理解できない会社の人の話3選「あれまさか本当に感動の涙だったの?」「自分の非を認めたくない人って記憶を改ざんするんだなぁと驚いた話」「滞納者に甘くしすぎな大家」
・あれまさか本当に感動の涙だったの?
・自分の非を認めたくない人って記憶を改ざんするんだなぁと驚いた話
・滞納者に甘くしすぎな大家
以上、3つの話を紹介します。
理解できない会社の人の話3選
○あれまさか本当に感動の涙だったの?
昔勤めていたブラック企業の同僚Aさんの神経がわからない
Aさんとは新人研修で出会った
私は他県出身、Aさんは地元民
初対面の時に何かで自動車学校の話になって私が「自動車学校と自動車教習所ってどう違うんだろう」と何の気なしに言うと、
Aさんは「えぇえ!?そんなことも知らないの…!?」と、本当に信じられない生き物でも見るような目で言われた
まずい事言ったのかなと思い「世間知らずなもんでw」と答えたら、
まじまじと顔を覗き込まれて「…本当に世間知らずなのね」と心底真顔に言われた
ちなみに別に車や運転関係の職種ではない
あとで自動車学校と教習所の違いをネットで調べたけど、サイトによっては大して違いは無いとまで書いてあるし、正直「知らないとそんなにおかしな事か?」と思う
周囲の人に聞いてもたいてい「さぁ?」だ
他にも私が、社宅暮らしになるなら近くにコンビニがあればいいなぁと言うと
Aさんに「え、コンビニ…?コンビニなんか、何に使うの?」と不思議そうに聞かれ
某ジャ〇プ漫画どうなったかなーと言うと
「えー!?少年漫画なんか読んでるの?」と驚かれた
「流行についていけるから」と言ってもAさんは納得できなさそうな表情だった
こんな感じでAさんは何となく合わないんだけど同僚としてはいい人なので普通に同僚付き合いはしてた
コンビニの件は、必要ない人は本当に必要ないだろうし、たしかにいい歳してジャ〇プ読むのは眉を顰める人もいるだろう
Aさんはたぶん私を変な子と思っていただろう
実際仕事が出来て先輩の覚えがめでたいのはAさんの方で私は異郷の地に一人配属され、勝手がわからずミス連発(今思えばこのころから鬱が始まってた)
ブラック企業でもダメ社員扱いで心身が削られる日々だった
ある時Aさんちに誘われた
「夕飯食べに来ない?」「会社に面白い人がいるって言ったら親が貴方に会いたがってるの」
面白い人、になんかカチンと来たけど私は慣れない異郷の地でボロ社宅で一人暮らしで薄給で赤貧
Aさんは(給料はとにかく)実家暮らし
タダ飯はありがたいのでご相伴にあずかる事にした
面白い人っていうのも悪気は無いのかもと思って
でも行ってみたらなんか変
Aさんちは綺麗な戸建てだった
会いたがってる筈の親が塩対応
私「こんばんは、いつもAさんにお世話に…」
A母「コートはちゃんと脱ぎなさい」
しょっぱなからこれでした
A母さん、笑顔だけど目は笑って無い
タダ飯だけ頂いたけど終始微妙な感じだった(味はわからんかった)
そのあとまたAさんに誘われた
前回の事があったがそこは赤貧、タダ飯目当てにまたのこのこAさんちに行ったらA母さん、こっちにお尻向けて寝っ転がって火サス見てた
私は、他人がいるのに平気で寝っ転がるお母さんなんて初めて見たのでびっくりした
今にもオナラしそうな感じ
Aさん「じゃ、作ろっか」
え…私達が作るの…
結局夕飯は二人で作って食べた
ここまでなら単にちょっと習慣が合わないだけだったのかもしれない
でも心底恐怖を覚える体験をした
我が社はブラック企業、当然研修もブラック
サ〇ックスやゼ〇ア製薬程ではないけどいい勝負だと思う
外部に委託ではなく本社の人事がそれを仕切ってたのが怖い
その仕切ってた人事の上司(通称・更年期看守)がある日、私達の支社にやってきた
看守は私を見るなり「よう!(にこやかな顔)」
看守の顔を見た途端、私は地獄研修のトラウマがよみがえり、凄まじい吐き気に襲われた
下手な芝居だけど、内線で呼ばれたふりをして逃げようとした
看守は「おい、どうした?俺やぞ」みたいに寄ってくるけど、聞こえないふりして逃げようとした
その時Aさん登場
「あーーっ、看守さん!お久しぶりです!(ニコニコ)」
Aさん助けてくれたんだありがとう!
