ネガティブの良いところ4選!ポジティブな人はバカボンのパパみたいなもの!?

人はネガティブなことは悪!ポジティブことは正義!と信じています。

確かにポジティブな人のほうが行動力があるし、前向きだし、打たれ強いし、ストレスが少ないし、免疫力が高いし、社交性が高いし、コミュニケーション能力が高いし、ポジティブが正義!と信じてしまうのは仕方ないです。

でも、ネガティブが悪!と決めつけてしまうのは間違っています。

過去10年以上にわたり、多くの患者、学生、大企業から中小企業の社会人を研究してわかったことは、成功にはネガティブな要素が必要不可欠だ!ということが明らかになったんです。ポジティブ80%、ネガティブ20%の割合の人が成功しやすいことが明らかになったんです。

本当ですよ。トッドカシュダンとロバートビスワス=ディーナーの著書「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」って本にそう書かれていています。

これらの事実が明らかになったことによって、必ずしもネガティブが悪いものではない!ということが明らかになったんです。

というわけで、もっと「ネガティブが悪いものではないんだよ!良いものでもあるんだよ!」ということをわかっていただくためにネガティブの良いところを紹介したいと思います。

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ネガティブの良いところ

○ネガティブな人は細かい部分に気が付きやすい(繊細)

ネガティブな人は繊細な人が多いです。「そんな細かい部分まで気づくんかい!」と思わずツッコミを入れたくなるくらい繊細な人が多いです。

逆にポジティブな人は大雑把な人が多いです。「おいおい、いくらなんでも大雑把過ぎるだろう」と呆れるくらい大雑把過ぎる人が多いです。

なぜポジティブな人に大雑把な人が多いのか?

それは、ポジティブだからです。どんなときでもポジティブだからです。仕事で失敗したときも「どんまいどんまい!」「これくらいのミスは誰でもする」「次失敗しなければOK」「失敗は成功の元」という感じでポジティブだからです。

告白に失敗したときも「彼女は僕の運命の人ではなかったのさ」「彼女は僕の魅力に気づけなかっただけ」「彼女とは縁がなかっただけ」「本当に好きなら、彼女を諦めはしなかった。でも、僕は諦めた。つまり、本気で彼女のことが好きではなかったってことだ」という感じでポジティブだからです。

ポジティブな人は、いつでもどこでもポジティブだから、どんな失敗をしても、その失敗をポジティブな言葉で正当化してしまうから、反省することなく、行動を改めることなく、変わることなく、前に進んでしまうんです。当然、人間の行動が洗練されるわけありません。

というわけで、ポジティブな人には大雑把な人が多いんです。ポジティブな人は、バカボンのパパみたいに「これでいいのだ」となんでも正当化して、反省しないから、大雑把な人が多いんです。

次に、ネガティブな人に繊細な人が多いのか?についてお答えしましょう。

それは、臆病だからです。臆病だから、「失敗したらどうしよう?」「失敗したら怒られる」「怒られたくない」「怒られないためにはどうしたらいい?」「勉強する」「どんな勉強をすればいい」「どんな本を読めばいい?」という感じに細かく考えてしまうんです。

臆病だから「彼女に嫌われたくない」「嫌われないためにはどうしたらいい」「彼女が喜ぶことをする」「彼女が喜ぶことってなんだ?」「彼女は可愛らしいものが大好きだ」「ぬいぐるみをプレゼントしてみようか?」「どんなぬいぐるみがいいかな?」という感じに細かく考えてしまうんです。

臆病だから少しでも、相手が元気なさそうに見えると、「いつもより口数が少ない気がする。何かあったのかな?」「友達と喧嘩した?友達にヒドいことを言われた?」「それとも調子悪いのかな?肌ツヤは悪いように見えないけど。髪にも艶があるし」「何かあったのか聞いたほうがいいかな?」という感じに細かく考えたり、細かく相手のことを観察したりしてしまうんです。

