スカッとする話6選「若かりし頃の些細な仕返し」「朝刊と一緒にテーブルの上に聖教新○を放置すんなって話」「アプリのヘルプに載っている程度の事を大げさに言ってくる男」など

・ある朝、プチッとキレてしまった話
・若かりし頃の些細な仕返し
・朝刊と一緒にテーブルの上に聖教新○を放置すんなって話
・ビックリして飛びのき、棚に肘ぶつけてジタバタしてたAさん
・男は一度征服した女を軽蔑し、興味をなくすらしい
・アプリのヘルプに載っている程度の事を大げさに言ってくる男

以上、6つの話を紹介します。

スカッとする話6選

○ある朝、プチッとキレてしまった話

駅近くの小さな駐輪場を利用している

立体ではなく平面で何ブロックかに分かれている

各ブロックは柵で区切られている

停める場所は自由だから入口に近いブロックはすぐ埋まる

その柵の外側、つまり通路に自転車を停める奴がいた

奥のブロックまで停めに行くのが面倒くさいんだと思う

でも通路が狭いので通路に置かれるとすごく通りにくくなる

その自転車をブロック内に移動させたりしていたけど、まったく懲りなくて翌日も通路に置いている

朝は急いでいるから通路に放り出していって

帰りは別の場所にあってもすぐ探せるから平気なんだろう

その駐輪場は無人で管理人は離れた場所にいるから言っても無駄だった。大した問題と思われなかったんだろうとも思う

自分で「通路に停めないでください」と書いた紙を前かごに入れたけど、次の日はまた通路に停めていた

何度か紙を入れては移動させたけど通路に置くのをやめる気配はなかった

ある朝、プチッとキレてしまいその自転車のタイヤの空気を抜いてやった。穴を開けるとかじゃなくてバルブのネジを緩めただけ。ネジを締め直して空気を入れ直せば走れる

とにかく次の日から通路に自転車はなかった

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○若かりし頃の些細な仕返し

私(=私子)には、かつて遠距離で付き合っていた彼がいた(=元彼)。

学生時代から趣味仲間内で付き合いだした彼氏で、卒業後、仕事のためにその仲間もバラバラになった。私も元彼も、大学があった街から200キロ以上離れた街にバラバラに。

A子という私と同い年の女がいた。趣味仲間でイベントごとに参加すると必ず顔を出している女で、学校に通ってはいないが、やがて我々の趣味グループとも行動を共にするようになった。

と、いうか、勝手に付いてきたり、仲間の一人暮らしの部屋に上がりこんだりしてた。

趣味トークで盛り上がった晩は、そのまま誰かの部屋に泊まったりとかしてて貞操観念のうっすい子だった(ちなみに仲間はほとんどが♂)。

私たちの卒業後もその街に残り、バイトと親の援助で暮らしていた。

ある日、そのA子から急に電話がかかってきた。

「元彼くん家のトイレに中身入りの生理用品ボックスがあったけど、それって私子の〜?(ニヤニヤ)」

ご丁寧に、そのトイレ内からの電話でしたわ。

元彼は比較的お堅い公務員で、寮や官舎とはいかないまでも、当時同業の方々ばかりがお暮らしの集合住宅住まい。私でさえ、結婚が決まるまではと、他の方に顔を見られないように気をつけて会いに行ってた。

ちなみに生理用品ボックスの中身は私のではない。ボックス自体はおそらく前の住人の置き忘れ品。

そんなことをわざわざ電話で連絡してくるA子と、ボックスの中身についてやっぱり苛立った私は、仕返しをしました。

Bくんという学生時代の仲間がおり、元彼同様、ちょっとお堅い公務員となってました(元彼とは違う街)。

その公務員の試験に現役で受からなかった私は、試験浪人をしながら、一般会社の契約社員として働き、時々Bくんにメールで試験についての相談をしていました。

仕返しはもちろんBくんにメール。もとよりBくんはだらしないA子をよく思っておらず、超がつく真面目で他の仲間からは趣味活動時のリーダー的な存在。

Bくんがいなかったらおそらくもっと学生時代の趣味活動は性的に乱れていたかと…

メールには、試験に有利そうな資格についての質問をカモフラージュに、「そいえばこないだA子から、元彼の家にいたら女性の忘れ物があるって電話が…」的な内容の愚痴。

次の趣味仲間の集まり時に、Bくんから同業である元彼へ、色々お仕事についての心構えについてお説教があったそうです。私は休みが取れなくて行ってないから知りませーん。

集まりの日時はA子には秘匿とされたようですしねー。

元彼にしたら、女付き合いより、趣味活動を失うことの方が辛いみたいでしたわ。とっても素直にお話を聞いてたらしい。

もう、元彼も他の方と結婚してるし、私も結婚したし。若かりし頃の些細な仕返しですわ。

A子については…その数年後、誰ぞ我々の知らない方のお子を宿しておろして…ってお話を耳にした後、全く噂も入ってこず。

どうしてますかね。

○朝刊と一緒にテーブルの上に聖教新○を放置すんなって話

俺はお年寄りの介護施設で働いている。

そこでは通所してくれてるお年寄りたちに職員が当番制で料理を振る舞う。

ある日、俺は利用者向けに晩御飯である唐揚げを作っていた。

鶏肉を揚げていると、油を吸わせる新聞紙を用意していなかったことに気がつく。

施設で朝刊を取っているので慌てて新聞紙を探すと、新聞の切り抜きがテーブルの上で朝刊と一緒に放置されているのを発見。

「これでいいや」と思い、新聞の切り抜き1枚では心元ないのでまな板の上に新聞の切り抜きを敷き、その上にキッチンペーパーを敷いて唐揚げを乗せて油を吸わせ、ゴミ箱へポイーした。

