わかってないのに「わかった」と嘘をついてしまう人の心理

わかってないのに「わかった」と答えてしまう理由。

 理由1、バカだと思われたくない

「わからない」と答えれば、コイツ飲み込み悪いなと思われてしまうかもしれない。飲み込みの悪いバカだなと思われてしまうかもしれない。そう思われるのが嫌で「わかった」と言ってしまう。

 理由2、怒られるのが怖い

「わからない。お前はバカか」と怒鳴られるかもしれない。そう思って「わかった」と言ってしまう。

 理由3、相手を煩わせたくない

相手に余計な手間をかけたくないと思う人は「わかった」と答える可能性が高い。「わからない」と答えれば、相手はまた同じ説明をしなければならない。そんな手間をとらせるのは悪い。だからわからないのに「わかった」と言ってしまう。

 理由4、相手のことが嫌い

嫌いな相手の話を続けるのは苦痛。「わかった」と答えればその苦痛から逃れることができるかもしれない。そう思って「わかった」と答えてしまう。嫌いな人との話を終わらせるために「わかった」と言ってしまう。

 理由5、会話が苦手

会話が苦手な人は会話を早く終わらせたいと思う傾向が強い。苦手なことを続けるのはシンドイからだ。そのため「わかった」と言って会話を終わらせようとしてしまう。

わかってないことを「わかった」と言えば、わからないまま会話が終了してしまう。仕事でわからないまま会話が終了してしまえばわからないまま仕事をすることになる。当然、失敗するリスクは高くなる。ほとんどの人はわからないまま仕事したら100%失敗する。

これがわからないことを「わかった」と言うことのデメリット。

多くの人はこのデメリットがわかっていると思う。それなのに日本人にはわかってないのに「わかった」と答える人が多い気がする。

なぜだろうか?

ストレス社会のせいで不機嫌な人が多いのが原因ではないかと思う。

ストレスが溜まっている相手に「わからない」と言えば相手を怒らせてしまうリスクが高い。だから「わかった」と嘘をついてしまう。そうすればその場で怒られることはないからだ。

ストレス社会による不機嫌な人の増加。それが日本人にわからないのに「わかった」と言わせてしまう原因ではないかと思う。不機嫌な人をさらに不機嫌にしてしまいたくないから「わかった」と嘘をついてしまうのではないかと思う。

このストレス社会が終わらないかぎりわからないのに「わかった」と答えてしまう人は減らないと思う。

もちろん、昔ながらの高圧的な人間が日本の社会には多いということも、わからないのに「わかった」と言ってしまう人が日本に多い原因のひとつだとも思う。

もちろん、昔に比べれば高圧的な日本人は減ったと思う。でも、今でもアホみたいに高圧的な人間はいると思う。あのナッツ姫や水掛姫のような人間は日本にもたくさんいると思う。

そういう人を更生させるのは難しい。はっきり言って無理だと思う。

でもストレス社会は変えられると思う。でも変えようとしない。がむしゃらに働いてストレスを溜めて不機嫌になっている人が今もたくさんいる。そのためイライラして、自分より下の立場の人に厳しくなっている人がたくさんいる。

ストレス社会を変えればそういう人が減り、わかってないことを「わかった」と答える人は少なくなると思う。

でも、なぜか社会はストレスの少ない社会を目指すのではなく、ますますストレスの増す社会を目指している気がする。自殺率や鬱病率が高い数字で推移しているのはその証拠のような気がする。

今の状況ではわからないのに「わかった」と答える人は増え続ける気がする。

そうならないためにも社会の一人ひとりがストレスを減らす社会を目指す努力をしてほしいと思う。わからないことを「わからない」と答えられる社会を実現するために。

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