しかしすごいなAさん、空気読むプロだ、私は社会人失格だ
でも社会人失格となじられようと、あの看守と握手なんて恐ろしくて出来ん
Aさんは「私子、どうしたの~?」と声をかけるけど、私は気づいてないふりで逃げようとした
はたから見ればアホみたいだが本当に必死だった
次にAさんは腰を抜かす事を言った
「せっかく看守さんがわざわざ来てくれたのにどうしたの?研修であんなにお世話になったじゃない」
Aさんは洗脳研修で、難病で死んだ親戚の事をネタにされて泣いてた
そのあと看守に抱きしめられて白々しいお芝居押し付けられて泣いてた
あれまさか本当に感動の涙だったの??
あのときの研修生は大抵「もう全部茶番、脚本なんだよ」「あのタイミングで更年期がキレて怒鳴るのも脚本なんじゃね」って言ってた
だからみんなわかりきって、そのつもりで振舞ってた
Aさんもそうなんだと思ってた
看守が帰った後Aさんが
「もー私子ったら変なんですよーせっかく看守さんが来てくれてご挨拶を求めてるのに~w」
と先輩達に話して笑いの種にしていた
笑われた事よりも、ああ、本気なんだ、あれ感涙だったんだ…と愕然としたショックの方が大きかった
この後色々あってほぼ夜逃げで退職した
この時代に退職代行サービスがあったら絶対使ってた
本当に最悪な会社だった
故郷に帰って病院行ったら胃潰瘍寸前だった
今はやっとホワイト企業に巡り合えて気の合う人達と仲良くやれてる
ただ後遺症なのか長年自律神経と鬱と胃痛がきつい
すごくどうでもいいけどAさんの方が私より二歳年下です
○自分の非を認めたくない人って記憶を改ざんするんだなぁと驚いた話
別の部署のA(20代後半男)が、私が対応したお客様の後処理がうまくいかないと言いにきた。(データ反映の問題なので私の対応に問題があったわけではない)
でも私には対応できないことだったので対応できるBさんにAを繋いだ。
その時お客様情報が必要だろうと私が持ってた書類をAに貸したんだ。すぐ返してもらえると思って。
でも5分経っても返ってこない。Bさんに確認して一緒にAのところに行ったけどいない。
そのまま30 分以上不在。タバコ吸いに行ってたらしい。
A戻ったところでBさんと「書類は?」と聞くとお客様が持って帰ったと。
社外持ち出し禁止書類だったので私とBさんが慌てると、Aが突然私に
「なんでそんなことしたんですか!!」
と怒鳴り始めた。
私もBさんもぽかーーん。
ん?ん?どういうこと?と聞くと、
AがBさんと後処理を終えたあと、お客様が他の要件があったらしく別の部署のCさんに案内したらしい。
例の書類はCさんが持っていた。Cさんは「この書類はうちの部署には不要だから」とAへ。
AはCさんに不要ならお客様の書類だ!とお客様へ渡したと。
Aの頭の中では、私がCさんに書類を渡したことになっていてそんな紛らわしいことを私がやったからこんなめんどくさいことになったんだ!どうしてくれる!と怒鳴ってるらしい。
わかりにくいけど私もよくわかんない理屈捏ねられて、え?え?ってなってた。だってCさんには会ってないし。
Aはその後Cさんにもいちゃもんつけに行ってた。Cさんはその部署じゃ係長で上司にあたる方なのになぁ。Cさんも意味分からなくてすごく戸惑ってた。
一部始終見てたBさんが冷静に
Aが私の書類を持って行ったこと
Aがお客様をCさんに繋いで私の書類をCさんに見せたこと
Cさんには不要な書類だったためAに返却したこと
Aが自分でお客様に書類を渡したこと
社内の人間なら社外秘の書類だと見たらわかること
を説明してくれた。
その間私は自分の上司へ報告。
Aはしぶしぶお客様に連絡して書類はなんとか戻ってきた。
Aは勘違いしてましたと認めてBさんと私の上司には謝罪したものの、私には謝罪はなかった。私以外男性だったのでCさんにも謝り行ったんじゃないかな。
