世の中のヤバい人々の話6選「弱者の仲間入りした弟。なのに弱者叩きがやめられない」「モテ男くんを嫌って粘着し続ける理由がわからない」「大人気のTKさんが私の自宅にやってきた。なのに姉青ざめる」など

*なんでこんな最低男の再検査に私がついていくと思うんだろうか?
*大手で5年ほど勤めあげてた同期の神経がわからない
*弱者の仲間入りした弟。なのに弱者叩きがやめられない
*モテ男くんを嫌って粘着し続ける理由がわからない
*大人気のTKさんが私の自宅にやってきた。なのに姉青ざめる
*普通っぽい人だったのに…

以上、6つの話を紹介します。

世の中のヤバい人々の話6選

○なんでこんな最低男の再検査に私がついていくと思うんだろうか?

私は看護師。

去年、スマホに長ったらしい留守電が入ってた。

男の声で「γ-GTPとかいうやつがこのくらいの数値なんだがこれはどういう意味だ?総コレステロールがいくつなんだが、高いとどうなるんだ?」と血液検査の結果をずらずら読み上げる内容。

知らない声だし、名乗ってないし、こっちが看護師だと知ると「無料で診断しろ」「ただで薬よこせ」の人はたまに湧くので無視した。

その後「なんで折り返ししてこない!」と同じ声で留守電があったので着拒。

それでおさまるかと思いきや、違う番号からまたかけてきた。

今度はやけに猫なで声で「再検査についてきてくれるよね?」と。着拒した。

しかしさらに違う番号からまた電話。またお怒りモードに戻って「S子の姉なことはある!無礼な女だ!」

S子は私の妹。

ここにいたってやっと正体がわかった。とっくに妹と離婚した妹の元旦那だ。

妹が妊娠した途端に豹変して「俺はもっと遊びたいんだ!」とほざき、キャバ嬢に貯金の八割を貢いで「出産費用?なんで産むのに金がかかるの?病院でなくたって産めるだろ、トイレで産んだ女だっている」と言い放った男。

ストレスにより妹は流産し、その後離婚した。

…なんでこんなやつの再検査に私がついていくと思うんだろうか?

とりあえず妹と両親に報告した。

余談だが血液検査の結果は相当悪かったよ。ざまあ。

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○大手で5年ほど勤めあげてた同期の神経がわからない

同期の神経が分からない。

同時期に転職したので年齢は違えど社歴は同じで部署が違うんだけど、とにかくこの2年で3つもの部署を転々とさせられている。

最初は「とにかく課長が酷い人で、21時で上がるのを早いと責められた」と言っていたので、異動出来て良かったねーと思っていた。

ところが次の部署も3ヶ月で異動になり、「あれ、おかしいな」と思うようになった。

私が連絡しても、いつもなら「あ、お疲れ様でーす」と返してきていたのが、「いつも大変お世話になっております。私子様ですね?どのようなご要件でしょうか」と他人行儀になった。

これは絶対何かあったなと思ったし、下手したら私の部署に来るかもしれないと思った。

私の先輩の弟さんが同期と同じ部署に勤めてたことを思い出し、暇があったら何かあったか聞いて欲しいと言った。

すると先輩から「弟から聞いたけど、やべえなお前の同期」と言われた。

内容が、

「定時きっかりで上がることに対して他の人から不満が沢山出ていた。自分の仕事は終わってるから帰っても問題無いだろうと言い返していて、みんなで作り上げなきゃいけない億単位の金が動く稟議の仕事を手伝いもしなかった」

「結婚して新居に移るためだと言って有給を取ったのだけれど、その際同期さんの仕事が終わってなくて僕(先輩の弟さん、新卒1年目)が全部やった。お礼を一言も言わないので、上司の人が『ちゃんとお礼しなさい』と言っても『ありがとうございました。有給は権利ですからあなたも取った方がいいですよ!』と言われて、なんかモヤモヤした。普通、『お礼になにか手伝います』じゃないのかな…」

「前の部署の課長(メンタルを病んで休職中)のことを『あの方、とんだバ課長で』と笑いながら言うことが多くて気分が悪かった。俺も新卒1年目だけど『そういうのやめた方がいいですよ』と注意したくらい」

「部署の責任者に何の相談もせずに勝手に顧問弁護士へ相談し、契約直前に契約書を書き換えて契約(数千万級)を結んだことでキレられていた。一応問題はなかったんだけど。『問題なく契約を結んでくれれば良いと言われたからそうしただけ。なのに怒られる意味がわかりません』と怒鳴り返していた」

