世の中のヤバい人々の話6選「ネットの女叩きを信じ込んだ男」「優しい父親の信じられな一面」「『はい』と言わせたがる男」など。
・ネットの女叩きを信じ込んだ男
・嫁にびびった話
・優しい父親の信じられな一面
・キラキラネームが大好きな基地ママ
・強引過ぎる女
・『はい』と言わせたがる男
以上、6つの話を紹介します。
世の中のヤバい人々の話6選
○ネットの女叩きを信じ込んだ男
先週なんだけど、ネットの女叩きを信じ込んだ高校時代からの同級生の男友達と縁を切った。
大学近くの居酒屋にそいつともう一人一つ年下の後輩の女の子とで行ったんだけど、話と酒が進むうちに男友達が「一方的な理由で彼女に捨てられた」と恨めしそうに愚痴をこぼすので話を聞いた。
彼は彼女に「お互い卒業して就職したらすぐに結婚しよう。そしてすぐに子供作って出産3日前くらいまで仕事して産んで3日ぐらい経ったらまた仕事してほしい。社会で輝く君の姿を見たいんだ。育休や産休とか論外だから」と愛の告白と未来設計図を同級生の彼女に言ったら即効で捨てられたらしい。
彼は「意味がわからない」とか「寄生する気だったのかよ」とずっと言い続ける。
ちなみに私と男友達はともに大学三年生。学部は私だけ理系の学部で二人は文系の同じ学部。男友達の元カノは後輩の同期で私の友人。誰も就職していない上に男友達は単位不足で進級すら危ぶまれている。
正直それで寄生はないだろと思っていると、男友達が「これだから女は」と女の前で言い出した。
後輩と適当に愚痴をスルーしながら資格試験の話でもしていると、急に「そうだレポート手伝えよお前ら。単位補うのにやんなきゃなんねえんだよ」と言われたので、後輩とお互い自分の分があるからと即断ったのだがとにかくしつこかった。
「そんなに急ぎなら帰ってやれよ」と言えば「こっちはどれだけ必死にやっても女様はすぐこう言うもんな」となぜか性別をネタに不満ばかり。
その後も「女はすぐに楽したがる」「悲劇のヒロインぶって休んでばっか」「ニワトリだって毎日卵産んでピンピンしてるのに女ときたら」
破局のショックで酷い酔い方してんのはわかるけど、愚痴の大半がブーメランかつ非常識なのと、ここまで言われ続けるとかなりイライラしたので、「じゃあニワトリと結婚すればいいじゃない」と言って自分と後輩の分を会計して後輩と一緒に帰った。
以降ラインもツイッターもブロックして連絡を絶ってたら、風の噂で元男友達が留年したことを知った。
○嫁にびびった話
小学生の娘が4月に進級した時、ちょっと反抗期?みたいなのが来た。「パパ嫌い」「一緒に洗濯物洗わないで」って言われた。クラスが変わって新しく出来たお友達に影響されたっぽく、新しい価値観を仕入れたから言ってみた感じ。本気で言ってる訳じゃないみたいだった。
だから俺はちょっとびっくりしたけど、もともと女の子にはそういう時期がくる覚悟はしていたし、「思っていたよりも早いなぁ」「女の子はませてんなぁ」ぐらいで受け止めてたんだけど、嫁が狂った。
家だったんだけど、嫁は「こんないい父親になんてことをいうんだ!」って言って娘を引きずり倒して床に土下座させた。わーって怒鳴ってたからよく聞き取れなかったけど
・この人(俺のことね)はいい父親
・お前は自分がどれほど恵まれている
・出来るなら自分(嫁)がお前(娘)になりたい
みたいな内容の事を言って尋常じゃないぐらい怒った。
娘が泣き出したから、俺が「そこまで言わなくても」と庇ったら、それも「私の時はこんなことなかった」って言って、嫁が泣いてどうしようもなくなり、近所の友達呼んで嫁を引き取ってもらった。(俺が付いていこうとしたら嫁が嫌がったから)
