『あそびあそばせ』勘違いしまくる華子w記憶改ざん。童貞狩り。国家権力による情報統制。マッドマックス化した原宿【第8話感想】
華子は自分の買った服を見ながら思った。
なぜこんな服を買ってしまったのか・・・と。
華子『どうしてお店に飾られているときには素敵に見えるのに、家に変えると微妙に見えるの?』
微妙・・・華子にはこの服が微妙に見えるらしいです。僕には尋常ではなく変に見えるのですが。華子のファッションセンスは独特のようです。
さらに華子は思った。
華子『どうして店員さんの魔法の言葉が家に帰ってしまうと解けてしまうの』
店員さんの魔法の言葉は、営業トークですからね。鵜呑みにしないほうがいいよね。ぜんぜん似合ってない服をとてもお似合いですよと平気で言ってくる店員さんもいますから。営業トークには嘘が混じっている。そう認識しておいたほうがいいと思う。
店員さんは服を売るのが仕事だからね。本音を言ってしまったら服が売れないだろうからね。
ぜんぜん似合ってない客に、
「お客様、ぜんぜん似合ってないからそれはやめたほうがいいですよ。その服着て街を歩けば確実に笑いものになります。子供にも笑われます。大笑いする子供もいるかもしれません。笑われたくなかったらその服は買うのやめたほうがいいですよ」
とは言えないよね。
そんなことを言えば名誉毀損で訴えられたり、仕事を首になったりするかもしれませんからね。
ああ、店員さんの仕事大変だな。どんな似合わない人にもお似合いですよ的なセリフを言わなくちゃいけないんだもの。
そんな嘘にまみれたセリフを毎日のように言わなくちゃいけないんだもの。
僕にはそんな仕事できそうにないです。
華子は思い出す。この服を後押ししたのは香純だったと。
華子は香純に電話する。そして言った。
華子「私の買った服、微妙じゃなかった?ねえ、香純さん、あのときなんでいいねって言ったの?」
そう言われたときの香純のリアクションはこちら。
確かに香純は「いいと思います」と答えていた。
その服いいと思います、と答えていたのです。
華子はそのときのことを思い出しながら言った。
華子「香純さん、あのときさ、すっごい似合ってますよ。これ来たら世界中の男虜にできてウハウハだと思います。買っちゃいなよ、ほらーって言ったじゃん」
華子のこの言葉に愕然とする香純。
香純『ええっ!なんでそんなふうに記憶が改ざんされてるの?思います意外合ってない』
香純は心を落ち着け、考える。
香純『いや、待て、記憶の改ざんが激しいってことは(あのときのことを正確には覚えてないということだ)』
と思う香純。そう思った香純は言った。
香純「あの、それ、きっと私じゃないです。私、そのときトイレ行ってて」
本当はトイレに行っていたのはオリヴィアだった。つまり香純は嘘をついたのです。保身のために。
華子「じゃあ(いいねと言ったのは)オリヴィア?」
香純「はい」
華子は電話を切り、オリヴィアに電話をかける。文句を言うために。
オリヴィアが電話に出る。
華子「あの今日買った服のことで・・・」
オリヴィア「ああ、結局、どんなの買ったの?見たい見たい写メ送って」
そう聞かれて、華子は戸惑う。あれ?戸惑いながらも写メを送る。
その写メを見ながらオリヴィアは感想を言った。
オリヴィア「うわああ、可愛い。ねえ、お兄ちゃん見て見て」
オリヴィアには兄がいるみたいです。兄もアポクリン汗腺なのかな・・・
オリヴィア「あのさ、お兄ちゃんがさ、シルエットだけなら童貞を殺す服みたいだってさ」
華子にはオリヴィアの言葉の意味がわからなかった。
華子『えっ?この服着て、童貞を殺すの?童貞のみを?童貞なんか悪いことした』
童貞を殺すという言葉を勘違いしてしまい動揺する華子w
華子は童貞が殺される理由を考える。そして考え付く。
華子『種の保存をしようとしないという理由で神の怒りをかったとか?でも待ってよ。生まれたときはみんな処女で童貞じゃん。だったら何歳以上が神の怒りをかってしまうの?』
ネットで童貞が殺される理由を調べる。
『世界最高で子供を産んだ父親。インドで96歳。すごい。つまり96歳で初めて童貞を捨てたとしても種の保存はできる。ってことは97歳以上の童貞を殺せ、というのか?神からの使命なのか?識別できるのか?この私に。いや、たぶん無理』
と華子は可笑しな思考の波の飲み込まれていった。
ちなみに『世界最高で子供を産んだ父親。インドで96歳』って話。実話です。
この人が96歳で子供の父親になった男性です。すごい精力ですね。名前はラグハブさん。
ラグハブさんは妻と出会う10年前までは独身を貫いてきたそうです。つまり86歳まで独身だったということです。86歳で結婚したということです。
夢のある話ですね。40代で結婚を諦めている画面の前のあなた。諦めるのはまだ早いですよ。40代で諦めていたらラグハブさんに笑われてしまいますよ。
諦めずに婚活しましょう。きっとよい相手が見つかるはずです。
華子は童貞を殺す服も検索してみた。グロ画像が出てきたらどうしようと思うながら。でもグロ画像など一枚も出てこなかった。可愛い画像しか出てこなかった。
華子はハッとする。
華子『秘密保護法。それかフリーメイソンの陰謀』
華子は中二病的発想にたどり着いてしまうw
オリヴィア「ねえ、今度、その服着て原宿遊びに行こうよ。お兄ちゃんが童貞狩りできるよって」
その話を聞いた華子は絶望する。
華子『原宿ってマッドマックスみたいになってるんだ』
華子は変な服着た女が原宿で童貞を殺しまくっていると思っているようです。
華子もこの服を着て童貞狩りをしなくてはいけないと思っているようです。
すごい想像力だ、華子。中二病の頃の僕でも華子のような世界を想像することはできなかった。天才か、華子は。
華子『でも童貞が殺されたってニュース見たことない』
華子の脳裏にある考えが浮かぶ。
華子『政府がマスコミに圧力をかけてる。これが国家権力による情報統制』
情報統制を思いついたときの華子の表情。
そして華子は童貞を殺すことを決意する。
次回、華子が童貞を殺す。ご期待ください。
嘘です。
ちなみに童貞を殺す服とは、女子が身に纏う、清楚でフェミニンでありながら、そこはかとないセクシーさも併せ持つ、男子(特に女性に免疫のない童貞)のハートを撃ち抜くような服のことだそうです。
こういう可愛くて男心を魅了する服を童貞を殺す服だそうです。
僕的にはこっちのほうが好きですけどねw
おわりっ。
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