ドン引きする話6選「ゲーム脳信者」「真実は残酷だと思える話」「百年の恋冷めと修羅場を足したような話」など
・酷い離婚理由
・ゲーム脳信者
・完全に因果応報
・ちょっと何言ってるかわからないと言いたくなる話
・真実は残酷だと思える話
・百年の恋冷めと修羅場を足したような話
以上、6つの話を紹介します。
ドン引きする話6選
○酷い離婚理由
もてない君から熱烈な求婚をうけて、結婚した美人の友人A子が、半年後に電撃離婚した。
てっきりA子のほうから離婚を切り出したんだと思い、なぐさめつつ理由を聞くと、
「結婚式当日に紹介された新婦の友人B子(この子も美人)に一目ぼれしてしまい、その日からずっと結婚したことを後悔して来た。もう我慢できないから離婚してくれ」
と、もてない君から言われたらしい。結婚生活半年だから、慰謝料もほとんどない。
しかもB子から電話があって、
「あんたの元夫から、君のためにA子と別れたから結婚しよう、ってキモイ電話が何回もかかってくる。何とかしてくれ」
と言われ、ダブルパンチらしい。
もてない君、結婚式で「A子とずっと幸せな人生を歩いていきます」とか言ってたんだけど。
A子は最初、もてない君の事好きじゃなかった。
でも、A子には夢があって、彼はその夢を全力でバックアップすると言って口説き、「自分はブサイクだから絶対浮気できない。自分の人生にA子ほどの人は現れないから、何度断られてもプロポーズするし、何年でも待っている」と言って結婚OKさせた。
なのに離婚する時、A子が夢をかなえるために結婚前から貯めてたお金を、
共有財産として半分請求してきたというひどい奴です。
A子よりB子の方がキレイというわけではなく、タイプが違う感じ。
もてない君、頑張ればA子みたいにB子もいけると思ったのかな~。
○ゲーム脳信者
コトメが仕事を始めて、通勤などになれていなかったり、仕事そのものになれないせいで遅くなったり残業したりすることがある。
で、うちに不意に子供を預けて来るんだけど、可能な限りは預かってた。
私が預かれないときは友達とかに預けていたみたい。
無理という日は預けてこないし、お礼のお金もきちんと払ってくれてたしまあいいかなと思ってた。
コトメ子はとてもいい子でうちの子とも仲良く遊んでくれるので、預かっていてもそんなに苦労はなかったってのもある。
ある土曜日にコトメが休日出勤になったらしく、朝子供を預けに来たので夫とも話してから預かることにした。(コトメ夫はサービス業なので土日も仕事がある)
休日に預かった時はうちの子を公園に連れ出す時に一緒に連れて行ったりして遊ばせる。
でもその日は昼間は曇ってたけど昼過ぎから雨が降り、公園に行けなくなってしまった。
田舎だから室内で遊べるところはそんなになく、その日はわが家でゲームして遊ぶことにした。
ちょうど太鼓の達人のバチが付いたやつを買ったばかりだったのでみんなでそれをやりつつコトメのお迎えを待ってた。
コトメ子はゲームというもの自体触るのが初めてだったらしく楽しそうに遊んでくれて私も安心してた。
で、コトメが迎えに来た時もちょうど太鼓の達人をやってたんだけど、
コトメは部屋に入ってきたとたん鬼の形相になった。
「ぎゃああああゲームなんてやって!!! 人間がダメになるっ! 早くやめなさい」(ほぼこのまま)
と大声で叫んでから、私と夫の方をぎろっと睨んで、さらに、
「ゲームなんてやらせて、ひどすぎる。預けるんじゃなかった。どうしてくれるの。一生台無し!」と怒鳴る。
なんか【ゲーム=人でなし】がやるものみたいな思想の持ち主だったらしい。
夫が「預けといてその言いぐさは何だ」とか「そんなに嫌なら事前に言っとけ」とコトメをたしなめたんだけど、
「自分の兄がゲームなんて犯罪者の思考回路の人がやるものをやるバカだと思ってなかった」とか言って言い合いに。
結局埒が明かなそうなので、とっととお帰りいただいた。
その後夫経由でコトメ旦那に「二度とあずからない」旨を伝えたんだけど、コトメ夫からはひたすら謝られた。
コトメとはその後会ってないし、声も聴いてない。
○完全に因果応報
私たちは小梨夫婦。いろいろ努力したけどダメだった。
子供がいなくても幸せに生きることはできるだろうと、2人で話し合って治療を打ち切った。
そのことを知ったコトメが、「子供を諦めるのは自由だけどだからといって、将来うちの子を頼ってこないでね」と言ってきた。
