スカッとする話7選「眼には目を!歌には歌を!」「特選上寿司1,980円×2」「クズ女&クズ上司」など

・眼には目を!歌には歌を!
・特選上寿司1,980円×2
・クズ女&クズ上司
・彼のプレゼントにドン引き
・あのときの旦那の顔は忘れられないって話
・鉄ヲタが沈黙した話
・愛情って大切だねって思える話

以上、7つの話を紹介します。

スカッとする話7選

○眼には目を!歌には歌を!

昔住んでたアパートの話。

自分は1Fに住んでいた。

3Fには、自分の学生時代のサークルの先輩夫婦が住んでいた。(自分の親戚絡みで偶然そうなった)

で、2Fに住んでた一家の騒音が以前から酷かった。夜中までガンガン音楽。かけてるのはクラシック。オペラもしくは交響楽みたいなやつ。

1Fの自分の部屋のテレビの音も聞き取れないくらいの大音量。

3Fの先輩のとこはもっとうるさかったと思う。

アパートの階段挟んだ構造上、被害に遭ってたのは主にその先輩夫婦と自分だった。

転勤シーズンだったため、その時、周囲には空き部屋が多かった。

ある夜、日付が変わってから、2F住人が帰ってくる音がした。酔っ払ってる感じで、廊下でも大声で話してた。

家に入った2F住人は、大声で何故か「千の風になって」を熱唱しだした。これがクソ。音程がクソ。リズムもクソ。

音の大きさよりも、音程の酷さが耐えられん!と思った時、3Fから歌が聞こえた。

♪夜中の~十二時~過ーぎに~ 歌わないでください~
上にーは人がーいーますー 眠ってなんかーられまーせーん~♪

自分と先輩夫婦の学生時代のサークル活動というのは合唱。特に奥さんの方はソリストもやってた。

もちろん、本気で声出したら迷惑になるから、普段はみんな家では鼻歌程度しか歌わない。

でもこの時は本気声だった。旦那さんもハモってた。自分も楽しくなって、ハモって歌い出す。歌詞をどう変えるかわからんところは適当にハミングして合わせた。

♪千の音~に~ 千のおーとになーーーってー
このー 小さな~家を~ 駆け巡っています~♪

このあたりでもう2Fの熱唱はやんでた。

自分たちはかまわずリピートして歌い、最後は気持ちよくハモった。その日以来、2F住人が熱唱することはなくなった。

オペラはまだ、昼間たまに音量を落としてかけられてた。

しばらくしてほとぼりが冷めたと思ったのか、また遅い時間に2Fから凄い音量のオペラが鳴り響いたが、それに負けない声量で3Fから、「オペラ座の怪人」のメロディで、

♪オーペーーーーーラ座の隣人ーーーー
あーなーーーーたねーーーー
オーペーラー座のーりんーじんーーー
あーーーーあああああーーーああーーああーーあーーー
あーーーーー、あーーーーー(すごい高い音域)♪

とソプラノソロが聞こえてきたら、音楽はブチッと切られた。

どっかの部屋から拍手が聞こえた。自分も盛大に拍手しといた。

以降は2F住人が引っ越すまでそこそこ静かだった。

歌わないでくださいーと言いながら自分たちも歌ってたのが、DQN返しだったような気がするけど、反省はしてない。

お互い別々のところに引っ越したが、先輩夫婦とは今も仲良くしている。

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○特選上寿司1,980円×2

ついさっきのスーパーマーケットでのこと

この時間によく合うDQNママとそいつの子供(4才位)がいつもの通りギャーギャーわめきながら買い物をしていた。

あまりに子供がウルサイのでDQNママはお菓子売り場のラムネ菓子を手にとり、「これでも食べて静かにしてなさい」とレジも通さず子供に渡した。

当然子供はその場で食べ始めたのだが、周りの客は関わり合いになるのがイヤなのかダレも何も言わない。

子供はそのうちに親と離れ、ラムネ菓子を食べながら店内をウロウロし始めた。案の定店員に見つかり、レジで並んでいた親元へ連れて行かれ、店員が親に注意したところ「お金払えばいいんでしょう!」と逆ギレ。

