高くなります。

暗算と筆算を思い出してください。どっちのほうが正しい答えに辿りつくのが楽でしたか?きっとほとんどの人が筆算のほうが楽だったはずです。

思考は文章化したり、絵にしたりなど目に見える形にしたほうがわかりやすいし、深めやすいんです。

だから怒りを抱いたときには書きながら考えることをおすすめします。それができるようになれば怒りによって間違った行動をとるリスクは低くなるはずです。

方法4、運動をする

怒りを抱いたとき、ストレス解消に運動をする人は多いのではないでしょうか?

これは効果的な方法です。

怒りを抱けば誰だって攻撃的になります。この攻撃性を運動で発散させることができれば、誰かを傷つけなくてすみます。

怒りを抱き続ける最大の問題は誰かを傷つけてしまうことです。

怒りのせいでいじめをしてしまったり、他人を傷つける発言をしてしまったり、八つ当たりをしてしまったりした経験がある人は多いと思います。僕もその経験があります。今思い出しても嫌な気分になります。

怒りには他人を傷つけるリスクがあるんです。怒りが大きければ大きいほどにそのリスクは高くなります。それくらい怒りを抱いたときの攻撃性とは大きなものであり、厄介なものなのです。

そんな攻撃性を運動は文句ひとつ言わずに受け止めてくれます。

自分の攻撃性を受け止めてくれる運動を見つけましょう。それはきっと自分の人生の助けになってくれるはずです。

ちなみに僕は怒りを抱いたとき、筋トレをしてます。とにかく重いものを怒りまかせに持ち上げる。それを繰り返しているうちに怒りが確実に静まってきます。

もちろん、この方法に慣れてないときにはよく体を壊しました。もし、僕と同じ方法を使う場合、ネットなどで筋トレの方法を学んでから筋トレをしたほうがいいと思います。

自分のことを大事にすることは重要なことです。

自分を大事にしない人はストレスが溜まりやすくなります。ストレスが溜まれば怒りっぽくなり、攻撃的になりやすくなり、誰かを傷つけてしまいやすくなります。

そうならないためにも自分を大事にしましょう。筋トレもやけっぱちでやるのではなく、体を無駄に傷つけない方法でやりましょう。

それができればストレスを効果的に解消でき、怒りを抱きにくい状態を作り出すことができるはずです。

方法5、カラオケで熱唱する

一人カラオケが密かなブームになっているようです。

カラオケで自分の好きな曲を全力で熱唱すれば怒りなんて忘れることができます。

あなたの好きな曲はなんですか?その曲を熱唱してください。

しんみりした曲だって気持ちを込めて歌えばストレス解消になります。

振り付けのある曲は振り付けをしながら歌っちゃってください。それは運動をしながら歌っているようなものなんで効果的に怒りを静めてくれるはずです。

ヘビメタをヘッドバンキングしながら、シャウトもしながら、歌い続けてください。きっと怒りなんて忘れることができるはずです。

あっ、でもヘッドバンキングはやりすぎると首を痛める可能性があるので注意してくださいね。

可愛いアイドルの映像を見ながら歌を歌うのも良いストレス解消になると思います。

個人的にカラオケで歌うとストレス解消になると思う曲を紹介

BABYMETAL – メギツネ

この曲はノリもいいし、振り付けも可愛いし、ヘッドバンキングもできるので、振り付けをしながら歌えば、良いストレス解消になると確信しています。

X Japan – X

メタルと言えばこの曲です。ヘッドバンキングと言えばこの曲です。サビの部分がキャッチーでわかりやすく、覚えやすいので、歌いやすいです。

Xジャンプをしながらサビを歌えばかなりのストレス解消が期待できます。

さあ、カラオケ店でXジャンプしましょう。自宅でもこの曲を聴きながらXジャンプしましょう。ストレス解消するために。

あっ、アパート住まいの方は激しくXジャンプすると近所迷惑になりますので、小さくXジャンプしましょう。


水木一郎– マジンガーZ

サビの「マジンガーZ!」のところを魂を込めて歌うのが気持ちいい。超気持ちいい。なんも言えなくなるくらい気持ちいい。

さあ、みなさんも魂を込めて歌ってください。「マジンガーZ!」と。

歌が記憶力をアップしてくれる!?

新しい歌詞を覚えようとすると、アセチルコリンが活性化される!?という説があります。このアセチルコリンという物質の分泌量が増えると記憶力がアップすると言われています。

新しい曲に挑戦してみてください。その歌詞を覚える過程でアセチルコリンの分泌量が増えて、記憶力がアップするかもしれませんよ。

さらに歌うことはアセチルコリンを活性化するだけでなく、右脳の活性化もしてくれるという説もあります。認知症予防効果もあるという説もあります。

歌うだけで記憶力がアップし、右脳が活性化し、認知症予防効果も働く。そんな可能性を歌には秘められています。

その可能性を歌うことで体験してみてください。

方法6、笑う

『笑い』には脳内ホルモンのエンドルフィンの分泌をさせる働きもあると言われています。エンドルフィンには鎮静作用があります。

怒りを抱いたとき、笑うことでこのエンドルフィンが分泌されれば、その沈静作用によって怒りを静められます。

笑顔は作り笑顔でも効果があると言われています。

とにかく笑ってみましょう。声を出して笑ってみましょう。自分の姿を鏡に映しながら笑ってみましょう。時に変顔しながら笑ってみましょう。

少しは怒りが解消されると思います。

街中で一人笑いをしていると職質されたりする可能性があるので、笑う場所は警察のいないところにしましょう。

なお笑顔には健康効果もあります。

20~62歳の男女18名に、約3時間漫才や喜劇などで大いに笑う体験をさせ、直前と直後に採血し、ナチュラルキラー細胞の働きの度合い(NK活性)を調査した。

結果、平均レベル以下の数値だった人は、笑いの体験によって軒並みNK活性が上昇した。

がん細胞や体内に侵入するウイルスなど、体に悪影響を及ぼす物質を退治しているのが、リンパ球の一種であるナチュラルキラー(NK)細胞です。

この細胞が笑うことで増えることが実験によって明らかになったんです。

健康力もアップし、ストレスも解消できる笑うという行為。おすすめです。

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