ドン引きする話4選「見られたいのに撮られるのは嫌な露出狂」「感情の赴くまま動いてて怖い人」「私が傷物(たぶん婚約破棄のこと)になったから弟がもらってやる気でいたらしい」など
・見られたいのに撮られるのは嫌な露出狂
・感情の赴くまま動いてて怖い人
・よくもまあここまで自分に甘く他人に厳しくなれる姪にドン引き
・私が傷物(たぶん婚約破棄のこと)になったから弟がもらってやる気でいたらしい
以上、4つの話を紹介します。
ドン引きする話4選
○見られたいのに撮られるのは嫌な露出狂
10年程前、電車に乗っていると露出狂に遭遇した。
ガラガラの車両で向かいの席に座っている男が、短パンの裾を持ち上げて見せ付けてきた。
下着は履いてなかったみたい。
大きいサングラスをかけていて顔はよく分からなかった。
距離があるし見せてくるだけで特に害は無さそうだったから、折角なので写真を撮ろうと携帯を向けると慌てて隣の車両に逃げていった。
見られたいのに撮られるのは嫌なのか。
数カ月後にもう一度遭遇したけど、やっぱり写真を撮ろうとすると逃げられた。
後日、同じ電車を使っている地元の友人が「露出狂の動画撮った!」って携帯を見せてくれた。
私が遭遇したのと同じ男だった。
見せている所から、撮影されている事に気付いて逃げる所までバッチリ映っていた。
「ネットに晒してやろうか」と盛り上がったけど、こちらが罪に問われる恐れがあるので普通に警察に持って行って動画のデータを渡した。
それ以降ヤツは現れなくなった。
結局何が目的だったんだろうか。
撮影NGだけど見せたいのか、外気に触れさせたかっただけなのか
見せたんだから撮られても堂々としてろや
○感情の赴くまま動いてて怖い人
わたしの勤め先の人がワクチン絡みのトラブルを起こした。
私の担当している取引先(大手)から声がかかり、「職域接種について、そちらの会社の分も確保できるけどどう?」という案内が来た。
みんな「受けたい」「ありがたい」と受けることにした。
全社員に無記名アンケート(ワクチン関係は色々あるので無記名にした。何人分予約するか確認するため)を取った。誰が持ってきたか分からないよう、箱の中に各々がタイミングをみて投票する感じにした。
結果、全員が受けたいと回答。
ところがたった1人、Aさんが「ワクチン受けるって言ったけど、ぜーったい受けない」と言ってるらしいということを人づてに聞いた。
ワクチンは人数分確保してもらってるから、ただの1回分だって無駄にできないのに何考えてるんだということを柔らかい表現で聞いた。
要はAさんは反ワクチンで、「予約してすっぽかしてワクチンを無駄にさせる」か、「ワクチン接種会場で他の人達にもワクチンを受けないよう説得する」という作戦に出たかったみたい。
しかも今年入社の新卒らに同じことをするように強要していたことが判明。
新卒曰く、「ま、冗談だよ笑」と言われて本気かどうか分からず、報告していなかったとのことで別に悪くはない。
私は
·ワクチンを受けたいか受けたくないかはあなたがえらぶべき
·受けたくないならその旨アンケートに書いてくれれば詮索はしなかった。その為に無記名にした。
·Aさんの枠ちんを受けない自由は保証するから、他の人がワクチンを受ける自由を侵さないであげて欲しい
と伝えたけれど、「ワクチンは有害で、亜鉛とビタミンを取れば治るんです!遺伝子操作をされるんですよ」などと言うことを聞いてくれなかった。
上司がブチ切れて、
「受けたくないなら受けたくないで別に問題ないと言ってるだろう!俺たちが怒ってるのは、取り引き先が努力して確保してくれたワクチンをわざと無駄にさせようとする根性だよ。あと、それを万が一にも取引先が見たら、私さんと取引先のせっかくの関係性が崩れるかもしれないってところにも思い至らない、思いやりのなさ」
とバッサリやってくれた。
モゴモゴしながら睨みつけるAさんに、私から