店員も困った客だなと言う感じだったし、俺もガマンできなかったので言ってやった。「その子、寿司売り場でパック詰めの寿司にさわってましたよ」と。

店員はあわてて売り場へ走り、両手にネタが崩れシャリが潰れたパック寿司を持ってきて、子供に「キミがやったの?」と聞いた。

親が「しょうクンはそんなことしないわよね」と言っていたが、子供はさすがにDQNの子だけあって、「えびが美味しかったけどワサビが辛かった」と言いやがった。

顔を真っ赤にした親は俺を睨みつけながら、「この分も払えばいいんでしょう」と更に逆切れ。

でも子供がダメにした寿司は特選上寿司1,980円が2個。

結局持ち合わせでは足りず、本来買うはずだったものを何品かキャンセルし、崩れかけた寿司を忌々しそうに袋へしまいながら子供をひっぱたいてた。

俺は泣いている子供とDQN親に向って「今晩は贅沢な夕食だね」と言って店を出た。

○クズ女&クズ上司

うちの職場にご実家が食べ物屋さんをやっているAさんという人がいて、限定数による予約で仕出し的な事もやっていた。

そこは大きなお店ではないけど、すっごく美味しいお店だったので、我が家も法事の時などよくお世話になったし、クリスマスや誕生会など人が集まる時にはみんながよくお願いしていた。

しかし、昨年Bというかなり図々しいタカリ魔が入って来て困った事になった。

Bさんは実際に金銭や物を盗むという犯罪行為はしないけど「お願いするのは犯罪にならないし~(本人談)」という事でとにかく「ちょうだいちょうだい」を連呼する。

もうアラフォーなのだが、年齢の割にはきれいな人なので、今までそうやって甘えて、いろいろと良い思いをしてきた人なのかもしれない。

これは私たちも良くないんだけど、あまりにうっとおしくて、おやつのお菓子程度は面倒になってあげたりして追い払ってしまっていた。

ある時Aさんの実家の事を聞いたBが案の定「うちの子の〇〇のお祝いに10人分の料理お願い~!友達でしょ?料金は払えないけど~お願い~!」と ねだりだした…

Aさんはとっても冷静に「無理。発注するなら勝手にすれば」と注文用紙をBに渡した後は無視していた (ちなみにAさん実家は注文と同時に最低半金以上を前払い方式)

で、Bが泣きついたのがクズ上司。

クズは「自分のお気に入りをひいきする」「弱い方(言いやすい方)に我慢させる」という 典型的な日和見男で、案の定なぜかAさんを強く叱責した。「いじめなんて人間として最低」「優しい心を持つことができないのか」と怒鳴る怒鳴る。

横ではBがにやにや…

Aさんは、はかなげな美人で上司はそれまでもちょいちょいセクハラぽい事言ってて無視されていたからその腹いせもあったかもねー(ほんとクズ)

しまいには「そもそも会社で商売しようとする根性が卑しい」とか言い出して (おいおい卑しいのはただで10人分の料理タカろうとしたBの方だろ)

と思ってたら、Aさんはあっさりと頭を下げて「申し訳ありません。わたくしが悪うございました」と 謝罪した(すっごい棒読みだったけどw)

虚をつかれた上司とBがきょとんとしていると「反省して人事に始末書出します」と宣言して、その言葉の通り、素早くBからのお願いもしっかりと記載した始末書wを提出した。

当然人事には上司とBが呼び出されて注意されたけど、さすがクズ&クズなのでコネを利用したおどし、泣き落としなどでちっとも反省しない。具体的に被害があるわけじゃないので会社としての処分は難しかったらしい。

Aさんはそれも見抜いていたようで「私の軽率な行動のせいで騒ぎになった事を反省します。 今後、一切社内で実家に関わる話、行動は致しません」と持ち掛けたらしい。

人事の中に勘のいい人がいたんだろうねー。

「Aさんの言う通りにすれば今後同じもめ事は無いでしょう。 ついでに社員同志でお中元お歳暮食べ物を含めた物をやり取りする事は一律で禁止。 そして全員処分無しでこの話は終了です」とまとめてくれた。

おかげでBのタカリも「決まりだから」で無視する事ができるようになった。

ところでAさん実家は数年前からおせち料理も始めていた。美味しい&大手スーパーと比較してかなりお安いという事ですぐに限定数いっぱいに なっていたけど、同僚たちはAさんの厚意により優先的に予約させてもらえて良いお正月を迎えられてた。

でも今年は上記の件があってAさん実家のおせちを購入する事は禁止!会社の規則だから仕方ないねー

あ、私たち昨年までお願いしていた他の人たちは、Aさんを通さずお店から直接連絡貰えたから全く問題なかったんですけどw

実はクズ上司宅も買ってたんだけど、今年は無かったので急に高い&まずいおせちになって 家族から大ブーイングだったらしいよ。

更には今月のバレンタイン。会社の決まりだから義理チョコもちろんありません!

