ヤバい上司の話4選「バカは自分がどれほどバカなのか理解できない」「明らかに盗撮と思われる写真ばかり撮る上司」「池江璃花子選手に失礼!」など
・バカは自分がどれほどバカなのか理解できない
・一言余計なタイプの人
・明らかに盗撮と思われる写真ばかり撮る上司
・池江璃花子選手に失礼!
以上、4つの話を紹介します。
ヤバい上司の話4選
○バカは自分がどれほどバカなのか理解できない
私がパート勤めしてる先の上司がやらかしおった。
私は「家が近いから」というだけの理由で、本社勤務。
働いてるパートやその他社員はともかく、そこの最高責任者に選ばれてる人は実績も桁違い。
その最高責任者が、他支店から本車にAさんを異動させることにしたと言う。
そのAさん、その直前にとある業務において前人未到の成績を叩き出して表彰されていた。
うちでやってるその業務は数字もなかなか良くならなかったのだが、Aさんはルーチンを整え、たった一人で徹底的に改善した為凄い数字が出たんだそうだ。
つまり、Aさんは栄転。仕事ぶりも中々のもので、もの凄く真面目。
その業務もたまたま手伝うことになったが、その内容を知ると「若い女の子がたった一人でこれやってるの!?大丈夫!?」と不安になるレベルには難易度高かった。
これが去年の夏の話。
で、当時からAさんの隣に座っていた上司のBさんが凄く面倒な人だった。
話の途中で割って入るし、Aさんが意見しようものなら2時間かけて「Aさんがわかったと言うまで何度も同じ事を言うよ!?」と怒鳴ったりする。
みんななんとか避けていたのだが、Aさんのもともとの業務はBさんがやってたこともあって避けきれなかったみたいだ。
責任者も「A、上手くやってくれなきゃわざわざお前を連れてきた意味がない。上司と上手くやるのも仕事だろ」としか言わない。
それでもAさんは頑張って、その業務において、数字を大幅に改善し二度目の表彰。
明らかにAさんが来てから改善され、Aさんの前いた店舗も数字を維持している。どれだけ再現性の高い手法を作り出したかということがそれだけ見てもわかる。
それでも大声でガミガミ言い続けるBさんや知らんぷりの責任者に、Aさんが明らかに疲れてきていた。
そしてある時、Bさんが
「Aさんが表彰された業務なんか誰でもできる楽なもんだからさ。おばあちゃんの趣味のお裁縫みたいなもんでしょ?休んでたから同情で表彰されたかもしれないけど、そんな仕事しかしてなかったんだから不安にもなるよ!」
と笑いながら言った。
みんな流石にシーンとなってしまった。
責任者が、「まあB、そこまで言ってやるな。Aにとってはあれでも唯一の勲章みたいなものなんだから…」と言った。
実はAさん、病気(精神的なものではない)で、新卒一年目にかなり長く休職してしまった。
同期への遅れを取り戻したい一心でその業務に励んで、必死に頑張って表彰された。表彰されてた時、Aさんが在籍していた支店のメンバーや支店長は大喜びして写真撮ってた。
その業務は精神はすり減らすし、足も頭もフル回転させないと出来ないような仕事。交渉能力も必要。それを誰でも出来るなんて言う神経がわからなかった。
その日以降、Aさんは無表情になる時間が増えた。
受け答えも元気がなくなり、笑わなくなった。
他の役職者達もAさんの同期も「俺達はあんなこと思ってない!」と励ました。
どうやら誰かから話が漏れたらしく、本社に会議にやって来たAさんの元上司である支店長が
「お前んとこの責任者が『Aをどうしても欲しい』と頼んできたから送り出したのに、それを部下が追い詰める!?バカにしてんのか!?Aに謝れ!」
とBさんに怒鳴り込みに来たり、社長が「同情で金をやるほどうちは金有り余ってない。C(責任者)、おまえずいぶんAを馬鹿にしてるけどお前言い訳してたよな。あいつは数ヶ月で改善してくれた。お前がBを叱るべきなのに、何追い打ちかけてんだ?」と言いに来たりしたが一瞬収まるだけで数日すれば元通り。
そして先月、とうとうAさんは退職した。
ルーチンワークのマニュアルを作るためにたった一人で残業し、きっちりとした冊子にまとめて去っていった。
そこには話し方、交渉方法、相手と会うタイミング、失敗事例、そしてその解説まで恐ろしいほどきっちりと記されていた。
Aさんの同期2名も、同期がやめたことで踏ん切りついたのかみんな退職。
そりゃあんなに結果出してる人がバカにされる職場なんて辛いだけだろう。
私にももっとできることあったんじゃないかと落ち込んでしまう。
○一言余計なタイプの人
うちの会社の役職者で、何かあるごとに大袈裟に会議を開くしいっつも一言余計なタイプの人がいる。
例えばコロナが問題視され始めた頃、当然消毒用アルコール、雑巾などを揃えてしっかり除菌するように上から指示が出た。
その雑巾にアルコールつけてテーブルや椅子を拭くだけなのだけれど、「消毒用アルコールの運用について」という会議が開かれ、若手たちの予定が無理やり組み込まれており、私も見事に巻き込まれた。
それだけならコロナで大混乱してる時期だったからまだわかるんだけど、「皆さん子供じゃないんですから、しっかり考えて結論出して報告書にまとめるように」と言われた。
営業でただでさえ忙しいのに、その報告書をわざわざ作る羽目になってみんなイライラしていた。
他にもある。
営業が多数在籍する部署なので「出勤はしているが、時間の都合上取引先へ直行」という営業も毎日数名(各部署1、2名くらい)は必ずいる。
