【名言】『フランツ・カフカ』プラハのユダヤ人の家庭に生まれた偉大な作家の言葉
人間には他のあらゆる罪悪がそこから出てくる二つの主な罪悪がある。すなわち短気と怠惰
真の道は一本の網の上に通じている
精神の世界以外には何も存在しないという事実、これが我々から希望を奪い取って、我々に確信を与える
書物は我々のうちなる凍った海のための斧なのだ
真実のない生というものはありえない。真実とは多分、生そのものであろう
青春が幸福なのは、美しいものを見る能力を備えているためです。美しいものを見る能力を保っていれば、人は決して老いぬものです
ある地点からは、もはや立ち帰ることはできない。その地点まで到達しなければならぬ
誰もが真実を見ることができるとはいえない、しかし真実であることはできる
精神は、支えであることをやめるときに、はじめて自由となる
多くの書物には、自分自身の城内の未知の広間を開く、鍵のような働きがある
恐れをもつことは不幸だ。それゆえに、勇気をもつことが幸せなのではなく、恐れをもたないことが幸せなのだ
ただ詩のみが、つねに、真理へと到る道だ
悪の最も効果的な誘惑手段の一つは闘争への誘いだ
悪は善のことを知っているが善は悪のことを知らず
死ぬものは皆、生きている間に目的を持ち、だからこそあくせくして命をすり減らす
人間のあらゆる過ちは、全て焦りから来ている。周到さをそうそうに放棄し、もっともらしい事柄をもっともらしく仕立ててみせる、性急な焦り
信頼が失われたならば、何を語っても意味がない
結婚はしてもしなくても後悔するものである
歴史はたいてい役所仕事によって創作されるのです
なぜ、人間は血のつまったただの袋ではないのだろうか
人間を吟味せよ。疑う者には疑わせ、信じる者には信じさせよ
人が通ったところに、道は出来る
目標があるのに、そこに至る道はない。道を進んでいると思っているが、実際には尻込みしているのだ
真実の道を進むためには、一本の綱の上を越えていかなければならない
僕は、自分を傷つけたり、刺したりするような本だけを読むべきではないかと思っている
本とは、ぼくらの内の氷結した海を砕く斧でなければならない
言い伝えは不可解なものを解き明かそうと努めるだろう。しかし真理を帯びて始まるものは、所詮は不可解なものとして終わらなくてはならないのだ
将来にむかって歩くことは、僕にはできません。将来に向かってつまづくこと、これはできます。一番うまくできるのは、倒れたままでいることです
僕はひとりで部屋にいなければならない。床の上に寝ていればベッドから落ちることがないように、ひとりでいれば何事も起こらない
ぼくは彼女なしで生きることはできない。……しかしぼくは……彼女とともに生きることもできないだろう
ぼくは父親になるという冒険に、決して旅立ってはならないでしょう
誰でも、ありのままの相手を愛することはできる。しかし、ありのままの相手といっしょに生活することはできない
いつだったか足を骨折したことがある、生涯で最も美しい体験であった
人間というものは生来、風に舞う塵のようなものであって、本性においては軽佻浮薄なのである。一つの事に縛られるのを好まない。無理に縛り付けると、まもなく狂ったようにして縛めを揺さぶり出す。囲いや鎖、果ては当の自分までも空中高くはじきとばしかねない
ぼくは人生に必要な能力を、なにひとつ備えておらず、ただ人間的な弱みしか持っていない
ぼくは現代のネガティブな面を堀りあて、それを身につけてしまったのである
ポジティブなものは、ほんのわずかでさえ身につけなかった
どんな宗教によっても救われることはなかった。ぼくは終末である。それとも始まりであろうか
すべてお終いのように見えるときでも、まだまだ新しいカが湧き出てくる。それこそ、おまえが生きている証なのだ。もし、そういうカが湧いてこないなら、そのときは、すべてお終いだ。もうこれまで
ずいぶん遠くまで歩きました。五時間ほど、ひとりで。それでも孤独さが足りない。まったく人通りのない谷間なのですが、それでもさびしさが足りない
二人でいると、彼は一人のときよりも孤独を感じる。誰かと二人でいると、相手が彼につかみかかり、彼はなすすべもない。一人でいると、全人類が彼につかみかかりはするが、その無数の腕がからまって、誰の手も彼には届かない。
避けようとして後ずさりする、しかめっ面に、それでも照りつける光。それこそが真実だ。ほかにはない
人間の根本的な弱さは、勝利を手にできないことではなく、せっかく手にした勝利を、活用しきれないことである
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