スカッとする話5選「ひどい偏見兄が家を出ていった」「兄の所業を洗いざらい語ってやった」「権力のある人間を言葉で思い通りに動かせた、という原体験」など

・結婚は墓場w
・ひどい偏見兄が家を出ていった
・兄の所業を洗いざらい語ってやった
・権力のある人間を言葉で思い通りに動かせた、という原体験
・徐行の意味

以上、5つの話を紹介します。

スカッとする話5選

○結婚は墓場w

フリーターの義兄が「結婚はメリット皆無、コスパ最悪、結婚は墓場」と
昼間っからビール飲んで楽しそうに演説してた。

義母がやって来て、

「ほんとだわ。結婚は墓場。なーんにもいいことがなかった。亭主は頼りにならない、嫁いびりされ、子供は姑に取り上げられてとんでもない三文安にされて。私の結婚生活は墓場そのものだった。離婚して正解だった。こんなもん産むんじゃなかった」

とクドクドクドクドクド。

義兄涙目。ビールも取り上げられてしょぼくれる。

義母と義父は義兄と夫が成人後に離婚している。

夫は一人暮らししたけど、義兄はずっと実家住まい。

義父の母(義母にとったら姑)が亡くなったらあっという間に義実家はゴミ屋敷化した。

色々あって義父が入院し、義兄が夫と私の所へ寄生してこようとしたので、義母が怒って義兄の尻を叩きに来た。

結局義実家は売る方向に話がまとまって、着々と荷物がまとまっている状態。

結婚について演説してる場合じゃないと思うんだが、義兄。

○ひどい偏見兄が家を出ていった

もう三年近く前に従姉妹がいじめられてた

アニメや漫画が好きな内気な子だったから昔から友達は少なかったけど、まさか身近でいじめが起きてるなんて思わなかった

「なんだか表情が暗い気がした」真っ先に従姉妹の異変に気付いたらしい伯母が従姉妹から話を聞き出したことで発覚

伯母は従姉妹と同じ学校に通う私に事情を掻い摘んで説明して、

「無理はしないでほしいけど学校で出来る限りあの子をガードしてほしい。それでもダメそうなら親として動く」

こんな依頼をしてきた

三年生で学校に後腐れなかったから堂々と動けたよ

同じ部活の後輩に「(被害が特に多い)給食の時間だけでもいいから従姉妹の様子見てくれない?」依頼したり、

二年生の教室の前を事前に打ち合わせしておいた友達と並んで歩きながら「この年でいじめとかダサいよねー!!www」大声で話したり、

友達と一緒に従姉妹を囲む形で登下校を共にしたり、

「この前二年生の男子にナンパされて怖かったですぅ~」「あの学年なんかガラ悪くないですか?」先生との会話で二年生=問題児みたいな認識を植え付けたり、

こうして地道に活動すること約二週間。従姉妹がいじめられることはなくなった

ただ正確に言うと標的が別の女の子に移っただけなのでなんとも…

この騒動で個人的に一番ムカついたのは兄

私に喧嘩を吹っ掛けては無視されると「はい論破www」「議論を放棄して逃げるな」とか言ってくる痛々しい兄(現在なんとびっくり三浪中)

生活音はうるさいわ電子レンジと冷暖房使いまくって光熱費上げまくるわ迷惑極まりないこの兄は、なぜか加害者が男の子だってことを認めたがらなかった

「男はいじめをしない。昔から陰湿なことは女がするものだった」

これが兄の意見だった

兄の味方なんか母しかいないから誰も兄の意見なんか聞かなかったけど、男が加害者で女が被害者だったことまで「女々しい」とか言われて責任を女に押し付けられるのは正直不愉快だった

挙句の果てに「従姉妹が嘘をついてる」こんな主張して従姉妹に訂正を求めようとしたから今までの仕返しも兼ねて

兄が壁を殴る→「うわ乱暴~!男や~!」

兄が「怒るなよ鉄臭いw」「女の腐ったような」とか言う→「陰湿で嫉妬深いのは男も同じなのに女のものにしたがる~!この捻くれたプライド!まさに男!」みたいに囃し立てまくった。

もう兄が私に対して口を開けば、無条件で囃し立てるぐらいの勢いで囃し立てまくった

当時仲良かった男子が軒並みのほほんとした連中ばっかりだったから、男=乱暴みたいな認識は本当はなかったけど、とにかく心を無にして兄を囃し立てまくった

これが効果あったのかな。とりあえず兄の標的も母に移った

すぐに人格や知性への攻撃に走る

少しでも言葉に詰まると「は?」「それで?」しか喋らなくなる。他人を威圧、否定する形でしか人と話せない

そんな兄に疲れ果てて家族全員誰も兄に話しかけなくなった

兄が話しかけてきてもスルー

兄が癇癪起こして壁を殴ってもスルー

大学の願書や寮関連の話さえ母は徹底して耳を傾けなくなった

兄はみるみるうちに様子がおかしくなった

まず異様に暗くなった。何もせずにぼーっとしてることが増えた。

表情もゾッとするぐらい平坦になった。

最後には独り言がやたら多くなった

母に罪はないと私は思う

深夜に居間で忍び泣きながら「私の何が間違ってたのかな」って零した時の、あの消え入りそうな声が未だに耳にこびりついて離れないから、大学進学する予定だった兄は高校卒業と同時に家を出た