しばらくすると、利用者の一人が「切り抜きがない」と言い出した。

(あ、まさかさっきの新聞の切り抜き、この人のだったのか)と思い、

「すみません、唐揚げ作るときに下に敷いて油を吸わせて捨ててしまいました…」と謝罪し、油まみれになった新聞を見せた。

その利用者は「大事なものなのに…」と落胆していた。

しかし、ある職員はニヤニヤしていた。

で、その切り抜きは聖○新聞。

この利用者は熱狂的な日本煎餅教で、ニヤニヤしてた職員を勧誘するために○教新聞の切り抜きを持ってきたんだそうな。

まあ、昔自分も日本煎餅教に嫌がらせされたことあるし、それが聖教○聞だって知らなかったわけじゃないけど、そんな大事な新聞を朝刊と一緒にテーブルの上に聖教新○を放置すんなって話だし、こっちも唐揚げ作ってて慌ててたししょうがないよね。

その後、何故かよく分からないけど、その職員に缶コーヒーを奢ってもらい、おいしく頂きました。

おしまい

○ビックリして飛びのき、棚に肘ぶつけてジタバタしてたAさん

週末に子供が通う園ママで我が家に集まり行事の打ち合わせをした。

そのとき部屋に置いてあった、マスキングテープでデコった消耗品を入れる空き箱に気付いたAさんが「このテープかわいい!」と褒めてくれた。

その後たびたび空き箱を手にとっては「かわいいなぁ」「いいなぁ」「欲しいな」を連呼していて、打ち合わせが一段落ついたところでマステの購入先を聞かれた。

100均で買ったものと雑貨屋で買ったちょっとお高めのマステは違うケースに保管してあるので、ケースを見ればそれがどこで買ったものかわかる。

ちょっと待ってて、とケースを見に行ったら100均ケースに入っていたので戻って教えた途端に手のひら返し。

「なんか安っぽいと思ったんだ」「よく見るとデザインもイマイチだしね」「100均マステなんて小学生がお小遣いで買うためのやつでしょw」とdisられた。

同席していた園ママさんたちが「私も買うよ」「さっきまでべた褒めしてたくせに」と言ってもAさんは素知らぬ顔。

そしてさっき買い物ついでに近所にある100均に立ち寄ったらAさんがマステ売り場で商品を物色してた。

あいにく向こうはこちらに気付いてないようだったので背後からそっと近づき、

「あのマステ、○○(近所にある別の100均)で買ったんですよー」と声を掛けた。

Aさんビックリして飛びのき、棚に肘ぶつけてジタバタしてた。

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○男は一度征服した女を軽蔑し、興味をなくすらしい

嫁いびり+エネ+風俗通いで離婚した元夫から、一時期ロミオメールとロミオ電話が凄かった。

仕事で携帯をよく使う業種なので番号変更もアド変もできず、着拒でしのぐしかなかったんだけど、向こうはいちいち変えてかけて来た。

ロミ電中に

「男は一度征服した女を軽蔑し、興味をなくす。それは本能なんだ」

という名言をいただいたので

「は?女もそうですけど」

と言い返してみた。元夫が「……えっ?」と明らかに怯んだからここが攻め時だと思い

「せめて大きいならまだしも…プックスクス」

無言で切れた。

その後「ビッチ」「バカ女」等の一言メールは来たけど屁でもないから無視。

電話は二度と来なかった。

○アプリのヘルプに載っている程度の事を大げさに言ってくる男

仲間内で、スマホのパズルゲームが流行っている。

お互いにスタミナ贈り合ったり、どこまで行ったかどうかで盛り上がる程度で、皆ゆったりと楽しんでいる。

そんな中、別グループの男(Aとする)が、

「お前らもこのアプリ始めたんだ?俺は配信されてすぐ始めたから、色々教えてやるよ」

と、鬱陶しく絡んでき始めた。

こっちはのんびり楽しんでいるから、そういうアドバイスはいいと断ったが、

「攻略法を知った方がより楽しめる」

と引かない。

「ただ単に合わせるだけじゃなくて、次の動きを意識しなきゃ」とか、「ステージの特性を理解して、如何に高得点を狙うか考えないと」とか、正直、アプリのヘルプに載っている程度の事を大げさに言ってくる。

それを聞いていた友人のB子(可愛い、ちょっと天然)が、

「え〜、私そんな難しいこと一度も考えたことないよ〜、だって最初の配置で割と左右されるもん」

と、にこやかに反論。

すかさずAが、

「序盤は良くても、途中からはそれが通用しなくなるんだよ。俺はもうステージ300目前まできているけど」

と自慢げに語り始めたのだが、

「私もうステージ500超えてるよ〜、ほら」

と、ニコニコしながらスマホの画面を見せるB子。

Aは鳩が豆鉄砲食らったような顔で固まっていた。

「私の来たとこまでは、運任せで大丈夫だよ〜。難しい事考えすぎたら楽しくないし〜」

ニコニコしながら言うB子に、Aはしどろもどろになりながら、そそくさと退散していった。

実はB子は根っからのパズルゲームマニアで、Aが必死で考えてる事は、深く考えずに自然と出来てしまうタイプ。

それをAに敢えて教えなかった。

あと、B子が「A君、なんだか思い詰めてたみたいだけど、大丈夫かな?」と、本気で心配していた事ももちろんAには伝えていない。

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