スカッとする話5選「専業主婦の強かさ」「チャラい男、冤罪に関わる」「ウザい長州小力体型の女」など

いらっしゃいませ。

今回、紹介する話は以下の通りです。

○私の婆ちゃん
○専業主婦の強かさ
○チャラい男、冤罪に関わるw
○長州小力体型の女「ママ!こいつよ!こいつがA子いじめたの!」
○秋刀魚の食べ方

どれもきっと楽しく読めると思います。そしてスカッとできると思います。なので読んでね。

スカッとする話5選

○私の婆ちゃん

武勇伝というには激しさが足りない話かも知れないけど

小学生の3年4年と親の仕事の都合で祖父母の家で暮らしてた。

生活自体は楽しかったけど、クラスのバカが参観日に来た婆ちゃんを見て「ババア」ってあだ名を付けてからかうようになった。

あだ名は最終的に「ウンコ」になって、由来も参観日に来た婆ちゃんがウンコ漏らしたからというとんでもないデマに修正しようとしたけど出来なくて、婆ちゃんをバカにされたのが悔しくて相手のバカと喧嘩になって、怪我をさせてしまった。

呼び出された婆ちゃんに理由を黙ってたけど結局ばれてしまった。

婆ちゃんは「お前はいい子だねぇ、ありがとう」と頭を撫でてくれた。

この一件であだ名も自然消滅して4年になった

持ち上がって初めての参観日に婆ちゃんが来てくれたんだけど、白髪を染めてなんか女優っぽい髪型にして化粧をして、真珠のネックレスをしてよく似合う桜色のスーツを着てた。

最初ちら見した時は婆ちゃんだと思わなかった変身っぷり!

授業中何度も振り返って婆ちゃんを見たけど、モデルみたいに真っ直ぐ立ってにこにこして見てくれてて、美人じゃないけど、他のお母さん達に負けてない華やかさだった。

クラスのバカは「ババア」が来ると思ってたらしくて、ニヤニヤしながら振り返りまくったんで先生に叱られた。当然その後にあだ名が復活する事はなく平和に過ごせたよ。

余談だけど婆ちゃんの桜色のスーツはオーダーのなんだけど、今私が着ると、身長は5センチくらいしか違わないのに、ウエストはきついのにお尻と胸は余る。50歳手前の頃の婆ちゃんはナイスバディだったということだ。

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○専業主婦の強かさ

私の実家は都心の一戸建てで古いけど結構大きい。私が子供の頃に両親が頑張って新築した家で、専業主婦の母がずっと頑管理していた。

母はなんというか程よい人で、本物の「専業主婦」。だからその家も本当に住み易く、又立地の良さからも兄家族や私家族、親戚ももちょいちょい遊びにきていた。

やがて父が亡くなった。母はまだ還暦そこそこだったけど、その頃から衰えが目立つようになってきた。目や耳、物忘れ、言葉。どれもたいした事は無いんだけど、今後を考えると心配だった。この大きな一戸建てに一人で住んで管理していくのは大変だろう。

本人と話すと、やはり負担に感じていたようだった。

残念ながら私家族も兄家族も他に家を構えてしまっている。かくなるうえは、家を売って住み替えか。そんな相談を兄にすると兄&兄嫁、猛反対。「実家は実家としてそこに残すべき!」という。

気持ちは解る。良い場所に温かい一戸建ての実家って、良いよね。でもそれは母が管理してこそ成り立つ実家であって、本人が体力的にもう無理で、サポートも出来ないようなら「素敵な実家」だって存在し得ないんだよ。荒れ果てちゃうよ。何度もそう説明したけど解ってもらえなかった。今の実家の状態が未来永劫続くと信じて疑わないようだった。

兄夫婦は親戚を味方につけて、私が母を唆していると吹聴。

母は何度も皆に説明してくれたけど、自分が衰えているっていうのを説明するのって、辛いよね。辛い思いをさせてしまった。

兄夫婦&親戚は、母はこの家を売って素敵なマンションに引っ越し、浮かれた老後を過ごそうとしている、私がそれを手引きしていると思っているようだった。怠け者みたいに言われたし。真面目一筋のプロ専業主婦は母としてはそんな言われ方は耐えられない屈辱だったと思う。

