一流の説明の仕方6選 参考文献「説明の一流、二流、三流」

皆さん、説明上手になりたいですか?なりたいですよね。説明下手より説明上手のほうがお得なのだから、なれるならなりたいですよね。

心理カウンセラーでもある桐生稔さんの書かれた「説明の一流、二流、三流」という本を読んでください。そうすれば確実に説明上手になれます。

説明上手になれば「○○さん、説明上手ですね。ぽっ❤」という感じで女の子にホレられる可能性がアップしますよ。

女の子にホレられたいですよね。めちゃめちゃホレられたいですよね。ならば今すぐ「説明の一流、二流、三流」という本を買って読んでください。そうすればそのホレられる可能性がアップしますよ。

本を読むのが面倒くさいという人はとりあえずこの記事を読んでください。この記事は「説明の一流、二流、三流」という本の要約記事です。なので読めばそれなりに説明上手になれるはずです。おまけに本を購入する参考にもなるはずなので、読んで損はないと思います。

一流の説明の仕方6選

○一流は「伝えたいことを絞る」

二流と三流にiPhoneの良いところの説明をしてもらいました。

まずは三流の説明をご覧ください。

三流「iPhoneって良いですね。デザインも良いし、カッコいいし。いや、ホント、マジでカッコいいですね。こんなカッコいいスマホ、考えた人マジで神ですね。そう思えるくらいカッコいいですね。マジで。アップルに就職したいって思うくらいカッコいいですね」

これが三流の説明です。子供っぽい説明ですね。小学生の作文を彷彿とさせる説明ですね。でも大人でもこういう説明しかできない人って結構いるんですよね。

次は二流の説明をご覧ください。

二流「iPhoneの良いところはたくさんありますね。良いところ1つ目は多くの人が使っているから安心して使っていられることですね。iPhoneは多くの人が使っているので、バカにされる心配がほとんどないですよね。世の中にはバカにするのが好きな人が多いですからね。iPhoneを使っていればその心配はほとんどなくなります。これは大きなメリットだと思います。あと多くの人が使っているから、iPhoneの情報を入手しやすいこともメリットですね。iPhoneの良いところ2つ目はmacなどApple製品との連携ができるところですね・・・(中略)・・・iPhoneの良いところ3つ目はセキュリティレベルが高いことですね・・・(中略)・・・iPhoneの良いところ4つ目はリセールバリュー(売る時の価格)が高いことですね。iPhoneって高額取引され・・・(中略)・・・以上がiPhoneの良いところですね」
(説明に要した時間・約10分)

これが二流の説明です。長いですね。家電量販店でこんな説明されたらウンザリしますよね。

なぜ二流の説明はこんなに長いのか?

それは要点を絞らないからです。要点を絞らずに1~10まですべて説明しようとするから話が長くなってしまうんです。

要点は3つ程度に絞り込むことが重要!」と言われています。そのほうが理解されやすいと言われています。

なぜ3つ程度に絞り込んだほうが理解されやすいのか?

人間の脳が楽に思い出すことのできる要素がおおよそ3つから4つ程度である、という性質があるため、それ以上の要点を詰め込んでも聞き手を混乱させる可能性が高い・・・と言われているからです。

だから3つに絞り込んだほうがいいと言われているんです。

プレゼンの天才、スティーブ・ジョブズは、あの伝説的なiPhoneのプレゼンにおいて、この「3つの要点」を上手に活用していました。

ジョブズは、iPhoneのプレゼンのとき、初めに発表する製品が3つであると述べました。その3つとは、1つ目は「ワイド画面タッチ操作のiPod」、 2つ目は「革命的携帯電話」、 3つ目は「画期的ネット通信機器」。

でも、この3つの商品を紹介したあとに、iPhoneの紹介をしたのです。3つの商品の要素「ワイド画面タッチ操作のiPod」「革命的携帯電話」「画期的ネット通信機器」この3つの要素すべて持ったiPhoneを紹介したのです。

ジョブスは視聴者に商品は3つあると思わせる説明をしたあとに、実は商品は3つではなく、1つで、その1つの商品(iPhone)にその3つの商品の要素が凝縮されていると説明したんです。

iPhoneには、「ワイド画面タッチ操作のiPod」「革命的携帯電話」「画期的ネット通信機器」この3つ以外のセールスポイントだってあるはずです。優秀なカメラ機能・デザイン性・特徴的なOSなどのセールスポイントだってあったはずです。でもジョブスはそれらを切り捨て、3つに絞りました。結果、ジョブスのプレゼンは歴史的プレゼンとなったのです。

一流は、要点を3つぐらいに絞る。

これを肝に銘じておけば、いつかあなたも説明上手になれるはずです。

※ジョブスの伝説的プレゼンを見たい人は「iphone スティーブジョブズ プレゼン」で検索してみてください。

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○一流は「比べることでイメージさせる」

「CCレモンには、ビタミンCが、どれくらい入っているの?」という質問されたときの二流と三流の説明を紹介します。

質問者「CCレモンには、ビタミンCどれくらい入ってるの?」

三流「めちゃくちゃ入ってるらしいですよ」

これが三流の説明です。わかりづらいですね。

質問者「CCレモンには、ビタミンCどれくらい入ってるの?」

二流「CCレモンは100mlあたりビタミンCが200㎎含まれているので、500mlのペットボトルだとビタミンCが1000㎎含まれています」

これが二流の説明です。詳細過ぎて、わかりづらいですね。

なぜ二流の説明がわかりづらいのか?