「それで上司から自主退職を勧められ、損害を出てないのにそれはおかしい、会社都合にするべきだと抗議していた。自主退職は損だから、もう少し居たいと言ったらしく『あんな和を乱す奴はここでは見切れない』と結論が出た」

「最後は社長とも話をしてたみたいだけど、事の重大さを理解してないのかニコニコしてずーっと話してたらしい。普段オラオラでよくキレる社長も『お前、周りの人がお前の行いでこんな落ち込んで俺に叱られるかもと怖がってるのに笑えるのはある意味凄いよ』と呆れてたらしい。別のグループ会社(私も所属する会社)に強制送還された。1番怖い支店長のところだから持たないよ」

と言ってたらしい。

「それは……飛ばされますね」と返すのがやっとだった。

前も大手で5年ほど勤めあげてた人なのに何があった。

○弱者の仲間入りした弟。なのに弱者叩きがやめられない

弟が実家の厄介者になったのは本当につい最近。

ほんの半年ぐらい前まで弟の人生は順調そのものだった。高校受験も大学受験もスムーズに進んで国立の理系の学部に進学して、名前の知れた企業に就職した。

親も弟もずっと私を見下していた。弟は要領がよく友達も多く多芸多趣味で、私は何一つ弟に勝れることはなかった。

今になって思えば、親からの金銭面での投資や門限などの締め付けの緩さで私より有利な立場にいた弟が社会的・学業的に私に勝てるのなんて当たり前のことだった。

だから今は自分を卑下してない。

この結論は娘を育てる過程で思い至ったもの。娘と夫には感謝してる。

弟が退職したきっかけは同期の女性とのトラブル。

大した処罰は受けなかったらしいけど、拗ねた弟は自ら仕事を辞めた。

今は実家に帰って親元で暮らしている。

不思議なのが、あんなに沢山いた友達が弟の転落と共に去っていったらしいこと。

「薄情だよな」「何かあっても絶対助けてやらない」と愚痴っていた。

弟の転落をきっかけに私に対する親の態度は軟化しつつある。きちんと口で謝ってくれるまでは許すつもりはない。義母の方がよっぽどお母さんらしいことして下さるし。

弟はカードゲームが好き。見る人が見れば一発で弟だとわかるカードゲーム用のツイッターアカウントを持っている。

この前、暇潰しに弟のアカウントを眺めていたら、

「仕事柄、生活保護受給者と関わること多いけど不正受給たくさんある。同期の友達も同じ見解」

みたいなことを呟いていた。

「あんた友達いたんだ。てか仕事してたんだ。よかったね」

って、LINEでアカウントのスクショを添えて送ってみた。

「プライバシーの侵害だな」

と返信されたっきり返事はない。既読も付かないからおそらくブロックされた。

自分も弱者の仲間入りしたんだからもう弱者叩きなんかやめたらいいのに

○モテ男くんを嫌って粘着し続ける理由がわからない

高校時代、同じ学年にめちゃくちゃモテる男子がいた。

顔が整ってるわけじゃないけど(ブサイクではない)癒し系っていうか、笑うと目がなくなって、誰にでも優しくて「歩く清潔感」って感じだった。

男子にも人気があって、友達が多くて、廊下を歩くとたいていその男子と友達の笑い声が聞こえた。

誇張なしに女子の半分が彼のことを好きだったと思う。

ちなみに私は「私みたいな地味子は無理無理」と諦めて遠くから見てたクチ。

神経わからんかったのはその男子が人気者だったことを最後まで認めなかった男子A。

モテ男くんを見下していて「あいつは俺より背が低いし、目も一重だし(Aは二重だった)特進コースじゃないしモテる要素なんて1つもない。なんでみんなあいつを勘違いさせておくんだ?」といつも言っていた。

学年で一番目立つ女子がモテ男くんに告った時も「罰ゲームに決まってる(笑)」と言い張っていた。

結局モテ男くんは目立つ女子と付き合わなかったので、目立つ女子がAに八つ当たりで「変な噂たてるな!」と抗議に来たくらい。

その時は多少キョドってたが、Aは一週間くらいで元に戻った。

そんなんだからモテ男くんに好意を持つ女子、つまり学年の大半はAを嫌っていた。

でもAは自信満々に卒業までモテ男くんを見下し続けた。

それから十数年が経ち我々もアラサー。

モテ男くんは相変わらずどこへ行っても人気者で、今は病院に医療器具を卸す営業やってる。

なんで知ってるかというと私も医療従事者でうちの病院にも来るから。
モテ男くんは常に営業成績トップで、女医にも看護師にも療法士にもモテてる。

私は相変わらず遠くから見てる。ドラマならここで恋が始まるんだろうが現実なのでそんなことはない。

最近Aの母親がうちの病院に通院しはじめ、送迎に来たAとたまたま会った。
Aはなぜかモテ男くんが医療器具を卸す営業をしてることを知ってて、私からモテ男くんの情報を引き出そうと粘着してきた。

