”まぶた監視システム”に批判続出!「監視社会だ」「奴隷制度だ」仮眠は作業効率を上げる!仮眠システムを導入すべきだ。

●居眠りさせないオフィス開発へ まぶた監視→室温下げる

仕事中にウトウトしてきたら、部屋の温度が自動的に下がって眠気を吹き飛ばす――。NECとダイキン工業は25日、オフィスでの居眠りを防ぐシステムを共同開発すると発表した。2020年にも実用化し、生産性の向上をめざす企業に売り込む考えだ。

システムの仕組みは、まずはパソコンの画面にカメラをつけるなどして、働き手のまぶたの動きを追う。まぶたの動き方に変化が出れば、眠気におそわれ始めたと判断。部屋のエアコンの設定温度を一時的に数度下げて働き手に刺激を与え、目覚めを促す。

NECは得意の顔認証技術を生かし、まぶたの動きを追う技術を開発する。まぶたの動きの分析には人工知能(AI)を使う。

ダイキンはエアコンを制御する技術を担当し、眠気を感じた働き手だけに風をあてるエアコンの開発も検討する。

まぶたの動きは記録するが、だれのデータか特定できないようにするという。「勤務態度の監視には使えないようにする」(NEC広報)としている。

両社は16年から、生産性の向上につながるオフィスの共同研究を開始。社員に単純な計算を続けさせて眠くさせ、部屋の気温や明るさ、においなどを変えると眠気が減るかどうかを調べてきた。55人分のデータの分析から、部屋の温度を下げるのが最も効果的だとわかったという。

両社は今月から、それぞれ自社のオフィスでの実証実験を始めた。照明の明るさが眠気に及ぼす効果も改めて調べる。来年3月まで実証実験を続けて課題を洗い出したうえで、本格的な開発に乗り出す計画だ。

引用:asahi.com

両社は16年から、生産性の向上につながるオフィスの共同研究を開始。社員に単純な計算を続けさせて眠くさせ、部屋の気温や明るさ、においなどを変えると眠気が減るかどうかを調べてきた。55人分のデータの分析から、部屋の温度を下げるのが最も効果的だとわかった・・・

部屋の温度が下がると眠気が減るそうです。

だからNECとダイキン工業は部屋の温度を下げ、居眠りを防止するシステムを共同開発するそうです。

パソコンの画面にカメラをつけるなどして、働き手のまぶたの動きを追い、まぶたの動き方に変化が出れば、眠気におそわれ始めたと判断し、部屋のエアコンの設定温度を一時的に数度下げて働き手に刺激を与え、目覚めを促すというシステムを開発するそうです。

2020年にも実用化し、生産性の向上をめざす企業に売り込む考えだそうです。

生産性の向上のためにまぶた監視システムを作る。

確かに生産性を上げるには画期的なシステムかもしれません。

でも、このシステムに批判が続出しているんです。

スポンサーリンク

まぶた監視を批判する人々

 

 

 

 

 

 

まぶた監視システムのデメリット

より疲れてしまう

疲れているから居眠りしてしまう場合があるのに、まぶた監視システムによって強制的に覚醒させられたら、より疲れてしまいます。

疲れのせいで居眠りをしたい気分になったときは10分でもいいから仮眠したほうが疲れが取れます。

まぶた監視システムを導入するより仮眠システムを導入したほうが健康に良いし、作業効率もアップすると僕は思います。

このシステムは疲れている人を無理やり覚醒させて働かせる強制システムのような気がしてなりません。

監視されている気がしてストレスになる

繊細な人はまぶた監視システムが存在しているというだけでもストレスになります。

このストレスが溜まれば精神疾患になったり、うつ病になったりするリスクが高まります。

現代はストレス社会です。否応なしにストレスに襲われる社会です。そんな社会の中でさらにストレスの原因となる可能性があるまぶた監視システムを導入するというのは間違っていると僕は思います。

ストレス社会なんだから少しでもストレスを減らす努力をするのが正しい企業努力だと思います。

ストレスが原因でパワハラが増えるかも

人はストレスが溜まれば攻撃的になります。

監視されているというストレスが溜まっても、当然、攻撃的になります。

疲労が溜まっているのにまぶた監視システムによって強制的に覚醒させられることもストレスになり、何度も強制的に覚醒させられればストレスが溜まり、当然、攻撃的になります。

攻撃的になればパワハラをするリスクが高まります。同僚間のいじめも起きるリスクも高まります。

ーーーーーーーー

以上のようにまぶた監視システムは、

・疲れの原因
・ストレスの原因
・パワハラの原因

になるリスクがあります。

まぶた監視システムのせいでストレスが溜まれば、集中力も低下し、作業効率も悪くなります。

そんなデメリットのあるまぶた監視システム、導入する価値があるのでしょうか?

僕にはあると思えません。

仮眠は作業効率をアップさせる

NASA(アメリカ航空宇宙局)、Google、アップル、マイクロソフトなど、世界をリードする一流組織・企業は、仕事の合間に「仮眠」を取り入れています。

NASAが行った仮眠に関する実験で、宇宙飛行士に昼間26分間の仮眠を取らせたところ、認知能力が34%、注意力が54%も向上することが明らかになりました。

アテネ大学医学部の教授が、20歳~86歳の健康な男女2万人以上を約6年にわたって追跡調査した結果、週3回以上・約30分間の昼寝をしたグループは、昼寝をしていないグループと比べて死亡率が37%低かったことが明らかになりました。

この二つの研究結果から、仕事の合間に仮眠を取ると、理解力や判断力、注意力が高まり仕事の質が向上すること病気のリスクが軽減されることが明らかになりました。

逆に眠いのに無理して仕事を続ければ、理解力や判断力が下がるということです。病気になるリスクが高くなるということです。

ただ眠い状態で無理して仕事を続けるだけでも、脳のパフォーマンスが下がり、病気になるリスクが上がるんです。

まぶた監視システムによって強制的に覚醒させられれば、ただ眠気を我慢して仕事を続けるよりも脳のパフォーマンスが下がり、病気になるリスクも高くなるのは明白です。

そんな危険なシステムを導入するのは、どう考えても間違っています。

僕はそんな危険なシステムの導入は断固反対です。

Posted by