家に残った娘とは、ちゃんと娘がごめんなさいをしたので「本気じゃないのは分かってたけど、そういう事言われると傷つくからだめ」と言って仲直り。
嫁の方は友人が色々聞き出した話を要約すると、嫁の父親がいい親じゃなかったらしくて、当時の事がフラッシュバックして娘に嫉妬したらしい。自分は苦労したのに、恵まれた父親に感謝しない姿にかっとなったそうだ。
それ以来嫁は娘の姿が視界に入ると体調を崩すようになったのでしばらく別居してて、先週ようやく一緒に暮らせるまで落ち着いたので記念カキコ 。
○優しい父親の信じられな一面
父親が他所の若い女性に対してとてつもなく威圧的だったこと。
家族みんなで道を歩いてたら、真正面からスーツ姿の若い女性が歩いてきた。
そしたら父親と女性が真正面でピタリと止まった。そうなるとお互いどこうとするものだとおもうけど、父も女性も動かない。
すると父が「お前がどけよ!!邪魔くせぇな!!」と女性に怒鳴った。私も母もびっくりして固まった。
女性は動かず、腕を組んで睨んでた。「はーやーく!!どーけーよ!!」と父が怒鳴っても何も言わない。
父も父でどけばいいものを、意地でもどこうとしない。
そしたら女性が「おいオッサン。お前いっつもこの道で女の目の前にきて怒鳴り散らしてるけどなんなの?あと私に怒鳴ってきたの何回目?いつもは出勤時間で忙しいから怒鳴り散らすお前がうざくてどいてたんだよ。今日時間あるからどかないよ。おい!!お前がどけよ、クソジジイ!!」
私も母が「お父さん、先行ってるから後でね」と先に行こうとすると「あんた達家族なの?だったらこのオッサンどかしてよ!」と言う女性を無視して走って逃げ、家に帰った。
その後警察が来て、「かなりの長時間怒鳴りあってたので、目の前のスーパーの店員さんが通報してきたんですよ」と父親を返しに来た。
騒動があった道は父もよく使うんだけど、専門学校があるので若い女性もたくさん通る。
なので色んな女性の目の前に立ちはだかって「どけ!」というのが日課になっていたらしい。ちょっと強面の警官がきたのであっさりゲロっていた。
さらに警察官から、「あのさあお父さん、娘さんいるんでしょ?若い娘さんがお父さんみたいな失礼で何しでかすかわからんおじさんに怒鳴られたらどう思うの?嫌だよね?」と注意したら「はい、はい…すいません…」としょんぼりしてた。
その日以降、父は道を変えてる。
家では普通の優しい父だったので母もショックを受けてる。
○キラキラネームが大好きな基地ママ
去年の話です。
私は2人の子持ちなんだけど、上の子と同じ幼稚園子のママが基地だった。
下の子を身籠ってた時、同じ妊婦のママ友と子どもの名前についてよく話していたんだけど、それに口出ししまくられた。
私自身がキラキラネームで若い頃とても苦労したので、自分の子は普通の名前がよく、色んな本を読みながら考えていた。
上の子も割りと古風な名前で、義祖父の漢字を一字もらった。向こうの両親はもちろん、私の両親も気に入ってる。
でも基地ママはキラキラネーム大好きで、子どもはもちろんキラキラネーム。(自分はいたって普通の名前)
基地ママ「自分は可愛い名前のくせに、私子くんは地味な名前で可哀想」
基地ママ「あんな名前だと小学校に上がっていじめられる」
基地ママ「自分や旦那さんのご両親だって気に入ってないはず。可哀想」
基地ママ「自分の事大事だからって子どもの名前手抜きするとかあり得ない」
基地ママ「下の子の名前は可愛くしろ」
基地ママ「私が決めてあげるから男か女か教えろ」
基地ママ「だから金よこせ」
とかめちゃくちゃなこと言われた。