イメージが浮かばないからです。

二流「CCレモンは100mlあたりビタミンCが200㎎含まれているので、500mlのペットボトルだとビタミンCが1000㎎含まれています」と長々と説明されても、頭にイメージが浮かびませんよね。ビタミンCが1000㎎と言われても具体的なイメージが浮かびませんよね。そのせいで1000㎎って多くのか少ないのかもわかりませんよね。

イメージが浮かばない説明はどれだけ詳細な説明をされても理解しづらいんです。

では、イメージが浮かびやすい説明とはどういう説明なのか?

対比を使った説明です。

「ペットボトルのCCレモンには1000㎎のビタミンCが入っていて、これはレモン50個分です」

これが対比を使った説明です。めちゃくちゃイメージが浮かびますよね。

この対比を使った説明は商品説明でも使えます。

「食物繊維を20グラム摂ろうと思ったら、さつまいも4つ食べないといけません。ですが、このサプリならたった1粒飲めば、20グラム摂れるんです」

どうです?イメージ浮かんだでしょう。

このように対比を使うとイメージが浮かびやすい説明ができるんです。

対比を使いこなすことができるようになればあなたは一流の仲間入りです。頑張ってください。

○一流は「例え話を使って説明する」

親に「投げ銭って何なの?」と質問されたときの、二流と三流の説明を紹介します。

三流「投げ銭か・・・動画サイトで活躍してるVtuberとかアイドルにお金をあげることだよ」

母親「お金?なんでお金あげるの?お金があげないと動画見ることできないの?」

三流「いや、見られるよ。無料で見られる」

母親「無料で見られるのにお金あげるの?それっておかしくない?」

三流「おかしいね。なんで無料なのにお金あげるんだろう。謎だ」

ご覧の通り、三流は上手に説明することができません。

次は二流の説明です。

二流「投げ銭とは動画サイトで活躍するVtuber・アイドル・YouTuberなどにお金を恵むシステムのことだよ。この投げ銭システムを使うには、アカウント登録したあとに、クレジットカード情報かプリペイドカード情報などを登録してようやく使えるシステムなんだ。この投げ銭システムを使って一日数十万投げ銭する人もいるんだ。まあ、大概の人は1000円くらいの投げ銭だけどね」

これが二流の説明です。あいかわらず長くてわかりづらいですね。

そして最後は一流の説明です。

一流「投げ銭は芸能人などのディナーショーとかで渡すおひねりと同じようなものだよ」

どうです?わかりやすいでしょう。

一流「投げ銭はお賽銭みたいなものだよ。投げ銭する人にとって、Vtuberは神みたいな存在なんだよ。だから神さまにお賽銭をあげるようにVtuberに投げ銭するんだよ」

どうです?すごくわかりやすいでしょう。

こんなふうに例え話を使うとすごくわかりやすいんです。例え話は練習すれば誰でも上達します。

ひろゆき・ダイゴ・中田敦彦は全員例え話がとても上手なので、彼らの動画を見れば、例え話の勉強になると思いますので、ぜひ視聴してみてください。

○一流は数字を上手に使って説明する

説明は、基本的に、説明の中に数字を混ぜると説得力が増すと言われています。

三流「劇場版”鬼滅の刃”無限列車編は日本でめちゃくちゃたくさんの人に見られました。世界でも高い評価を受け、たくさんの外国人に見られました」

一流「劇場版”鬼滅の刃”無限列車編は日本国内で404.3億円の興行収入を記録し、”千と千尋の神隠し”の316.8億円を抜いて、日本歴代興行収入第1位を記録した。また全世界の興行収入は5億300万ドルを記録し、2020年の年間興行収入世界第1位を記録した」

一流と三流、どちらのほうが説得力がありますか?

一流ですよね。一流のように数字を巧みに使うと説得力が増すんです。

数字を巧みに使って説明すると、説得力だけでなく、わかりやすさも増します。

三流「今回の実験では3件のエラーが出ました」

一流「今回の実験では3件エラーが出ましたが、全体の0.1%なので大きな問題はないと思います」

一流のほうがわかりやすいですよね。三流のほうの説明では「エラー3件出たんだ!それって多いの?少ないの?」ってなるからわかりづらいですよね。でも一流のほうが「なんだ全体の0.1%か。少ないな」ってなるからわかりやすいですよね。

