【名言】『hide』X JAPANのメンバーであり、永遠のギタリストである男が残した言葉

 

服の選び方って、結構その人の生き方を反映すると思うんだ。だから俺、人の着てる服ってばかにしないの

 

曲を作るより先に、仮でもいいからタイトルを作っちゃう。タイトルがあると、何となく頭の中でメロディを考えられて、ギターを手にすると形になっていく。リズムとかリフが先にあると、どうしてもそっちに目が行きがちになってしまう。そうするとメロディとか歌が死んじゃうんだよね

 

ステージではオープニングからエンディングまで、出している音の全ての音が、自分のその時の感情の起伏である

 

僕の第一リスナーは紛れもなく“天啓を受けた僕”でしかなくて、“お前ならわかるだろう?”っていうのがすごくある。これ(HIDE YOUR FACE)に全然引っかからない人は全然僕とは違う人だし、僕が宛てた第一リスナーみたいな人がたくさんいると僕は心に信じてるから

 

ニューヨークで黒人相手にケンカ吹っかけたっていうのも、後で聞いて、要するにたぶん、横須賀と勘違いしてたと思うんですよ。酔っ払って。ニューヨークだと判ってたら、絶対しないよ

 

昔、まだ俺がXに入る前頃、消火器をぶちまけるのが流行ってたんだ。街中にある消火器を、みんなでかけあうのね。口の中に入ると酸っぱくて、顔にかかると、皮膚が痛くなっちゃうんだよ

 

前に道のあることをなぞっても、ワンアンドオンリーにはなれない

 

自分で自分のバンドのメンバーをそういうふうに言うのもおかしいけど、芸能界の中のロック産業っていうものをぶっ壊せるのはあいつ(YOSHIKI)しかいないと思うの。自分の中のハードコアを崩さずにそのままやっていけるのはあいつぐらいかなって

 

クリスマスにリハーサルでスタジオにいて、モスバーガーのチキンがやたらいっぱいあった。それを見つめながらHEATHが言った言葉が、「クリスマスって、実は寂しいものなんですよ。寂しいから、人はみんな寄り添うんですよ」だって。あの言葉には深いものがあったな

 

それまではいやらしい屈折したガキだったのが、本当に素直に自分の感情が左右されたのがロックだった

 

“何かを伝えるために歌詞がある”と俺は思ってないから。俺ってものを表すための歌詞やアルバムだと思ってる

 

ツアー中、節制したりとかはしませんね。飲まずに寝ちゃったりすると、次の朝、いったい俺は何をしてたんだって(笑)、かえってつらくなるから。飲むと暴れるっていうのは、否定しません

 

俺が高い所に居たとして、下から登ってきて足を引っ張るようなのが“ジェラシー”だと思うの。嫉み、みたいな。俺もあるかもしれないけど、この性格だから露骨には出さない

 

YOSHIKIの曲のギター・ソロを作る時って、絶対にギターでは作らないんだ。最初に頭に浮かんだメロディを自分の声で録音して、その大きい音だけを拾っていって、それから作ったりする。口でギターの音を「ニャ~ニャニャ~ン」とか言いながら作る。恥ずかしいんだけどね

 

弾いて、録って、帰る。それを僕らは弾き逃げと呼んでる

 

自分自身を信頼して、それをそのままアピールできるっていう人って、すごくうらやましい

 

“ロック”という得体の知れないものがあって、それはもちろん音楽なんだけど、音楽だけじゃないでしょ。それを知らない人に説明するのはムズかしいけど、わかる人にはそのまま通じ合える。そういう共同幻想を示すために考えたのが“PSYCHOMMUNITY”という造語

 

(ART OF LIFEを)ちゃんと聴いたっていうか、OKテイクに近いヴォーカルが入ってるのをまともに聴いたのは、俺、ローソンで聴いた時だもん(笑)

 

『アルバム全然出てないじゃない!』って非難されても、(YOSHIKIは)それを正面向かって火の粉浴びれる人だから。そういうの全部わかってやってるから。だからいつまでも遊んでいられるんだろうな、と、あいつとは

 

音出してナンボだからバンドなんて。で、音出したらもう存在してるんだから、解散がどうあれ5人揃って音出したら、もうそれは復活じゃないのっちゅう。ないわけないじゃん人間なんだから。人間で、だって音楽好きでやってんだから

 

両親は普通ですね。大ロック否定家庭でしたもん。“JAPAN”のポスター、何回破られたことか(笑)。「こんなオカマのどこがいいんだ!」って(笑)。で、反発しまくって家出するんだけど、町内以内ですもんね(笑)。2、3時間で帰って来ます

 

人間、誰だって自分の内側はグチャグチャなんだから、そんなに単純にわかられたら、それほどつまらない事はない

 