他の部署のいろんな男性からクズ上司はいろいろ言われてつらいみたいだけど知りませーん。

義理でも男性にとってバレンタインって結構大事なんですねえ。

Bもむかついてたけど上司が痛い目見ていい気味。

ちなみに甘い物好きな人たち集まって会社は関係ない「友人たちで」ご褒美チョコ会を来週にも開く予定だから、Aさんに美味しいお礼チョコ買って来る予定。

○彼のプレゼントにドン引き

高校生のときに何度も口説いてきてお付き合いを始めた年上の社会人の彼氏。

お付き合いを始めて三ヶ月目、6月頭の誕生日プレゼントに、運動しながら使えるBluetoothのイヤホンが欲しいと言われた。

彼の希望するものは八千円。

当時大学に入ったばかりで収入も少なかったけど、社会人ならこれくらいのものを欲しがるのが普通なのかな?と食費を削ってバイト増やして購入した。

そして8月は私の誕生日。「何がほしい?何か形に残る使えるものにしろよ」と言われたので、ずっと欲しかった櫛をお願いした。

本当に欲しかった櫛は諭吉さん2枚無いと買えないものだったので、比較的リーズナブルな本つげ櫛。髪の量が多く、伸びるのが早い割に、こまめに切りに行く余裕も無いから、せめて髪の状態を良くしたいと常日頃思っていた。

それなのに当日渡されたのはドラッグストアで売ってる「静電気がおきにくい櫛 599円」値札までそのまま。

一瞬で冷めた。

って言っても元の愛情もほぼ無いので、目が覚めたって言ったほうが正しいのかもしれないけど。

本つげ櫛って言ったのに、八千円とはいわない、せめて三千円ほどの櫛が欲しくてお願いしたのに「お前こんなんが欲しかったの?学生にしても貧乏くさいな」と言われて、相手の顔面めがけて渡された櫛をフルスイングして別れた。

後日私のことをSNSで愚痴っていた彼だが、私からの誕生日プレゼントを散々自慢していたこともあり、

周りから「社会人のくせにヒモみたいなことすんな」「彼女よりセコい金銭感覚と常識のないあんたが悪い」とフルボッコされたらしく、

本つげ櫛の写真付メールで「目が覚めた、やり直そう」とロミオメールがきた。

なので友人が購入してくれた櫛を写メって「私も目が覚めました、間に合ってます」と返送。

後日また付き合う前のように縋ってきたが、変態として警察に相談したら消えていった。

○あのときの旦那の顔は忘れられないって話

娘が小学1年のとき、行方不明になった。

私も旦那も共働きのため、すぐ近くの義両親の家に帰ってから、仕事上がり(17時半に終わる)の私が18時過ぎに義両親の家に迎えに行くのがいつもの流れだった。

17時頃に会社に義母から連絡があって、「娘がこない。学校に確かめたらもう学校にはいないって。近辺を探しても見つからない。警察に届けました。」と言われて死ぬほど驚きました。

上司も大変心配してくださって、早退を許可。急いで私も探しに行きました。その間旦那には連絡がつかず。

結局娘は義両親宅から数キロ離れた川の近くで見つかりました。もう19時を過ぎていて、外は真っ暗。

どうやら娘はノストラダムスの大予言を大変恐れており、回避する方法を必死に考えた結果、おじいちゃんのお墓に行ってお祈りして助けてもらおうと考えたようです。(私の父の墓)

実際父の墓は、車でも時間がかかる場所にあります。娘はそこに自分の力で行こうとして迷子になっていました。

同級生から「大予言から助けてもらうには、ご先祖様に頼めばいい。ただし誰にも知られちゃいけない」と言われていた事が後日わかりました。

旦那はというと、同じく義母が会社に連絡していたようですが、私と義母に任せればよいと判断して会社に居座りました。義母には「会社の出入り口のセキュリティが故障して退社できない」と言ったみたいです。