このように、巧みに数字を使うとわかりやすくなるんです。同時に説得力も増すんです。

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○一流は図解で説明する

何かの手順(スマホの使い方など)を説明するとき、三流は口で説明します。二流は分厚い資料を見せながら説明します。

複雑な手順の場合、口だけで説明されてもわかりづらいですよね。でも三流は口だけで説明します。

二流は口だけで説明するのではなく、分厚いマニュアルを見せながら説明します。

家電製品を買うと分厚いマニュアルがついていることがありますよね。あれ全ページ読んだことありますか?・・・ないですよね。私もないです。っていうかほとんどの人は読んだことないはずです。

そんなほとんどの人が読まない分厚いマニュアルを見せられながら説明されても、理解しづらいと思いませんか?思いますよね。

ある程度その電化製品についての知識があるなら理解できるかもしれませんが、知識がなかったらそんな分厚いマニュアルを見せながら、説明されても理解しづらいと思います。

でも二流はこのやり方で説明するんです。

でも一流は違います。一流はそんな分厚いマニュアルなんか使いません。一流が使うのは図解です。

一流はこういう図解を使って説明します。どうです?口だけで説明されるよりもわかりやすいですよね。分厚い資料を使って説明されるよりわかりやすいですよね。

手順を説明するときは、図・写真・イラストなどを使って説明するとすごくわかりやすくなるのでオススメです。

LINEやSNSも絵文字があったほうがわかりやすいですよね。「私、今、怒ってます」というメッセージが送られてくるよりも「私、今、怒ってます💢」と絵文字入りメッセージを送られてきたほうがわかりやすいですよね。

これと同じように説明でも絵・写真入りの図解を使って説明したほうがわかりやすいんです。

○一流は制限時間内で説明する

女は男にナンパされた。

男「5分だけでいいから話しようよ」

女「5分だけだったら」

男「今日は天気良いね。絶好のデート日和だと思わない?」

女「そうですね」

男「だよね。今日は絶好のデート日和だよね。こんな日は遊園地とか動物園とかに行きたくなるよね」

女「そうですね」

男「君は遊園地と動物園、どっちが好き?」

・・・そして5分が過ぎた。でも男は話し続ける。6分、7分と話し続ける。

もう5分過ぎてるんですけど・・・と、女はウンザリしながら男の話を聞き続ける。

そんな女の気持ちに気づかず、男は話し続ける。

一流じゃない人間はこのナンパ男と同じように制限時間が過ぎても話し続けます。ダラダラと話し続ける人がいます。こういう人は聞き手にウザいと思われる可能性が高いので、ビジネスで成功するのは難しいでしょう。

一流は相手が許してくれる時間(制限時間)を見極めて、その時間内で説明します。

相手が許してくれる時間(制限時間)を見極める方法は3つあります。「聞く」「察する」「先に定時しておく」の3つです。この3つを巧みに使うことで制限時間を見極めることができます。

「本日は1時間くらいお時間いただけますか?」と質問してみる。(聞く・提示)

もし、相手が「大丈夫です」と答えたのであれば、制限時間は一時間!と判断する。(察する)

もし、相手が「あーえっと・・・多分大丈夫です」と答えたのであれば、制限時間は一時間より短め、30~40分くらい!と判断する。(察する)

このように「聞く」「察する」「提示」するを使えば、制限時間を見極めることができます。

これを使いこなすことができれば、一流になれます。

○一流は状況で説明の順序を変える

プレゼンやスピーチは結論から話し始めたほうがいいって言いますよね。

確かに基本的には結論から話したほうが理解しやすいので、結論から話し始めたほうがいい説は間違ってはいないです。でも100%間違ってはいないとは言えません。

状況によっては結論から話すのではなく、結論を後回しにしたほうが良い場合があるからです。

例えば、面白い話。面白い話で最初にオチを言ってしまったら笑えないですよね。

「昨日さ、カラスのフンが顔面に直撃したんだよね」と、いきなりオチを言われたら、笑えないですよね。

「昨日さ、コンビニに向かって歩いてたんだよね。もうすぐコンビニというところまできたとき、上空からカラスの鳴き声が聞こえてきたんだよね。見上げたら、カラスが飛んでいて、そのカラスが丁度俺の頭上まで来たとき、ウンコ爆弾を落としやがったんだよね。そのウンコが俺の顔面に直撃!ぎゃあああああって思わず叫んじゃったよ」

オチを後回しにしたほうが面白いでしょ。このように状況によって結論から話したほうがいい場合があるんです。

もし、家族が熱を出していて、看病のために仕事を早退しなければならない状況のとき、上司に「今日15時に退社させていただきます」と結論から伝えたら、上司が「なんで退社するの?」と、びっくりするでしょう。

でも、「あの課長。家族が熱を出してしまったんです。なので今日は15時に早退させていただきたいんですけど」と先に理由を説明すれば、上司をびっくりさせずにすみます。

このように、臨機応変に結論から言ったり、結論を後回しにできるのが一流です。

まとめ

○一流の説明の仕方6選
・一流は「伝えたいことを絞る」
・一流は「比べることでイメージさせる」
・一流は「例え話を使って説明する」
・一流は数字を上手に使って説明する
・一流は制限時間内で説明する
・一流は状況で説明の順序を変える

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