臆病だから細かく考えたり、細かく相手のことを観察したりしてしまうんです。

いつも細かく考えたり、細かく相手のことを観察したりするのはシンドイですよね。でもそういうシンドイ行動を繰り返しているからこそ行動が洗練されるんです。かゆいところまで手が届く行動ができるようになるんです。他者のことを人一倍思いやれるようになるんです。詐欺師に騙される確率を下げることができるんです。

契約書を見る時に「騙されてないよな?」「不利な条件はないか?」と細かくチェックするから騙される確率を下げることができるんです。

逆にポジティブな人は「まあ、大丈夫でしょう」「俺の選択に間違いはない」「素晴らしい契約をしようとしている」と簡単に契約してしまうから騙される確率が高いんです。女性と付き合っても「俺がフラれるわけがない」「今回のデートも完璧。彼女も100%満足しているはずだ」「俺のテクニックで喜ばない女はいない」と思っているから、フラれる可能性が高いんです。

逆にネガティブは人は「彼女は喜んでいるだろうか?」「いつもよりも笑顔が多い気がする」「口数が多い気がする」「あっ、少し疲れてみたいだな。休んだほうがいいな」「少し声が枯れてる気がする。飲み物買ってこよう」と考えることができるからフラれる可能性が低いんです。

とあるベテラン左官職人は「自信を現場に持ち込むな。臆病者こそ大きな仕事ができる」と言っています。

自信満々な人はポジティブ過ぎるゆえに行動が大雑把になるから大失敗する可能性が高い。逆に臆病な人はネガティブ過ぎるから失敗を恐れて、最新の注意を払って作業するから大成功する可能性が高い、ということだと思います。

以上のようにポジティブだから得!というわけではないのです。ポジティブゆえに損をすることもあるんです。

逆にネガティブだから損!というわけではないのです。ネガティブゆえに得をすることもあるんです。

だからネガティブだからって卑屈になる必要はないんです。

石橋を叩いて渡るって言葉ありますよね。

この言葉は「100%の安全を確認できるまで石橋を叩きまくる」って意味で使われることが多いですよね。「自分の保身のために石橋を叩きる」って意味で使われることも多いですよね。

でも僕は、この言葉には、そんなマイナスの意味だけじゃなく、プラスの意味もあってもいいんじゃないかって思いました。例えば・・・

「石橋を過剰なまでに叩いて安全確認しているのは、自分のためだけではなく、他人のためでもある」「自分が石橋が壊れて落ちるのは嫌!でもそれと同じくらい他人が石橋が壊れて落ちるのも嫌!大切な人が落ちるのはもっと嫌!そう思っているから過剰なまでに石橋を叩いている」という意味があってもいいんじゃないかって思いました。

ネガティブな人には繊細な人が多いのですから、他人の心配をしてしまう人も多いと思うんです。だから他人のために過剰なまでに石橋を叩いて安全確認してしまう人も多いと思うんです。

だから、石橋を叩いて渡るって言葉にはこういう意味もあってもいいんじゃないかって思いました。

こう考えると、ネガティブも悪くないなって思えませんか?思えますよね♪

○ネガティブはメンタルを強くしてくれる

現代社会には、スマホ・テレビ・エアコン・パソコン・車・薬などの生活を快適にするアイテムが触れています。コンビニ・ガソリンスタンド・スーパー・美容室・ファストフード店などの生活を快適にするサービスも溢れています。

そういう快適なアイテム&サービスなどに囲まれていると、「それなしで生きていくなんて無理!」って思ってしまいますよね。「不便な生活に戻るなんて無理!」って思ってしまいますよね。友達の家に行ってエアコンがなかったら「無理!」って思いしまいますよね。彼氏の家にお風呂がなかったら「無理!」って思いますよね。

わかります。私も快適な生活に慣れてしまった現代人なので皆さんが「無理!」って思ってしまう気持ち、よ~くわかります。

でもですね、そんな快適な生活に慣れてしまった皆さん(私)に知っておいてほしいことがあります。

それは快適を求め続け、不快を避け続けているとメンタルは弱くなるということです。

昔の人はエアコンなんかなくても元気に生きていました。でも今の人はエアコンなしでは生きていけなくなってしまいました。昔の人はスマホがなくても楽しく生きていました。でも今の人はスマホなしでは楽しく生きられなくなってしまいました。