母がいてこそのあの素敵な家なのだ、と何度も言うと、兄嫁が反論。家を維持するのは主婦として当然で威張る程の事ではない。誰でも出来る私でも出来るわと。誰でも出来る事をやっただけでやれ頑張ったの大変だのって、ちょっとのぼせあがってるんじゃないですか、と。

母の努力を否定されて私もキレた。誰でも出来るって言うけど、兄の家はここみたいに住み易くないよと言うと、それは家の違いだと。ここみたいに良い家だったら簡単だって言う。

そこで母が、じゃあお兄ちゃん達がここに住む…?と提案。

兄夫婦はそこまでは思っていなかったようでびっくりしていたけど、(兄夫婦も親戚も、単に便利で居心地良い家が無くなって欲しくなかっただけ)考えた末にお得だと判断したようで、実家には兄夫婦が住む事になった。

そしたら兄嫁、当然のように「オカアサンはどこに住むんですか?」だって。「ご自分で言い出した事ですし。」と。なんでそんなに追いつめるんだろ。

私の家は結構郊外なんだけど、その分広いので母と同居する事にした。子供は母が好きなので喜んでいたが、夫には申し訳ないと頭を下げた。けど兄夫婦のやり方には夫もキレていたので、大丈夫!と言ってくれた。

親戚一同も、一件落着~田舎隠居おめでとう!みたいな感じだった。

それから一年経たないうちに結果が出た。

実家は物凄く居心地が悪い住み辛い家になってしまった。庭もぼうぼう。元々古い家だから手入れが大変なのに、「専業主婦の」兄嫁はそれを怠った。漂っていた温かい空気もすっかり無くなり、なんか殺風景な暗い家に。

親戚からもそう言われるようで、兄夫婦はなんで?なんで?状態。郊外から都心の学校に転校した兄の子供達は浮かれて荒れてしまった。

一方うちは、びっくりするくらい住み易い家になった。私がフルタイムの会社員なのでそもそも家事は手抜きだったんだけど、それでも「一体、何が違うんだ!?」ってくらい温かい良い家に変貌。

これが本物の専業主婦パワーか…すげえ…!って家族でビックリすると今度は親戚達がこっちに集まりたがるように。なので「ご招待していません」って断っている。ここは私家族の家だもんね。

兄はようやく私が言っていた「母がいてこそ保てていた実家」の意味が理解できたらしく兄嫁と一緒に「お母さんと同居できないか」と言ってきたので「母を家政婦代わりにするのか」「当たり前のように追い出したでしょ」と言うと、もごもご言っていた。仕方ないとか自分は悪くない的な。それでも兄嫁は、いずれ都心の土地が貰えるんだからとフフン顔だった。

ここからが母のDQN返しなんだけど、実はあの土地は定期借地権だった。あと15年くらいで国だか自治体だかに返す土地らしい。だからあんな一等地にでかい一戸建てが建てられたのか!!と納得。

今の所名義替えなどはしていなくて、母名義のまま。いずれ兄に書き換えるけど、その時に全て解るだろう。家屋の権利はあるけどもうそんな価値無いしね。

父と母は、現金や金でひっそり財産を貯めていたそうだ。やがて無くなる土地家屋だと解っていたから、子供のどちらにも最初から同居や処分を頼まず、現金で老後ホームに入るという計画だったらしい。

全然知らなかった。私達の結婚に不利になるかもと隠し通していたそうだ。

兄夫婦がこれを知るときは修羅場だと思うけど、母はその返しも用意してあるそうだ。

子供達は母を座敷童のような存在だと思って懐いているけど、私は実母のずる賢さを目の当たりにしてビビった。

おっとりして見えてもモノホンの主婦を敵に回してはいけないんだな。

○チャラい男、冤罪に関わるw

痴漢冤罪の場にいたので報告がてら。

今朝の電車で女子高生のケツにOLの鞄が当たってるのを「こういうの痴漢だと思うのかなぁ」なんて思いながら見てた。

そしたら女子高生が隣の男の方見て「痴漢やめてください!」と涙目で叫んで、痴漢容疑の男(以下容疑者)は2人の男と1人の女に取り押さえられ、次の駅で引きずりおろされた。