スルーネックで24フレットっていう仕様はそもそもはX JAPANのためだったんだけど。あの人(YOSHIKI)の作る曲って22フレットじゃ足りないんだもん(笑)

 

担任じゃない美術の先生とかいるじゃない。名前なんて憶えてないから、俺のことを『おい、そこの太った奴!』って言うんですよ(笑)。なんで、『そこの奴!』じゃなくて、『太った奴!』とお前は呼ぶと思ってた

 

ステージでの自分とホントの自分の距離を、自分でコントロールできなくなるぐらいになりたい

 

詩ってその時その時で書いてるから、後から読んでみて“何だったの?”って聞かれても詳しくわからないんです(笑)

 

音楽に関して“一生はできない”とはさらさら思わないし、“仕事”と口にするけど、あんまり仕事だと思ってないからね

 

相変わらずレコードは山のように買ってるけど、最近は当たりがないという。10曲中1曲いい曲があればいいレコードで、2曲あれば10年に1度の名盤になってしまうぐらい、それぐらいいいレコードがない。だから僕が作るしかないんだよね(笑)

 

YOSHIKIに初めて会ったら、やたらニコニコしててかわいいんだ。“どーもーォ”とか言って、まるで外人の子供みたいだった。“こいつがホントに酒を飲むと大暴れするっていうYOSHIKIなのかな、変なの”っていうのが、第一印象

 

学校でギター教えなかったってのが一番良かったことなのかな(笑)。たぶん学校で音楽の時間にロックを聴かされてたら、のめり込まなかったもん。学校でギターは教えるなってことですね

 

ギター練習してて楽しいのは、挫折すればするほど次やった時できちゃうっていう。なぜかできちゃうっていうのが何となく頭に残ってるから、やればやっただけの事があるものだっていうのは子供心に思ってた

 

(ロックが)いち音楽のジャンルだとは思ってないから。俺にとっては“ロック”と“殺気”って一緒なの。“あ、ロックだ”っていうのと、“殺気がある”っていうのが同じ意味なのね。だから所謂ロック雑誌の“ロック”とは、ちょっと違うんだな

 

俺はXのときは『誰よりも目立ってやる!』っていう気持ちでステージに立ってるし、ボーカリストなんて黙ってたって目立つの当たり前なんだから、みんな『俺が!俺が!』ってやってくれたほうがいい

 

僕、昔は指先の動きでピッキングする人だったんですよ。X入った時も、その弾き方で弾いてたら全然もたなくて。それで弦もピックも全部変えて腕で弾くようにしたんです。力で弾き倒すって感じで、そこで全然スタイルが変わっちゃった

 

ミーティングは多いし、中身も濃いんだけど、それが具体的になるまですごく時間がかかるバンド(笑)

 

歳を取ると、ネガティヴな所からポジティヴな方向に持っていく方法論を覚えるじゃない?ウソでもそういうふうにしようとする機能が体や頭の中に備わってくるし。でも若い頃は純粋なぶん、悩みでさらに悩む。だから(ROCKET DIVEは)“単純にやっちまえ”っていう歌ですよ

 

結局、俺はYOSHIKIの器に魅かれてXに入った部分があるの

 

“ひらめき”と“出逢い”には価値を感じる

 

「ぶっ殺せ!」とかその手の詞がいいと思ったことないしね。やっぱりそういう詞に影響されたこともないし、感銘受けたこともないから

 

俺の場合は導火線が長くて、YOSHIKIの場合は導火線がない。火がついたらそのままなんですよ。その場で爆発するんですよ

 

俺の基本は、俺がカッコイイと思うモノはみんなもカッコイイと思うに違いないという勘違いから始まるから。自分の曲にしてもなんでもそうなんだけど(笑)

 

だいたい俺、ライヴでも(アルバムと)そんなに変えないからね。アドリブっていう冒険をしないんだよ。俺自身、他人のライヴを観に行った時に、アルバムと違うソロを弾かれると「?」って感じなんだよね。同じソロを弾いてくれると、うれしいタイプなんだ

 

意味のあるようなことをして、その理由を散々しゃべってる人たちが作ってる世界って本当に意味のあるあるものなんだろうかと。別に非難してるわけじゃなくてね

 

俺はYOSHIKIがXだと思ってるから。YOSHIKIとは曲の思考にしても曲の作り方にしてもこだわる部分にしても全然違うところが多いんだけど、それでもやっぱり一緒に遊びてぇなって思うからね

 

自分の好きなものを好きと言うために他を貶す必要はない

 

中途半端で終わってしまったら、結局、後悔しかなくて、結局、自分の殻の中に閉じこもるか、たった何回かの失敗で、人生の全てが終わってしまったような気になってしまうだけだ

 

死ぬ気でやれよ、死なねぇから

 

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