そんなつもりはないと言っても「老後の面倒を姪に見させるようなことはしないで!」とか「うちの子に、経済的な援助をする義務はないんだからね!」とか。
まぁ、我が子の心配をするのは無理ないし、お金のかかる治療をさんざんしてきた私たちが、経済的に行き詰っていると勝手に思い込んでいる節があるので、心配してそんなことを言ってきたんだろうけど、あまりにも一方的に言ってくるのでムカついた。
しかも、顔を合わせるたびに「一度はっきり言っておこうと思うんだけど」と前置きされて、同じ話を繰り返される。
夫が、「だから、迷惑掛けないと言ってるだろうが!」と怒ると一応その場は収まるが、しばらくするとまたぐじゃぐじゃ。
私の父親が病気になった時には、「嫁子さんが貰った遺産は、無駄遣いしないで取っておいてね。将来うちの子に迷惑かけないように」と言われ、さすがに頭にきてほぼ絶縁状態になった。
それから数年後、姪が事故に遭い、幸い命はとりとめたが、障碍が残った。
悪いことは重なるもので、コウトにも重い病気が見つかった。
コウトに万一のことがあったら、専業主婦の自分はどうやって姪の世話をしていけばいいのかとパニックになったコトメが、助けてほしいと号泣しながら電話してきたので、
とりあえず私一人で家に行って、「一度はっきり言っておこうと思うんだけど姪の老後を私たちに見させることはしないでね」「経済的な援助をする義務はないんだからね」と言った。
コトメは、私たちが快く援助してくれると思い込んでいたようで、完全に硬直していた。
私が続けて「姪と言ってもね、私と姪子ちゃんは、血のつながりがないのよ」「コウト君の遺産は無駄遣いしないようにね。私たちに迷惑をかけないように」と言ったところで、
我に返ったコトメが「人でなし!それでも人間か!屑!」とぎゃあぎゃあ泣きわめきだした。
すると、それまで青い顔で黙って聞いていたコウトが、コトメを叱りつけた。
コウト「もうやめろ。嫁子さんが言ったことは、これまでお前が言ってきたこととそっくり同じことだ。お前が言ってきたのは、つまりこういうことなんだ」
大人しいコウトの、恐らくは初めての恐ろしい剣幕に、コトメは黙り込んで、シクシク泣き続けていた。
コウトには、あとで私の暴言を詫び、とにかくコトメにこれまでの言動を詫びてほしかった、コウト君の回復を信じているがもし万一のことがあったら、コトメの自立を助けること、姪子ちゃんにも出来る限りのことをする気持ちがあることを伝えた。
◇ ◇ ◇ ◇
書き終わってから、もしかしたらDQN返しスレのほうが良かったのかなと気付いた。
ただ自分としては、コウトの言葉に本当にスカッとしたんだよね。
そしてコウトはあれ以来、それまでヒス嫁の尻に敷かれる空気夫だったのが嘘のようにコトメをしっかり矯正しているらしい。
タヒを実感して、嫌なことから逃げ続けて一生を終るのは良くないと気付いたのかもしれない。
○ちょっと何言ってるかわからないと言いたくなる話
3年前の話。
私:バンドやっててそれなりにツアーくらいは回れるようになっていた。(アマチュア)
ロミオ:自己満足と自己陶酔どっぷりに隠し味クラスの技術とセンスのギタリスト。
故に周りから次第に相手にされなくなってバンドも自然消滅、その後メンバーも見つからず、リーマンをやっていた。知り合いとして会話くらいは普通にする間柄だった。
ここまで前提。
ある日ライブハウスの前で久しぶりにロミオと再会。
自分のライブチケットのノルマに苦しんでいた私は、ロミオにライブチケットを買ってもらうことに。
そのライブの次の日から、かなりの勢いで攻勢をかけられるように。要は「前から惚れていた」ってことらしい。結局そのままつき合うことに。
一カ月ほどしたころ、ロミオがいきなり言い出した。
「明日は大事な日だから絶対に電話しないで欲しい。夕方までだから」
会議か何かかと思ったが、その日は日曜日。法事?誰かの結婚式かな?でもそんな話は全然聞いていない。つい聞いてしまった。そしたら、
「俺の結納なんだ」
はぁ???????聞いてねーよ。ってかてめー婚約してたのかよ。
言われて気づけば明日は吉日大安日曜日。
「結納の後で式場のこととかドレスとか向こうや向こうの親と話すこともあるからな。電話されたら邪魔になる。明日一日くらい我慢できるだろ?」
平気な顔をして私の部屋でネクタイを緩めてくつろぐロミオ。「あ。だからズボンにアイロン頼むな」だそうで。
てめーは女の家から別の女との結納に出かけるつもりだったのかい?