男か女かは生まれるまで教えてもらわないということで、やんわり避けていたのだけど、ある日郵便ポストに封筒が。中には男の子女の子一つずつの立派なキラキラネームが書かれた便箋。あと手数料2500円とも書かれていた。
怖いから無視してたら、仲良しのママからメールがきた。
「基地ママさんに借金があるって本当?何かの間違いよね?」
は?と思って色々聞いたら、基地ママさんが勝手に色んな人に私がお金払わずに逃げ回ってるみたいなことを言いふらしてたみたいで。もう本当笑った。
それからその仲良しママに封筒と便箋の写メ送ったらあっという間に広まって、基地ママはひとりぼっちに。
無事生まれた我が子はいたって普通の名前をつけました。
○強引過ぎる女
大学生のときの話。 当時私は、親戚の夫婦が経営する和風惣菜屋さんで働かせてもらってた。
こじんまりとしたお店なんだけど、美味しくて安くてサービス満点ということでご近所を中心に大評判で、 ちょうど人手も足りなかったし、ということでお声が掛かって、そこでバイトすることになった。
夫婦は私のことをめちゃくちゃ可愛がってくれて、バイト終わりにそのまま夕飯を出してくれたり、 残った商品や奥さん手作りのおかずなど色々持たせてくれたりした。
お店には出せないけど衛生的には全然OKということで翌日の弁当に詰めたりして、 私の弁当は大学生の一人暮らしとは思えないほど充実した弁当になった。
よく一緒に弁当を食べる友人たちにも分けたりして、なかなか好評だったんだけど、 その友人の一人が「羨ましい!私もそこで働く!」と言い出した。
冗談かなと思ったんだけどどうやら本気のようで、私が「親戚の縁で働かせてもらってるから無理なんじゃないかな」と言っても聞く耳持たず。
実は調理担当の旦那さんが強面な上に人見知りで、初見の人と話すのはまず無理な人。
接客担当の奥さんが「人手足りないからバイト募集しようか」と言っても、「知らない人がいるのは無理!それくらいなら店たたむ!」と駄々をこね、 困り果てていたところにちょうど私が引っ越してきた、という流れだったそうだ。
でもそれをそのまま伝えるわけにも行かず、「今の人手で十分足りてる」「調理担当の人が気難しいから」と色々理由をつけて無理だと言っておいた。
そのことを奥さんに伝えても、「無理無理無理、申し訳ないけど断ってね」というので、そのことを伝えておいた。
けれどそのことが友人の中で何かの火をつけたらしく、私の後をつけて店を把握、 後日私がいないときに店に凸し、「私をここで雇って!」と直談判したらしい。
奥さんが断るも引かず、「私は○○(私のこと)よりも仕事できる」「親戚だからって優遇するのはずるい!」と店頭で大騒ぎしていたそうだ。
そこにちょうどご近所のママさん集団が来店、状況を把握すると 「店に迷惑かける人を雇うわけないでしょ」「店の価値が下がるから足を踏み入れないで頂戴」と友人をフルボッコ。
それでも引かない友人に、最終的に奥さんが警察を呼んで引き取ってもらったらしい。
旦那さんはというと奥の方で万が一に備えてボイスレコーダーを回していたんだけど、ママさん集団のあまりのフルボッコっぷりに 「果たしてこれを提出したところでどっちが悪者になるんだろう」と悩みまくっていたそうだ。
警察から注意を受けた友人は、今度は私のところへ凸ってきて「こんな目にあった!お前の親戚は人でなしだ!」と喚いていたが、 事前に根回しをしていた他友人たちに反論され、さらに通りがかった教授も騒ぎを聞きつけ、
「そういう行動は本校の学生としてどうか」と学生部に話を持って行かれ、最終的に親にまで話が行き、 大学を辞めずに済んだものの、一人暮らしから実家預かりとなり、さらには友人もいなくなった。