その人たちは必ず前日にホワイトボードに「直行 ○○(行き先)」と、戻る時間を書く。
ところが「それだけでは不十分」と、朝礼でわざわざ点呼まで取るようになった。
しかしワンフロア営業や事務合わせて20人は超えているのに、小学校のように一人ずつ名前を呼んで返事させる。
「電話がかかってきた時にすぐ答えられるように」らしいけど、そんなもんホワイトボードを見ればわかる。
更には朝、出勤途中の道で
「おはようございます」
「おはよー!寒いね今日は」
と部下と上司が話しながら出社してきたことが気に食わなかったようで、その日の朝礼では
「職場はお喋りの場ではありません。みんなの雇用を守るために社長達が頑張ってくださっているのに、忠誠心、緊張感がない!起きたときから仕事は始まってます!」
とお説教。
あまりにくだらなさすぎて、朝礼の時も「くっだらねー」「うるせえよボケ」とみんなボソボソ文句を言っていた。
別にその上司は暇なわけではなく、役職者なので仕事は結構忙しい。当然営業の苦労もわかってるのにそんなことをする。理解ができない。
○明らかに盗撮と思われる写真ばかり撮る上司
会社の上司がスレタイ。
上司のカメラの腕は中々で、賞をもらった、いつも○○というサイトに投稿していてそこ主催の賞なんだーと自慢されたことがある。
そこで仕事の合間、そのサイトを部署のみんなで探してみると、当時のアクセスランキング常連の中にAがいた。思いっきり顔出しでやっていたからすぐ分かった。
そこで見たのは、明らかに盗撮と思われる写真ばかり。
勿論いかがわしいものではないのだけれど、例えば海辺で遊ぶワンピース姿の女の子や、倒れているホームレスや、救急車で運ばれる急病人、若い女の子が高級ブランドのショーケースを覗いているところなど、絶対許可とってなさそうな作品がやたらドラマチックに撮られて、説明欄にはポエムが沿えられていた。
みんなが驚いたのが、作品の中に同期とそのお母さんが写っている写真があったこと。ニコニコと笑って出店でご飯食べてるところを撮られていたらしい。
タイトルは「僅かな幸福」みたいなタイトル。
説明欄には
「写真右の幸福そうな娘さんは私の部下です。隣はお祖母様でしょうか。
おそらく先は長くないお祖母様のために休日を割いてまで遊びに出ている優しさを撮りました」
みたいな説明。
コメント欄には「なんて愛らしいお嬢さんでしょう!」「穢れを知らなさそうな初々しさが良いですね」などキモいおっさんのコメントだらけ。
しかもお祖母様ではなくお母様だったそうだ。
同期母は高齢出産だったため、よそのお母さんより年上だ。
当時はグッと老け込んでいたため、祖母と間違われることもたまにあったらしい。
同期はすぐさま上司に抗議し、私の母を先が短いと決めつけ、盗撮してネットに上げるとは何事かと詰め寄っていた。
上司は「よく取れてるでしょ?」とニコニコしていて暖簾に腕押しだった。
ただ、カメラオタクなら晒しスレなんかが絶対にあると踏んだ私が色々調べると、当時の2ちゃんにスレが立っていた。
上司の専スレが立っており、「勝手に撮影した被写体にポエムをつけるだけの簡単な作業」と批判されていた。カメラ好きの中でも、「モデルを用意しない」もしくは「被写体の許可を得ない」というのはあまり良くないこととして映ったようだ。
撮影仲間もそのスレに書き込みをしており、「可愛い女の子や病人なんかを見つけるとすぐにシャッターを切るのが気味悪い。奥さんもカメラ仲間だが、奥さんが一緒の時は絶対やらないんだよな」「○○(大手)ってこんな奴が役職ついてるんだな。絶対個々の商品は買わないわ」と書かれていた。
それを同期に見せると、同期はそれと写真を全てコピーして人事に提出。
流石に問題になり、上司はアカウントの削除、同期への謝罪に追い込まれていた。
少し前に「私が婆ちゃんの車椅子を押してたら勝手に写真に撮られてお涙頂戴のストーリーになってた。それが受賞した」という話があったけど、そういうことをやらかす連中はホントに理解できない。
○池江璃花子選手に失礼!
うちの上司がスレタイ
朝礼でのスピーチ、もう毎朝毎朝偉人の言葉なんかを引用して「精神力さえあれば営業成績は必ず出ます」と〆るのでうんざりしてた。
今日は池江璃花子選手が白血病を乗り越えてベストを出した目出度いニュースを引用して、
「白血病がどんな病気かは知らないし、水泳選手の日常もわからないが、病気であっても不屈の精神力だけ頼りにたった一人で頑張った。営業のみんなも、心の病気になる事もあるだろうが彼女を思い出してほしい。彼女のようにあってほしい。あんな若い弱そうな女の子が乗り越えられるんだから、みんなもできる」
とスピーチした。
もちろん池江さんはとてつもない苦労も心労もプレッシャーもあっただろうし、本当に素晴らしい結果を出した。辛い中頑張ったと思う。
でも、お医者さんがいて、応援の声を届け続けたファンがいて、ニュースになる度に頑張れとコメントしてくれる一般人がいて、望まれる立場にある人と、「病気であっても一人で頑張れ」と言われる営業とを比べて何がしたいんだ。
でもって弱そうな女の子が乗り越えたってのは池江さんに失礼すぎる。
色々溜まってたけど、今日退職の相談をすることにした。
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