んで、あたしゃてめーが毒男時代からの古い愛人ってことになったりするのかい?つき合うとは言ったが、そこまで了承した覚えはねーーーーー!!
あまりにもいろいろとめでたい話に頭が真っ白。
緩めたネクタイをとっとと締め上げ、脱いでいたズボンをその場で履けと命令し(アイロン無し)「2度と現れるんじゃねー!」と追い出しました。
ロミオは私がそこまで怒ると思っていなかったらしく、
「違うんだ、本当に愛しているのは君だけなんだ。ただちょっとマリッジブルーで、婚約者と一緒にいるのが重くて、そんな時に元気いっぱいで力強くて太陽みたいな君が現れたんだ。ステージでの君を見てこの人こそが俺の運命のひ(ry」
いろいろと言い訳をしまくっていました。
その後ロミオの婚約は破棄になったようです。
詳細は不明ですが、私が原因だった可能性は限りなく高いと思います。
(私に結納の話を平気でするような男なので、私のことも平気で話したんじゃないかと・・・)
相手の女性には本当に本当に申し訳ないことをしたと思っています。
その後しばらくしてメールではなくてPCで書いてからプリントアウトした
ものがポストに投げ込まれていました。
以下晒します。(誤字は少ないですが原文ママ)
失って初めて気づく。俺はそんな人生を歩む運命なんだな。
いつも、いつでも、手遅れになってから大切なことに気づくんだ。
大事なものはこの手のひらからこぼれ落ちて行く運命なんだな。
あなたは太陽だ。太陽に近づき過ぎて羽を失くしたイカルスのように俺は奈落の底へ落ちた。
あなたは女神だ。女神を手に入れようとすれば神からの罰は当然だ。俺は今その罪を償おうとあがいている。
あなたは海だ。時に優しく、時に怒り狂う。俺はその嵐に触れてしまった。
ステージでのあなたは輝いていた。そう。太陽であり女神であり、そして神であったとすら言える。全農の神であったと。
俺はそんなあなたを心から愛した。自分のものにしたいと思った。本当に魂の底から叫びとしてあなたへの愛が生まれて来るのがわかったよ。
愛している。
愛している。
愛している。
愛している。
(注:以下同文が30行くらい)
羽を失くしたイカルスでもいいか?
神の罰を受けもがき苦しむ男でもいいか?
嵐に震え、怯える男でもいいか?
それなら俺は神の前にひざまずこう。
おまえのものになると誓おう。
今俺は王者としておまえの前に立つのだ。
これからはおまえのの祭壇にささげ物をするのは俺だけだと誓おう。
音楽とは何だ?
真の音楽とは。
本当の音楽、本当の悦びとは何だ?