容疑者は否定してたし、暴れてもいなかったんだけどね。

んで俺も一緒に電車降りて「俺見てたんで―、証言します。」とだけ言って、駅員と警察くるまで待機。

待機中容疑者の態度が面白くて、取り押さえてた奴らが正義感から色々怒鳴り散らしてたんだが、「はぁ、へー、ふーん」って感じで流してて、余裕あんなーと思ってたw

容疑者と被害者別々に事情聴取。

で、「証言しますよ」って言った俺は女子高生側に連れて行かれて、取り押さえてた奴らは仕事があるから、「証人いるならいいよね」って感じで解散した。

女子高生の証言が「ずっとおしりを触られていた」程度だったのに、警察がきて話をしているうちに変わっていった。

警察が「スカートや下着の中に手を入れられたんだよね?」とか勝手に言いだすと、女子高生が「あ、それもされました」って感じで勝手に内容盛っていくでやんのw

で、逐一俺の方見て確認するんだけど、何も言わずにうんうん頷いてた。

最終的に容疑者の方に、女子高生は連れて行かず、俺と警察だけで確認に行った。

容疑者はすごい冷静に「やってないんだから、そうとしか言えない。弁護士来るまで黙秘するよ。俺逃げようとなんてしてないのに、無理やり抑えられて怪我した。これ傷害じゃん。」と否認。

んで警察はないことないこと読み上げて、証人もいるし、示談の為に謝罪と5万円払ってって言って認めさせようとしてた。

で、俺が「俺が見たのは、OLの鞄が女子高生のケツに当たってて、痴漢と勘違いしてるかもなぁっていう状況です。その人痴漢してないですよ」と証言した途端、場が凍った。

警察が「でもさっき被害者の証言に頷いてましたよね。」って聞かれて、「冤罪ってこうして出来上がるんだなぁと思って、一人で納得して頷いてただけで、証言したわけじゃないし。」と言ったら、容疑者が大笑い。

警察が「痴漢を見たわけじゃないなら、帰っていいですよ」とか言い出したんで、「容疑者さんが不憫だし、裁判やるなら取り調べ含めて見たまま証言します」って容疑者に名刺渡して帰った。

さっき容疑者から「向こうの出方次第で警察訴えるかも知れないけど、とりあえずお礼がてら奢らせて」と電話来て、その後の様子とか聞きたいので今晩飲みに行くことになった。

淡々と書いてはいるけど、すげぇワクワク、興奮してる。容疑者と気が合いそうだし、この年になって新しく友達ができそうです。

遅くなったが報告ー

っても、痴漢や警察の話自体は、正直あんまりおもしろい話にはならなかった。

痴漢に関しては、勘違いしてもしょうがない状況だし許す。ただ事実を盛ったのは警察も悪いが本人も悪いのでその場で謝罪させた。

取り押さえた奴らも被害届が受理される内容じゃないし、傷害うんぬんってのもダメ元で言ってみただけ。

警察訴えるって話は裁判じゃなくて、公安委員会(警察の警察みたいなとこらしい)に訴えるって意味で、こっちは話がまとまったと。

んで俺はお役御免。詳しく教えて欲しかったが、「君の証言は役に立った。それ以上のことは君を含め第三者に喋らない約束。ただし今奢ってる金は元は税金だ」とだけ。後は容疑者と俺の雑談で終わり。俺の倍近い年齢の友達が増えたぜ。

容疑者は自営業(今はフリーランスと言う)だった。俺はチャラい職業とだけ。

余裕ありそうに見えたって言ったら「貯金そこそこあるし、独身だから、別に逮捕になっても仕事しながら裁判するっきゃないかなぁとか考えてた」だと。

「証言しまーす」って一緒に降りた俺は見た目も喋りもチャラいし、女子高生可愛かったから、女の味方するだろうなって諦めてたら、予想外の援護だったんで思わず笑ったとか。

「つーか取り押さえられたときに言わなかったのなんで?」て聞かれて「なんか皆怒鳴ってたし、俺の見た目で容疑者の味方したらグル扱いされるか無視されると思ったから様子見てた。」って言ったらファインプレーて言われたわw

以上報告っしたー

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○長州小力体型の女「ママ!こいつよ!こいつがA子いじめたの!」

武勇伝なのかわかんないけど投下するわー。

小学校の頃に一時期病気になって、薬飲んでたら見事にお相撲さん体型な私。みんなは分かってくれたんだけど、丁度お相撲さん成り立ての頃に小力A子が転入してきた。で、すごいぶりっ子だし私も実際嫌いだったんだけど、みんながデブ子(○○子って名前だったから)って呼んでいじめてた。

