スカッとする話2選「宝塚歌劇団が好きな女性が強くなる話」「ブラック企業がつぶれました(つぶれて当然!)」
・宝塚歌劇団が好きな女性が強くなる話
・ブラック企業がつぶれました(つぶれて当然!)
以上、2つの話を紹介します。
スカッとする話2選
○宝塚歌劇団が好きな女性が強くなる話
20代女です。小さい頃から宝塚歌劇団が好きで、それを父と兄にバカにされてきた。
特に兄のからかいがひどかったから、宝塚関係の物はすべて部屋の鍵付き引き出しに隠して、家では一切話題に出さなかった。
それでも兄はしつこくて「お前の好きなあのキモいの何だっけ?…タカ…タ…あれ違うな?バカダヅカだっけ~?」とか、小学生のようなくだらないからかいを、私が自立して家を出るまで続けた。
関西の本場の方は宝塚文化に寛容だと聞くけど、私が住んでる地方はまったく馴染みがないせいか、宝塚と聞くと嫌な顔をする無理解な男性が圧倒的に多かった。
女性は「よく知らないけどキラキラしてるよね」とか「チケット取れないんでしょ?」という反応多し。
男性は好意的でも「俺ああいうのよくわかんないわ」くらいで、残りの人は「苦手!」「理解できない」「あんなのギャグだよな」とはっきり拒絶してくる。
だから歴代彼氏にもスカファンだと明かしてこなかった。
一人だけ「この人なら許容してくれるかも」という人に打ち明けたけど、「ないわー、まさかレズなの?」と半笑いで言われて駄目だった。
職場でもずっと隠してきた。同僚に兄タイプの人がいて、特にこの人に絶対知られたくなくて、「何が好きなの」と訊かれたら「広く浅く何でもって感じですねー」とヘラヘラ答えてた。
そしたら、何も言ってないのになぜか嵐ファンだと思われて、二宮くんが結婚したとき「ロスでしょ?ニノロスでしょ」としつこく絡まれた。
やっぱり兄そっくりだなと再確認して「そんなことないですよーw」となぜかヘラヘラしてしまった。あの時の私はバカだった。
先日法事で実家に帰った時、兄がやはり絡んできた。
「まだあのキモいの好きなのか?」と言い、兄が思う男役のポーズの物真似をして一人で爆笑し、声を張り上げて「兄の脳内タカラヅカ曲」を歌い、さらに一人で爆笑していた。
いつもなら席を立つか、「もういいって、ごめん」と兄を止めていた。
なぜ謝るのかと言うと、「ごめんなさい」と言うとやめてくれる確率が多少高くなったから。
よく考えたら私がキョドりやすいのも、すぐ「ごめんなさい」と言ってしまうのもコイツのせいでは?と思いながらぼーっと見てたら、兄は脳内男役のポーズをしながらこっちに尻を突きだし、屁をこく真似をしはじめた。
屁こきポーズを繰り返しながら自分で爆笑する31歳男性(独身)を見ているうち、コイツはアホだなと思ったのでスマホを向けた。
無言で動画撮影していると「撮るな」と言い出したため「SNSに上げるんだからもっとやってよ。うちの珍獣ですって紹介するから」と言ったら、怒り出してどこかへ行った。
その後、絡まれるたびスマホのインカメラを突きだして「うわ醜い」「汚い顔」「汚物?」と言っていたら、兄は段々おとなしくなっていった。
なんでこんなしょーもない生き物に今まで「ごめん」と謝ったり、からかわれるたび悲しんでいたのかと私は過去の自分にムカついた。
ちなみに屁こきポーズを繰り返す兄の動画は連続再生モードに編集し、「みずからを顧みて」と兄のアドレスに送っておいた。
「××ちゃん(兄の初恋の人)にも送っておいたよ」と帰り際に言ってあげたら一瞬で真っ青になって面白かった。
「嘘だろ!!!」と叫ぶ兄を「嘘だよwwww」と笑ってあげた。化け物を見るような目をしてこっちを見てた。
なんかそれ以来ふっ切れたみたいで、同僚のこともどうでもよくなって、話しかけられるたび「仕事以外の話しないでください」「興味ないです」って返すようになったら、ほんとに話しかけてこなくなって、今めちゃくちゃ気楽。
誰の機嫌もとらなくていいんだって気づいたら慢性の肩こりが治った。もっと早くこうしてればよかった。
○ブラック企業がつぶれました(つぶれて当然!)