音楽は神だ。
俺は俺に誓う。
この愛は本物であることを。
そしてあなただけを一生愛し続けることを。
例え神に逆らうことになっても。
待っていて欲しい。
以上です。
この最後にモノホンの血判が押してありました。
血判を押したくてプリントアウトしたものと思われます。けっこうあちこちに血が付いていて、マジでビビりました。(血が止まらなかったのかな・・・)
でも結局何が言いたいんだかよくわからない内容ですw
私も引っ越しをしたし、ロミオの元婚約者さんもその後割と早く結婚したらしく、待望のお子さんが生まれたと風の噂で聞いたので記念カキコ。
○真実は残酷だと思える話
旦那友人 20代前半
旦那友人元カノ 20代後半
旦那 20代前半
私 20代前半
旦那友人の彼女(以下Aさんとします)と旦那を通して連絡先を交換しました。少しだけお会いして話したことがあった程度なので、時々連絡する程度。
連絡先を交換してしばらくしてから旦那友人とAさんが別れたという話を旦那から聞きました。
あらまぁと思ったけど、旦那友人はモテるタイプで付き合ったり別れたりが多いイメージだったのであまり気に留めませんでした。
そんなことも忘れかけていたある日、Aさんから連絡がありました。別れちゃったんだ~という話の流れから、Aさんから旦那友人と別れた経緯を色々聞きましたが、それが結構酷くて・・・
・付き合ってる時、どこにも遊びに連れて行ってくれなかった。一緒に歩くのが恥ずかしいから
・年上とは結婚したくない(障碍児が産まれる可能性が高くなるから)
・他の女の子の話を平気でする(◯◯ちゃんが可愛い、遊びに行って来た…)
等のひどいことをたくさん言われたそうです。
別れるときも、一方的に別れを告げられて話し合いもしてくれなかったと。
私から見て、Aさんは綺麗だし、頭が良くてカッコいいイメージだったのでそんな酷いことをされるなんて、すごく驚きました。
旦那友人ひどいな~と思ったけど、これは相手がおかしいと思って忘れた方がいいですよとしか言えなかった。
Aさんは別れた後、何度か異性に言い寄られたりしたらしいのですが、旦那友人に言われたことがトラウマになって付き合うまで至らないと言っていました。
Aさんと何度か食事をしていくうちに、「今度は旦那さんも一緒に連れておいでよ」と言われました。
しかし、Aさんとの食事会の話題のほとんどは旦那友人の悪行について…旦那と友人はとても仲が良い幼馴染の様な関係なので、友人の愚痴を聞くのは嫌だろうな~と思い、旦那を連れて行くことはしませんでした。
しかし、偶然旦那との外出中にAさんに会った際、時間的にもちょうど夕方だったので3人でご飯食べようということになりました。この時なんとか回避していれば良かったのですが…
ここからが修羅場でした。
それからはもう地獄絵図。Aさんはいつもの内容を延々リピート。私と旦那が違う話題に切り替えようとしても流れをぶった切り旦那友人の話にもっていく。そしていつも以上にマシンガントーク。
旦那は聞き流している風でしたが、早く帰りたいオーラ出してました。
旦那に「旦那友人くんは、なんで私なんかと付き合ったのかな?あんな酷いこと言ったのに!あんなに酷いことしたのに!だったら最初から付き合わなければ良かったのにねぇ!ねぇ!?そう思うよね!?!?」と何度も何度も旦那に詰め寄っていました。
お酒も入っているせいか、Aさんはもう普通ではなくなっていました。
わたしはその状況にお腹が痛くなってしまい、トイレに行きました。
急いでトイレを済ませて戻ると、Aさんは泣いていて、旦那は死んだ顔…
何事かと思えば、Aさんにしつこく質問攻めされた旦那は、旦那友人側の気持ちを包み隠さず暴露したらしいです。
「旦那友人はAさんと成り行きで身体の関係を持ってしまい、責任を取るために付き合ったが、結局好きになることができなかった」と…。
その後なんとか解散することになり、Aさんは私にお土産をくれました。
わたしも勿論お礼を言いましたが、旦那も私が頂き物をしたという意味でAさんにお礼を言いました。
するとAさんは「うるせぇ!お前にやったわけじゃねぇよ!私ちゃんにあ・げ・た・ん・だ・よ!」とブチギレ…
それに対して旦那もブチギレ。「妻が貰い物をしたら旦那が礼を言うのは当然でしょう。社会人としての常識でしょう」
その後は言い合いになる2人をなんとか引き剥がして無理やり帰宅しました。
翌日、Aさんから連絡があり、
Aさん「私ちゃんの旦那さんに昨日はっきりと、旦那友人くんは責任取る為に仕方なく付き合ったと言われて諦めがついた」
Aさん「楽しかったからまた3人で食事に行こうね」
と言われてgkbr。
私は旦那が大変失礼なことを言って申し訳ありませんでしたと謝罪しましたが、「Aさんは、いいのいいの!」と明るく返してくれます。