最後までめんどくせーことに巻き込みやがってな態度だったのがほんと怖かった。やってもないことをやったって責められるのってつらいね。
怒鳴られた時あまりにも話が噛み合わないから思わず「書類貸した人と同じ方ですか?」ってAに聞いてしまったもの。
Bさんがいてくれてよかった。
モヤモヤするけど上司にはAの言動含めて全部報告したし、一連の流れはしっかり公式に記録に取った(Aのフルネームもしっかり載せた)ので早く忘れようと思う。
○滞納者に甘くしすぎな大家
大家やってるんだけど、管理会社の開催するオーナー会で知り合った大家、Aさんが中々びっくりな人だった。
「うち、中々家賃滞納がなくならなくてねえ」と愚痴られた。
今時は保証会社加入するのが当たり前だけど、保証会社が当たり前になる前から住んでる人が滞納すると非常に厄介。
私も親から相続したのだが、その手の滞納者には苦労した。
だけど、私とその大家さんがお世話になってる支店にはかなり凄腕の債権回収担当Bさんがいた。
私のところも、滞納3ヶ月目に入っていた滞納者達を半年以内で正常な支払いになるよう戻してくれた。
他の大家さんもかなり改善したらしく、「Bさんにはほんとに感謝だ」と話していた。そのくらいよくやってくれてた。
「あのBさんでも手を焼くなんてどんな入居者なんです?」と尋ねると、「お年寄りの一人暮らしで、半年の滞納です」と言う。
私「えー!Bさんがそこまで放っておくなんてどうしたんだろう。裁判も出来るくらい滞納してるじゃないですか」
A「まあそうなんだけどね。Bさんって、かなり強気の交渉をなさる方でしょう?お部屋に行って直接会おうとしたり、電話を一日2回はかけるんですって。
手紙もポストでなくドアの隙間に名刺と一緒にねじ込んでいくのよ。なんだか可哀想で。だから、そこのお部屋にはよく差し入れ持っていくんです。実際話すと良い方なのよ。お金もないみたいで、貸してあげてるの。
管理会社の電話も無理してでなくていいのよ、払える範囲で払ってねって言ってあげた。支店長やBさんには口が裂けても言えないけど…払ってくれるといいんだけどなぁ」
ここまで聞いてポカーンとしてしまった。
つまり管理会社のBさんが頑張って滞納者に払え払えと接してるのに、同時並行で大家であるAさんが真逆のことをしてることになる。
そりゃ大家がそんなこと言ったら払わなくなるわ。
因みにBさんのやってることは違法でもなんでもない。
その後支店長さんがやってきて挨拶すると、
A「中々滞納良くならないわねえ」
支店長「申し訳ございません、私共が至りませんで…なんとか結果を出します」
A「あら、先月もBさんそうおっしゃったわ…弁護士さんを入れようって仰ることもあったけど、お金がすっごくかかるわよね?それを先に言われちゃうと、何だかなあって思ってしまうわ。Bさんも頑張っておいででしょうけど」
支店長「結果が伴わず誠に申し訳ございませんでした。Bではなく私の至らぬせいでして」
ともうペコペコ頭を下げている。
なんだか我慢ならなくなって、
「Aさん、あなたその滞納者にお金貸してるし差し入れ持っていくんですって私に言ったでしょう。管理会社からの電話にも無理してでなくて良いって仰ったんでしょう。滞納者に甘くしすぎ。支店長さんも、Bさんも折角一生懸命やってくれてるのに」
と言ってしまった。
支店長はびっくりして「え!?滞納者と話できてらっしゃるんですか!?」と聞き直すし、Aさんはオロオロするし。
その場は離れたからその後どうなったかは知らない。
ただ、BさんにしてみればAさんのところの滞納はかなりストレスになったはずだし、支店長は大家にNOもはっきり言える人だから、多分ギクシャクしただろう。
Aさんはよく言えば人情味あるやり方で、それを否定はしない。
だけどそれを隠してBさんや支店長を責め立てるというのは意味わからなかった。
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