Aは自分よりデブな私がいじめられないのが納得いかないみたいで(みんな性格が嫌だったのに…)なぜか自分の母親に私がA子をいじめたと報告。

私は「好きの反対は無関心、だから無視しますー」みたいな子だったためA子をいじめたことにはなるんだろうけど、母親には「私が主犯」みたいな感じで報告したらしくて。

担任も私が主犯じゃないことを分かってたみたいだし、母親も私が毎日学校の報告をするおかげで分かってくれたんだけど、担任と私、私親、A子、A子親で話し合いになったとき、「ママ!こいつよ!こいつがA子いじめたの!」みたいな…。

Σ(・Д・)ってなって、A子母親も私に掴み掛かってきてA子親をうちの母が殴る、ギャーギャー大乱闘、みたいな。

普通に考えて男兄弟の仲で育った母がそうそう負けるはずないし、うちの主導権は母だったから父より母のが怖かったから私静観したのは覚えてるww

我に返った母は担任にすごい頭下げてたのにA子親は「あいつがぁーっ!」みたいな感じで叫んでて謝ってないのにムカついて、次の日昨日の話し合いをみんなに暴露→更にA子孤立。

A子はその後私立受験して私は地元中学へ進学。そして高校へと進学。 病気も中学の初期段階で治り、高校上がる頃には標準体重よりちょい重めまでに戻れた。

高校ではこんな私なんかと付き合ってくれるそこそこ池面な彼氏もできて青春謳歌してた。

んで先日彼氏が我が家に遊びに来て、駅まで送るよーってなって歩いてたら久しぶりにA子に遭遇。

A子とは同じ小学校に通うくらいだからほんとにたまーにしか会わなかったけど最近は全然会ってなくて。

A子は小力体型から更に厚みが増してて、さらにA子の隣には正にドラム缶体型(キモヲタですって感じ)な男が。

しめたと思い昔のこと思い出してあの時の恨みはらさでおくべきか!って思って、

「あ、A子じゃーん!隣の人お父さん?こんばんはー。相変わらずだねA子wwじゃあ行こっか、○○きゅん(初めて呼び捨てしなかったww)」

って言ってやったww

しかも男は明らかに彼氏ですぺこりーみたいな恋人つなぎしてたけど構わず父親扱いww

やばい、私の彼氏にドン引きされちゃったかも、って慌てて彼氏の方見たら笑顔で、

「行こっ私きゅん!じゃあA子ちゃんとお父さん?さようならー。あ、糖尿病、よくなると良いですねーq( ´-` )( ´-` )/」

って言ってたからやるなお主って思ったけどスッキリしたww

○秋刀魚の食べ方

10年前の話だけど新卒で入社した会社での話。

普段からワンマン自己中な上司にランチを誘われた俺と同僚とバイト君。俺と同僚はウンザリしつつも断ることが出来ず、しぶしぶ同行。

というのもこの上司、ランチに限らず飲み会などでも他人が勝手に注文する事を許さない。多分、悪ノリ?のつもりなのか、「お前、○○で決定ね」とか「お、これ食ってみwww」みたいな。

しかも奢ってくれるわけではないからタチが悪い。

その日、定食屋に入ると日替わりランチが焼魚定食だった。それを見た上司は「お、秋刀魚じゃん秋刀魚。みんな秋刀魚食おう」といつもの感じで勝手に注文。

俺と同僚は苦笑い。バイト君は「えええwww」みたいな感じだったけど特に反論もせず。

早速運ばれてくる焼魚定食。すると上司が、「よし、秋刀魚の食べ方教えてやる。俺は魚の食べ方が汚い奴が大嫌いなんだよな」と。

でも見ていると至って普通の食べ方で、普通に小骨を避けて集めて…という感じ。でも本人はドヤ顔で満足気。

俺らは箸を取る事すら許されない感じで見せられていたが、突然バイト君が、

「すいません、冷めるんでw」

と、頭からかぶりつきあっという間に骨ごと完食。皿には何も残っていない。

そしてバイト君は、

「俺、魚嫌いだから食い方とか分かんないっすwww昼メシくらい好きなの食わせてくださいよw」

その言葉を聞いた上司は何も言えず苦笑い。

俺はそれを見てスーッとしたと同時にそれまでの自分が恥ずかしくなった。

2年前その会社を辞めて独立したんだけどあのバイト君は今ではうちの役員君として頑張ってくれている。

先日、二人でランチに行った時にこの話を思い出した。

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