しかし、そのあとも「旦那さんが言ってくれた言葉で目が覚めたよ!」とか、「仕方なく付き合ってたって旦那さんに教えてもらって良かった!」等、言い方を変えてるけど同じ内容をずっと言っていました。
それから数日後、再びAさんから連絡がありました。内容は、鬱病と診断されて会社を辞めた、という事でした。
「私ちゃんの旦那さんに言われた、責任を取るために仕方なく付き合ってたっていう言葉が忘れられなくて…」と言われて本当に申し訳ない気持ちと、人一人の人生を変えてしまったという気持ちでパニックになりました。
Aさんは飛行機に関係する花形の職業だったのでとんでも無いことをした…と。旦那とAさんを会わせたことを後悔しました。
もう謝ることしかできないので謝罪するとAさんは、「私ちゃんのせいじゃないよ」と言いますが、その後も定期的に連絡がきます。「旦那さんと三人で食事しようよ!」
前回のこともあるのでもう三人は無理!と思い、お断りしています。
あの出来事から3年近く経ち、私は旦那の転勤でド田舎に引っ越したのでなかなか会う機会はありませんが、未だにAさんから連絡があります。
内容は、彼氏ができたよ→数日経ってから前回のトラウマが蘇り、別れたの…の流れです。3回くらいありました。
Aさんは普通に連絡をくれますが、本当は私達のことを怒っているんだろうなぁと思いつつ、連絡を、返している今も若干修羅場です。
○百年の恋冷めと修羅場を足したような話
遠距離恋愛で首都圏から地方の県庁所在地でもない田舎町に嫁いだ時、その辺りでは同居がデフォだったんだが、せめて子供ができるまでは!と、その地域では少ないマンションに空きがあったこともあって、しばらく別居させてもらっていた。
新婚2ヶ月を過ぎた頃、夕方お風呂の用意をしようとバススリッパに足を入れた途端に滑って、片足だけズズッと向こうに行って(いわゆる股裂き状態)派手に転んだ時に、お風呂と洗面所の境目の敷居で腕を強打した。
身体が横になってて、腕を身体で勢いよく押しつぶした?ような感じ。自分で折れたのが分かった。
1㍉動いても激痛が走るなかでどうにか仰向けになったが、そこから全く動けない。ヘタに動いて神経を傷付けたらって思うとそれが怖くて動けなかった。
当然携帯電話もそばにないし、換気口を通して誰か気付いてくれないかと助けを呼んでも無駄だった。
旦那(“元”は省略)が帰ってくるのはいつも7時過ぎだから、それまでの我慢と思って耐えた。
冬だったからすぐに真っ暗になって、ようやく旦那が帰ってきた。
いつもピンポンが鳴ってから私が玄関の鍵を開けて迎えてたから(鍵は持ってる)「自分で入って~」って声掛けても、もう疲れて辛くて大きな声が出なくて届かなかった。
3度目ぐらいには激しくピンポン鳴らされて、それから鍵開けて入ってきたんだけど「なんだよー専業主婦の分際でどこ遊び歩いてやがんだ、クソがっ!」って言葉が聞こえて、この時点ではまだ気付いてないから仕方ないのかも知れないけど、それまでこういう言葉を使う人じゃないと思ってたからちょっとショックだった。
で、洗面所に来て電気を付けて私に気付き、一瞬ビクッとなったあと大爆笑。「なにそんなとこで寝てんだよー」って。
「ごめん・・・折れてると思う・・・救急車呼んでくれる?」って言ったら、漸く事態を把握して慌てて救急車呼んでくれた。
やっぱり上腕部が折れてたんだけど、入院はなしで自宅療養。
その後義父母から「最初から同居してれば良かったのに我儘言うから」と責められた。
新婚のうちは別居したいってのは旦那の希望だったし、私はいずれ同居しなきゃいけないなら最初から同居の方がいいって言ってたのに、旦那は「だよなー」とか言ってんの。
玄関での悪態と、風呂場で倒れてる妻を見て爆笑したことが頭からずっと離れなくて、それに加えてこの調子の良さに「なんでこの人を好きだったんだろう?」って分かんなくなって「利き腕骨折して家事出来ないし、私は実家で養生するから旦那君はしばらく実家で暮らしてください」と言ったら、あっさり了解した。
「家事なんか最低限でいいんだし、俺も手伝うから」と言ってくれたら又違ってたかも知れない。
私は実家にもどり、そのまま戻ってこなかった。
離婚を切り出したのは、実家に戻ってじっくり自分の気持ちに向き合って、それでもやっぱりあの爆笑と共に愛情も消えたと思い、半月ぐらい経ってから。
旦那も義父母もさかんに言ってたのは「こんなことなら披露宴なんかするんじゃなかった」って。恥ずかしい恥ずかしいってそればっか。
たった3ヶ月弱の短い結婚生活だったけど、親にはすごい迷惑かけたなと思って申し訳なかった。
あれから8年経って、再婚して漸く孫の顔を見せる事も出来て、やっと肩の荷が下りた気分。
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