今はどこにいるのかも分からない。母は知ってるみたいだけど、家の中で兄について語られることはない

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○兄の所業を洗いざらい語ってやった

引きこもりの兄がネットで揉めているらしい

TRPGが好きな兄はツイッターで同好の士を集めてスカイプを通じてよく遊んでたんだけど

・女性プレイヤーへのセクハラ
・女性プレイヤーとNPCでハーレムを作ろうとする
・女性プレイヤーから住所や本名を聞き出そうとする

こういった行為が原因で仲良かった人から出禁喰らってツイッターのアカウントもブロックされたらしい

それが一回ぐらいならぶっちゃけ他の人と遊べば済む話だと思うけど、兄は何度も似たようなことを繰り返して色んな人に縁を切られ、悪評が広まって誰も相手してくれなくなったそうな

私が中学生になった頃から兄は学校に行かなくなった。

お風呂に入らないから臭い。部屋にインスタント食品の容器を溜め込むから不衛生。

昔から乱暴で嫌な人だったけど、もはや存在するだけで不愉快な人間に成り下がった

ある時から兄は「女の子は女の子らしくしないといじめられる」こう主張して私への嫌がらせを始めた

私の携帯を弄って私を装って友達に喧嘩を売ろうとした。本や趣味の物を捨てようとした。「友人や趣味があると結婚したがらない」って理由で。

幸い自営業で家にいることの多い父が全力でガードしてくれたから今に至るまで被害は少なめで済んでる

兄の部屋の掃除と家事をさせようとした兄を「こいつにゃ学校があるがお前はニートだろうが」って手伝いに駆り出してくれた

笑顔や上品な振る舞いを強いる兄を「まずお前がお手本見せなさい」と叱ってくれた

「俺は男だからいい。社会的役割が違う」って主張する兄に、

「そうやって母親や奥さんに頼って生きるのか?」って叱ってくれたことは未だに覚えてる

愚痴が長くなってごめんなさい

兄と仲違いした人に家での兄の所業を洗いざらい語ったのが私の仕返し

たまにスタバの写真載せる程度で滅多に使わないアカウントを稼働させてその人たちに接触を試みて、上記の所業+αを語り聞かせた

見知らぬ人から話しかけられて警戒されないかな?信じてもらえるかな?って心配したけど「あーそんな感じでしょうねー」って信じてくれた

「いじめられるって言って脅されたみたいですけど、疎外されたのはお兄ちゃんの方でしたね」って言葉にちょっと救われた

○権力のある人間を言葉で思い通りに動かせた、という原体験

中学時代、部活の顧問が部員全員を理不尽に叱った時があった

顧問は部員を集めた教室でポエミーなことを怒鳴るのだが、その際に手に持っていたボールペン(しかも尖った方)をガンガン教卓に突き立てていた

全く無関係な事を責められたのと、そのボールペンは「昔から大切に使っているもの」という文脈で出したはずなのに明らかにぞんざいに扱っていることにイライラして、最後解散して教室を出るときに、教卓の前を通るときに教卓をなでながらじっと見てみた。

当然「なんなんだ」と因縁を付けられたので「いえ、教卓が痛んでないかと思って。ペンを何度もぶつけていたから」と言うと、顧問はキレ気味に「じゃあこれ使わなきゃいいのか!?外に出しとくのか!?」と言いながら教卓を廊下に出した。それを見届けて帰った。

翌日、顧問がその教室を使っていた学級に教卓を痛めたことを謝りに行っていた、と聞いたとき、「勝った!」と思った。

大したことではないが、権力のある人間を言葉で思い通りに動かせた、という原体験。

○徐行の意味

去年の春頃、今年で二十歳になる甥が通う大学の前を通りかかった際に偶然甥の姿を見かけた

声を掛けようとした瞬間、自転車に乗っていた甥は勢いよく走り出し、そばにいた女の子の手提げ袋に車輪を引っ掛けた

あろうことか甥は手提げ袋を蹴り飛ばして逃げていった

子供の頃からお世辞にも人当たりのいい奴じゃなかったが、流石に「こりゃいかん」と思って、翌日の昼飯の時間帯に甥を大学の近所のラーメン屋に呼び出した

豚骨ラーメンと餃子と炒飯を奢って、機嫌を取りつつ先日の行動を諌めたところ

「でもさぁ、フラフラ歩いてたあっちにも問題なくね?」との返答

「自転車は歩道では徐行しなされ。法律で決まってるんだから。歩道は歩行者が安心して歩ける場所なのよ」と柔らかい言葉を選んで注意すると

「あ、そうなの。でも徐行してたよ」と言われた。

どうも話が噛み合わなかった

更に話を聞いてみて分かったが、『徐行=いつでも停止できる速度』

この知識が甥の頭には入っていなかった。

『徐行=少しゆっくり走る』程度の認識だった

一瞬面食らったが、冷静に考えれば俺も自動車学校に通う前は徐行の意味を知らなかった

その日はこれ以上の言及は止めて、後日姉に甥の悪行をそれとなく伝えておいた

結果、甥は夏休みを自動車免許取得に費やすことが強制的に確定しましたとさ

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