「…Aさん、どうする?例えばギックリ腰で動けなくなった事にして、キャンセルすれば他の人にまだ回せると思う。それともワクチン受ける?」
と尋ね、Aさんは前者を選んだ。
目の前でキャンセルさせたし、日程も余裕あったから、多分ワクチンは無駄にならなかったと思う。その日Aさんは「お、つ、か、れ、さ、ま、で、し、た!!!!」とガン睨みで帰って行った。
にしても反ワクチンの突拍子もない感じ、何なんだろう。感情の赴くまま動いてて怖い。
○よくもまあここまで自分に甘く他人に厳しくなれる姪にドン引き
当時22歳の姪の通院に一時期付き添っていた。
その頃まだ姉のところにはまだ中学生の甥がおり、息子が晴れて大学に合格し遠方で下宿を開始し比較的手の空いている私が姪の通院の付き添いを担当していた。
姪は大学を卒業後二週間で仕事を辞めた。
もともと精神的に不安定でしばしば電車や大学で過呼吸を起こしていたらしい姪は仕事を辞めてから更に不安定になり、お皿を投げる、奇声をあげて座り込む、太ももに切り込みを入れるなど奇行が目立つようになった。
眠気を訴え家を出ようとせず、目眩や吐き気で蹲り、普通に歩くだけでも息を荒げ、たまに過呼吸を起こし、親兄弟への愚痴を延々と語り続ける姪を宥めて時には叱って病院まで運ぶ。
そんな感じで往復40分の病院へと二週間へ一度送り迎えをしつづけた。
今日に至るまで姪からの感謝の言葉は一つもない。
せいぜい二週間に一度の二時間程度の作業。時間的な負担は無視できる程度だったけど、姪の口から延々と溢れてくる怨嗟と些細なことで奇行を起こす人間の世話は精神的な負担となった。
それが三年ほど続いた。
姪の送り迎えをやめたのはコロナの流行、甥の大学合格による独居で姉の時間的な余裕ができたことなど。
通院と投薬を始めてから多少は落ち着いているけど、現在も社会復帰はできていないらしい。
彼女の通院の付き添いを通じて、嫌な思いを伴ってはっきりと覚えている記憶が一つある
電車にベビーカーで乗り込んできた若い女性を見て
「迷惑になってるのわかんないかな」
「私の親はベビーカーなんか使わなかった」
と姪は女性に聞こえるような声で呟いた。
耳を疑ってしまった。
おばちゃん貴方がベビーカーに乗っていたことを覚えていますよ
なんなら私がベビーカーに乗せて電車に乗りましたよ、と…
だけど突っ込みを入れたらまた過呼吸になりそうだから黙っておいた。
自分の現状を負い目に思えとまでは思わないけど、よくもまあここまで自分に甘く他人に厳しくなれるなあって…
○私が傷物(たぶん婚約破棄のこと)になったから弟がもらってやる気でいたらしい
去年結婚したけどコロナで式も披露宴もなし。
親戚と友人にだけ書簡で知らせた。
結婚したことを最近知ったらしく、元婚約者の弟が電話してきた。
弟の番号なんて登録してなかったし、非表示でもなかったからつい出てしまった。
というか名のられてもしばらく誰だかわからなかった。
よくわかんないけど私が傷物(たぶん婚約破棄のこと)になったから弟がもらってやる気でいたらしい。
まともにしゃべったこともないのに何でだよ。
というか婚約破棄の原因はこの弟で、この人の借金を親と元婚約者がかぶって返済し続けてるのに本人がまだ散財とギャンブルをやめなくて、「あの弟がいる限り結婚できない」と言ったら、元婚約者が「家族は捨てられない」と言ったから破棄したんだよね。
なんでその弟と私が結婚すると思ったんだ??
元婚約者の弟の中では「俺が兄貴の婚約をブチ壊した」と武勇伝化してる口ぶりで、それも意味わからなかった。
面倒だから途中からスピーカーにして代わりに旦那に聞いてもらった。
洗濯物たたんでたら旦那が「飽きたから切るねー」と言って私が「いーよー」と言って終わり。
それきりかかってこないから流石にバカにされたことくらいは気づいたと思う。
ていうか婚約破棄なんて六年も前の話なのに何なの。
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