でも結局、通学距離が一気に伸びたことで遅刻が増え、留年した挙句に学校をやめていったらしい。
○『はい』と言わせたがる男
10年近く前、私がアラサーの頃、お見合い?のようなものをした。相手はアラフォーの医者。
お見合いと言っても、仲人とか親の同席もないすごくカジュアルなもの。
初対面の印象は、背も高く、顔立ちも整っていて、物腰も柔らかく、なんでこんな人が今まで独身?と思うくらい好印象。
ただ、受け答えが、ちょっと独特で。でも、医者で高学歴だし頭がいい人なんだろう、常人とは考え方や頭の作りが違うんだろう、と思えなくもなかった。
食事をということになり、カジュアルなイタリアンへ。
2人でシェアするカップルコースみたいなもので、前菜、スープ、デザートは同じものが2人分、パスタはそれぞれ選べて、小さめピザ1枚を2人でシェア。
ピザを二人で話しあってトマト系のにしたので、私はパスタはトマト系を外してジェノベーゼかクリームソースかにしようと思う、と言った。
すると、ペスカトーレとかのトマト系が良いよ、とお相手が言う。さらに、お相手もトマト系のパスタにする、と。
え?となって、「え?えー…あー、でも違う味も食べたいし…」と言うと、こう言われた。
「『えー』じゃない、『でも…』じゃない、『はい』と言いなさい」と。「あなたは、いつも『はい』と言っていればいい」「言ってごらん?『はい』って」
それに対して、つい「え?」「あ…え…」と言ってしまうと、また、「『はい』でしょ!」と怒られる。
それが私が「はい」と言うまで続いた。
私が「はい」と言うと、満足そうにニッコリ頷いて、「そう、それが正しい」と。
いやもう、私の頭の中は、(何コレ?何コレ!)とパニックで怖くなって、とにかく逆らわずに食事を終わらせて帰ろうと必死だった。
レストランを出たあと、お相手は既に2人は恋人同士というか主従関係が出来たと思ったのか、この後の予定を私に伺うことも無く、当然私が着いてくると思っているように歩き出したけど、仕事の呼び出しが…とか言って即逃げ帰った。
そして、すぐ紹介者に連絡してあったことを話してお断りし、連絡先も教えないように頼んだ。
なんだアレ!なんだったんだ!とビックリと恐怖でいっぱいだったんだけど、お断りしたし、連絡先教えてなかったし、とほっとしてたら、後日、職場に電話がかかってきた…
当時、小さい会社に勤めてて、最初の良好な話の流れで社名は言ってたんだよね…お見合いだし、隠すとか考えもせず。
そして、〇〇医院の医師の××ですが…って電話かけてこられたら事務のおばちゃんが、「医者から直接電話!これは大変!なにかあったのか!」と取り次いでくれちゃって…
とりあえず、紹介者を混じえて会って、「私はあなたに従って生きることは出来ません、私はワガママな女なんです!食いしん坊だから、食べたいものも食べられない生活はできません」と言った。
すると、「『はい』と言い続ければ、心から『はい』という気持ちになるよ。素直になるよ」と。
紹介者もその言葉にはビックリして、「そんな洗脳みたいな…」と。
その後もお相手は「あなたなら素直になれるよ。あなたなら大丈夫だと話していてわかったんだ」と追撃してくるので、
こちらはもう泣きそうになり、「いやもうほんと無理ですから」を繰り返し
相手は「素直になるのが怖いんだね。大丈夫だよ、僕を信じれば僕が幸せにしてあげるよ。僕の言うことを聞いていれば幸せになれるよ」と言う。
そして「いやもう無理…」と返す。
結局は紹介者の旦那さんが間に入ってくれて、縁が切れた。本当に怖い出来事だった。
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