「忙しい」と言って振り切った。

Aから名刺をもらったが全然違う職種だし、なんで未だにモテ男くんを敵視するのかさっぱりわからない。

大学も違うはずだし、接点ゼロのはず。

十数年経ってもいまだにモテ男くんを嫌って粘着し続けるそのパワーはどこから…不気味。

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○大人気のTKさんが私の自宅にやってきた。なのに姉青ざめる

姉の神経分からんかった話。

高校生の時、家族で晩御飯食べていたらインターホンが鳴って、玄関に一番近い私が出た。

チェーンロックしたまま玄関ドアを開けたら、ダウンコートを着たすごくキレイな長身の男性が立ってて一瞬声が出なかった。

「どちらさまですか?」って聞いたら「姉子さんいますか?」って言われて、「ちょっと待ってください」って台所に呼びに行った。

姉に「誰?」って言われて「あ、名前聞くの忘れたw」ってなって「なんか背の高いカッコいい人」って言ったら、首を傾げながら「ちゃんと名前聞きなよー」ってブツブツ言いながら玄関へ。

母も兄も興味津々だったけど、父は眉間に皺が寄ってたw

そしたら玄関から「キャーーーーーーーーウソーーーーーーーーアジーーーーーーーーー!!???」みたいな叫びが聞こえて、

なんだなんだって全員で玄関に向かったら、その男性を姉が中に迎え入れてて、その時初めて男性が当時大人気だったTKさんだと気付いた。

私も割と好きな俳優さんだったのに何故気付かなかったんだろうと思ったけど、まさかこんな地方都市で目の前にいるのがその人なんて思わないから。

母も気付いてはしゃぎ回ってたけど、最初はしゃいでいたのに徐々に青くなっていく姉の様子に気付いた。

TKさんが「あ・・・あの・・・おかあさんですか?」って母に聞いて、母が「はいっ!母でーす!」って元気に返事したあたりから、TKさんが困ったような顔になって、それからポケットから封筒を出して「これを読んで・・・」って。

そしたら姉が「ごめんなさい!ごめんなさい!!」って何度も何度も謝りだして、それから姉の告白。

TKさんにファンレターを出したまではいいんだけど、その中に「母が大ファンです。母は病気でもう長くありません。一度でいいから母に会わせたいです(うろ覚え)」みたいな事を書いたらしいの。

全くの大嘘で、母は元気にママさんバレーやってるような人なんだけど。

姉は浅はかにも、もしかしたら同情して会いに来てくれるかなって思って、でもまさか本当に来るとは思わなかったそうな。

両親大激怒。そのあとTKさんに平謝り。

「でも元気なら良かった」って笑ってくれた。

両親は「お詫びに晩御飯食べてってください」って、その日はたまたま年に数回しかないスキヤキの日だったから懇願するように言ったけど、「ああ、元気ならそれでいいんです」とか言って帰って行った。

帰った後、姉は再びド叱られて、半年間小遣い抜きの刑になった。

父はあまり知らなくて「なんか言葉がちょっとばかり変だったな」なんて言ってて「日本語をあれだけしゃべれたら十分や!」って超絶反論したのを覚えてる。(これ、ヒントねw)

そんな昔から浅はかな嘘つきだった姉は、その後逆に男に騙されて不倫の片棒を担がされたりした。

今更ながら、TKさんごめんなさい。

○普通っぽい人だったのに…

大学のサークルの同期だった勘助。

たまたま帰る方向が同じだったので、世間話をしながら何度か一緒に帰った。それだけの間柄だったのにある日突然、

「俺たち、そろそろ結婚しない?」

( Д ) ゜ ゜

結婚どころか付き合ってすらいませんよね!?とキレ気味に説明するも、勘助はキョトンとした顔。あげく、

「俺がちゃんと『好きだ』って言わなかったから怒ってるの?」

( Д )   ゜ ゜

これはもう無理だと思ったので、サークルの部長と先輩(♀)に電話して来てもらい、なんとか事なきを得ました。

普通っぽい人だったからびっくりした…orz

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