実際はそんなことはなく、旦那は17時まで働いたいあと同僚と飲みに行きました。

会社側は「早く帰ってやれ!」と言っていたらしく(セキュリティ?何言ってんだこいつ状態だったらしい)、旦那の意地でも帰らなかった態度にドン引したそうだ。

それから旦那は孤立、退社し、イジメだと騒ぎ、上司さん数名と話し合いを持ちました。

理由があったにせよ無視があったことは事実だったので、上司の方々は謝罪されていきました。お金などは受け取っていません。

話は戻りますが、娘が行方不明になっていたのにどうして駆けつけてくれなかったのかと喧嘩になりました。

仕事が抜けられないと言われたならまだ納得できますが、セキュリティがどうのこうのと嘘をつかれ、その後飲みに行くってどういう神経してるんだ。

義両親も私両親も旦那を非難。旦那は擁護してくれる人間がいないとわかると「離婚」を盾に、自分を正当化。

離婚を脅しに使えば、私や義両親が泣いて謝ると思ってたんでしょうね。

雀の涙程残っていた愛情も枯渇し、離婚を承諾。

そのときの旦那の顔は忘れられません。

とにかく娘が無事に見つかってよかった。もう生きた心地がしなかったよ。

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○鉄ヲタが沈黙した話

数年前の夏休みの時期に、垢抜けない高校生くらいの3人組が一番後ろの車両にのってきた(都内JR)。

カメラを首から下げてる子もいたけどそのうちの一人が音鉄だったようで、発車メロディー?を録音したりしてた。

だけど、発車メロディーを全部流さないのにムカついたのか「音が全然録れねーよ!車掌使えねぇなぁ!」みたいな悪口を大声で言い始めた。

乗り合わせた人たちも(なんだこいつら…)って雰囲気。

で、散々悪口言ったあと次の駅でまた発車メロディーを録ろうと待ち構えてたんだけど、あれってボタンを押す車掌さんの匙加減で決まるからさっきまでは『♩トゥルルントゥルルン』だったのが『♩トッ』で終わり。本当一秒も鳴らしてなかった。

あまりにも短かったから私も含めて同じ車両に乗ってた人たちみんな吹き出しそうになってた。

そりゃあんな悪口聞いたら「聞かせてやんねーよ!」ってなるわ。

そのあとは3人組もゴニョゴニョ「なんだよ…」とか言ったけど静かになったし個人的にはかなりスッキリしました。

○愛情って大切だねって思える話

母の話。うち母子家庭で、オカンが遅くまで仕事してたから昔小学校終わってから託児所?みたいなとこに預けられてたんだ。

あたしが2年の時、そのホームの一学年上の女の子Aから目の敵にされていた。もう殴る蹴る当たり前。背中に鉛筆刺されたりした。

Aからのいじめは結構長い間続いてたんだけど、それが急にピタっと止んだんだ。

いじめるどころか面倒みてくれたり遊んでくれたり、もう別人みたい。丸くなったっていうのかな、Aは今までいろんな子と揉めてたけどそれもなくなった。 あたしもすっかり今までのこと忘れて、ほぼ毎日一緒に遊んでた。

長い間不思議に思ってたんだけど、最近になってそれは母のおかげだったと知った。

当時の母、なんとかならんもんかとAの通ってた保育園を訪ね、情報収集。先生によると、Aも母子家庭。 母親はAが悪さをすれば、理由も聞かずに怒鳴る殴るの人だったらしい。

その次の日から、母はAに対して親しく接するようになった。休みの日一緒になって遊んだり、悪さしたらあたし諸ともしばいたり。

母がホームに迎えにくるたびにAが「おばちゃーん!!」って笑顔で寄ってきてたのを覚えてる。今思うとものすごい懐いてたな。

母いわく 「結局、Aも寂しかってん。親でも誰でもいい、思いっきり愛情もらえば人にあげる方法もわかるもんや」 だそうだ。

普段パッパラパーな母なだけに、ちょっと尊敬してしまった。

Aとは中学から別になったけど、10年以上たった今でもうちに泊まりに来る。

この前家に帰ったら母とAが一緒に餃子つくっててびっくりしたw

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