復讐というジャンルになるのか微妙なんですけど。
数年前、大きな病気により闘病のため会社を退職→完治後、求職しながらリハビリ兼ねて登録制の日雇い派遣バイトをしていた頃の話です。
今思えば、そこは当時の自分も含めて底辺な世界でした…。
同じ登録者の中には、その日暮らしみたいな人やルーズな人も多かった。全員じゃないけど。
あとは私のような病み上がり、ニート上がりも。
ムショ帰りみたいな人もいたようです。
日雇いなので、仕事内容も場所もクライアントもたくさんあって選べるんだけど、大抵は普通ですが、何となく派遣先で見下されることもたまにありました。
そのなかでも、とくに最悪な現場がありました。
その最悪の派遣先の業種は伏せます。
まず、現場の派遣先のパートのおばちゃんたちがとにかく感じ悪い。
派遣バイトにいじめや嫌がらせを仕掛けてくる。
派遣バイトにばかり体力的にハードな仕事ばかりを押し付ける。といった具合。
しかも時給がめちゃくちゃ安い。
いじめや嫌がらせの内容は多岐に渡り、長くなるので省略します。
同じ派遣会社の人は、一度この現場に入ると激怒か大泣きで「二度と行かない!!」と宣言するレベルでした。
登録者が派遣会社に言っても、その現場の環境は改善されなかったらしいです。
しかし私は、病気で家族に迷惑をかけたから週に4日はバイトし生活費を入れると決めていたので、他の現場がどうしても無ければ、この現場も渋々ながら入っていました。
すると一ヶ月もたたないうちに、他の現場を全く紹介してもらえなくなり、この最悪現場のみ入れられるようになってしまったのです。他に行く人がいないから。
もちろん、私も一ヶ月ともたなかったw
やっと体の病気が治ったのに今度は心の病気になりかけ冗談じゃないと思っていた矢先、幸運にも再就職先が決定。
で、これで最後と決めた仕事の日に、派遣先のパートのおばちゃんに好き放題言い返しました。
いじめや嫌がらせをうけるたびに「どうしていつもいつも、そういう意地悪をするんです!?性格悪くないですか!?」を連呼。
すると休憩時間、向こうもキレて、
「ここ一ヶ月もうちに出入りしてない素人なのに私らよりもいい時給を貰ってるんだから、口答えするな!!」
「ちょっとうちの仕事を覚え始めただけでまだまだ半人前以下のくせに、口答えとか生意気だ!!」
と、数人がかりで責めてきました。
「いい時給って、うちの派遣会社がいくら取ってるか知りませんが、私だって時給890円ですからね!」
と私は言い返しました。
するとおばちゃん達は鼻で笑い、「ほらね!私らは10年働いてても750円だからあんたのほうが多いじゃないの!」と。
そのセリフにムカついて私もヒートアップ。
「嘘つかないでください!この県の現在の最低賃金は時給886円でしょうが!」
「750円なんて労働基準法違反ですよ!?」
「750円って!?絶っっ対にそんな金額は有り得ない!そんなの馬鹿でも知ってますから!!」
※金額はフェイクです
するとおばちゃんたちのテンションがダウン。
言い返してこないおばちゃん達を見た私は「嘘を見破って言い返せなくしたったザマァ!論破ぁ!!」と、ますますドヤ顔。
そこで休憩時間が終了し、何となく喧嘩は終了し全員仕事に戻りました。
その日を最後に、私はその派遣会社からの仕事を受けるのをやめたのですが
一週間くらいして
「もうあの現場は紹介しない、というか多分もう無くなったので、また仕事をしてほしい」
と、連絡が来ました。
派遣会社の話によると、パートのおばちゃん達は本当に時給750円しか貰っていなかったそうで、それが県の最低賃金以下だと本当に知らなかったのだそうです。
そこでちゃんと職安?へ行って事実確認をしたり、労基に垂れ込んだり会社に抗議、差額の遡求をしたりして、この会社は派遣を雇うどころではなくなったそうで。
パートの人達の給料が上がらなかったのは、人手が足りずに高給で人材派遣を雇っているから仕方ない。
新しいパートが入るまで我慢してくれと社長に言われていたためで、それで怒りの矛先が派遣バイトに向いたようです。
なぜそれがわかったかというと、そこの社長が「うちのパートに余計な入れ知恵しやがって!」と怒鳴り込んできたり、おばちゃんのうち、パートを辞めた数人が派遣会社に登録面接に来て顛末を話し「あの子(私)にお礼と、いじめた人達に謝罪をしたい」と言っていたのだそう。
しかし私は再就職も決まっていたから、そのまま登録抹消の手続きをして縁を切りました。
今日、当時のあの現場の会社が去年つぶれたのだと偶然知って、思い出して書いてみました。
長くなってすみません。
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