『宿題代行サービス』に賛否両論の声多数!僕は否定派です。子供を拝金主義にしてしまうかもしれない!?

『宿題代行サービス』という仕事をニュースで見ました。

衝撃を受けました。

宿題すらお金を払って、他人にやってもらう時代が来たのかと思って。

僕は宿題は全部自分でする派でした。

なので基本的に宿題は自分でやるものと認識していました。

だから親に手伝ってもらう人など邪道だと思っていました。

それなのに今はお金を払って、他人に宿題をしてもらう人が現われてしまった。

僕にとってそれはありえないことでした。

親に宿題を手伝ってもらうことすら邪道と思っていたのですから、ありえないと思うのは当然のことでした。

宿題代行サービスのニュースを見ていて、ずっと僕はありえないと思い続けていました。

このサービスを利用している人がいることが信じられませんでした。

僕がニュースの最後まで信じられなかった宿題代行サービスの実態について書きますので、読んでいただけると嬉しいです。

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宿題代行サービスの実態

宿題代行サービスとは?

子供の宿題を代わりにやってあげる仕事です。

親が代わりにやってあげるのではありません。

赤の他人が代わりにやってあげるのです。

サービスという言葉が使われてますが、お金を支払う必要があります

自由研究は1万5000円作文は原稿用紙1枚5000円

算数のドリル1ページ600円~

ポスター作成1枚15000円~

これが平均的料金です。

この金額を払って、子供の宿題を代行業者にしてもらうのです。

売上げがあるということはそれだけこの代行業を利用している人がいるということです。

宿題代行業者のレベル

かなりハイレベルな人がいるようです。

子供の文章力を考慮して、その子供レベルの感想文を書くことができます。

しかも完成した文章は現役の先生が読んでも代行業者が書いたとわからないレベルです。

すごい技術です。なんか能力の使い方を間違えている気がします。

宿題代行サービスに賛否両論の声

肯定派の意見

 

否定派の意見

 

 

 

圧倒的に否定派のほうが多いです。

僕も否定派です。

尾木ママこと尾木直樹(教育評論家)も批判的意見を述べています。

尾木「犯罪に近いですね…一種の、いや、れっきとした「詐欺罪」です!!子どもに詐欺の正統性教えお金でなんでもできるという歪んだ価値観教えることになります。子どもの学力を奪い誤魔化すことになりますね。親も親ですね…こういう闇悪徳業者は追放するべきですね」

僕的には、

子どもに詐欺の正統性教えお金でなんでもできるという歪んだ価値観教えることになります

という部分に激しく同意です。

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宿題代行サービスのデメリット

デメリット1、子供が拝金主義に陥るリスクがある

宿題代行サービスなんかを利用しつづければ、お金があれば楽ができるという価値観の子供が増えてしまいます。

そんな価値観の子供が増えれば拝金主義に陥る子供だって増えてしまいます。

拝金主義に陥った子供は、お金が稼げない人間は負け組・お金が稼げる人間は勝ち組という差別意識を持つようになります。

そんな差別意識が健全なわけがありません。

もしそんな差別意識を持った子供がそのまま大人になった場合、以下のようなリスクが生じます。

リスク

リスク1、生活保護者やワーキングプアなどを平気で見下す。

リスク2、自分の理想の収入を稼げなかった場合、強い劣等感を抱いてしまう。自分は負け組だと思って、人生を悲観してしまう。

リスク3、理想の収入を手に入れるために仕事を転々としてしまう。水商売やマルチ商法に手を出す。高校生のときから援助交際などに手を出す。

というリスクが生じます。

拝金主義に陥ればこのようなリスクが生じてしまうのです。

人生にはお金儲けより大事なことがたくさんあります。平均的な収入でも幸せに暮らしている人だってたくさんいます。

そういう平均的な収入で幸せに暮らしている人を見ても拝金主義に陥った人は見下してしまうリスクがあります。

そんな見下し方は、歪んだ差別意識でしかありません。病的差別意識といっても過言ではありません。

宿題代行サービスを利用すればそんな病的差別意識を持った大人が増えてしまうリスクが高まるのです。

そんなリスクを高めてしまう宿題代行サービスを僕は肯定することなどできません。

お金を払って宿題代行サービスに頼むくらいならコピペでもいいから自分で宿題をしたほうがはるかにマシだと思います。

そう思うくらい宿題代行サービスは悪質な仕事だと思います。

尾木ママが言ったように宿題代行サービスには、ある種の詐欺性を孕んでいます

子供が書いたような作文を書くということは先生に他人が書いたということがバレないようにするということです。

それはどう考えても他人をだます行為です。詐欺と言っても言いすぎではない気がします。

もし、代行者が描いた絵がコンクールで賞をとった場合、それは詐欺と言っても過言ではないと思います。

代行サービスを利用している人はそういう可能性を考慮しているのでしょうか?

もし、代行者が描いた絵がコンクールで賞をとった場合、利用者はどうするつもりなのでしょうか?

何食わぬ顔で賞を受け取るのでしょうか?

もし何食わぬ顔で賞を受け取るつもりなのならばそれはもはや詐欺師の心理と同じだと思います。

祝だ代行サービスにはある種の詐欺性を孕んでいる。

それを利用者はもっと自覚すべきだと僕は思います。

デメリット2、学力低下する子供が増える

宿題には、学校で学んだことを定着させるという復習の意味があります。

復習は自分でやらなければ意味がありません。

他人に宿題をやってもらうということは復習の機会を失うということです。

その機会を失う回数は多くなれば当然学力が低下してしまいます。

学力アップに必要な宿題という復習の機会を失っているのですから当然のことです。

人は、

・20分後には42%を忘却
・1時間後には56%を忘却
・1日後には74%を忘却
・1週間後には77%を忘却
・1ヶ月後には79%を忘却

と言われています。エビングハウスという心理学者によってそれが証明されています。

その忘却率を下げるには、復習するしかありません。復習することによって忘却率を下げることができるんです。

でも代行サービスに宿題を依頼してしまうとせっかくの復習の機会を失ってしまいます。

機会を失えば当然、上記の忘却率の通りにせっかく授業で覚えたことを忘れてしまいます。

忘れてしまえば成績が低下してしまいます。

以上のように代行サービスを利用すれば、復習の機会を失い、学力低下してしまうんです。

僕は代行サービスを利用する人は宿題の意味をわかってない人が多い気がしてなりません。

宿題は終わらせればいいというものではないんです。自分でやることに意味があるんです。

それがわかっていれば、代行サービスに頼むことがいかに愚かかもわかると思います。

でも現実は代行者に頼む人がたくさんいる。

その理由はどう考えても親の中に宿題の意味をわかっていない親が多いからという気がしてなりません。

代行サービスに頼む親御さん。あなたは宿題の意味をわかっていますか?

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