どう考えても、昔の人よりも今の人のほうがメンタル弱くなっていますよね。このように快適を求め、不快を避け続けているとメンタルが弱くなってしまうんです。エアコンが壊れただけでもイライラしてしまうくらいメンタルが弱くなってしまうんです。スマホが壊れただけでもヒステリックになってしまうくらいメンタルが弱くなってしまうんです。少し快適でないネガティブな状況に陥ると情緒不安定になるくらいメンタルが弱くなっているのです。

以上のように快適というポジティブさを追い求め、不快というネガティブを避け続けると、人間はメンタルが弱くなるんです。

トイレにウォシュレットがない!というネガティブな状況に陥っただけでもイライラしてしまうくらいメンタルが弱くなるんです。

強いメンタルを育くむのは、快適でない状況なんです。不快を感じるようなネガティブな状況なんです。スマホがないような、エアコンがないようなネガティブな状況なんです。

というわけで、メンタル強化したい方は、今の快適を捨て、不快な世界・ネガティブな世界に飛び込んでください。

一人で海外に行ったり、営業の外回りをしたり、ナンパをしたり、告白をしたりするのは不安ですよね。失敗したときのことを考えると恐怖すら感じてしまいますよね。そういう不安や恐怖というネガティブな感情を感じることもしましょう。そういうネガティブな感情を抱きながら前に進む努力をすることもメンタル強化に繋がります。

○ネガティブは成長のきっかけになる場合が多い

さっきネガティブな人のほうが細かい部分に気がつくから成功しやすいといった

だがそれだけではない。ネガティブな要素は大きく人を変える力があるのだ。

心理学者のロイ・バウマイスターさんが発表した悪いものは良いものより強いというタイトルの論文には「人はポジティブな出来事よりもネガティブな出来事により反応する」と書かれています。

「仕事中に社長・お客さんから褒められたときの記憶はあまり残らない。逆に仕事中に社長・お客さんから怒られたときの記憶は長く残り続けた」という経験したことありませんか?ありますよね。

「授業中に先生・クラスメートに褒められたときの記憶はあまり残らない。逆に授業中に先生・クラスメートに笑われたときの記憶は長く残り続けた」という経験したことありませんか?ありますよね。

そういう経験をしたことがある人は多いと思います。いや、そういう経験をしたことない人はいないと思います。誰もがその経験をしたことがあると思います。

人はポジティブな出来事よりもネガティブな出来事により反応する」から誰もがそういう経験をしたことがあるはずです。

SNS活動をしている人なら、何度もそんな経験したことあるはずです。良いコメントより悪いコメントのほうが頭に残ってしまうという経験をしたことあるはずです。活動歴が長ければ長いほどにその経験の回数も多いはずです。心無いアンチコメントに眠れないほどに嫌な経験をした回数も多いはずです。

人は嫌なニオイには強く反応するが、良いニオイには強く反応はしませんよね。良いニオイは良いニオイだなと軽く反応するのが普通ですよね。でも嫌なニオイには強く反応しますよね。「クサッ!」と思わず大きな声を上げてしまうくらいに強い反応をしてしまいますよね。

人には、「ポジティブな出来事よりもネガティブな出来事により反応する」という性質があるから、嫌なニオイに強い反応をしてしまうのです。

良いニュースより悪いニュースのほうが記憶に残りやすいですよね。パンダの赤ちゃんが生まれたという良いニュースよりもカルト宗教団体が事件を起こしたという悪いニュースのほうが記憶に残りやすいですよね。

これも「ポジティブな出来事よりもネガティブな出来事により反応する」という性質があるから悪いニュースのほうが残ってしまうのです。良い経験より嫌な経験のほうが記憶に残ってしまうのです。

つまり人はネガティブから逃れられない運命になるのです。

でも、だからこそ、ネガティブは人間に成長させるきっかけになる場合が多いんです。

例えば、先生に怒られたとき、そのネガティブな記憶が残っていれば、「先生を見返してやる!」とか「怒られたことを反省して成長する!」などと考えて頑張ることができますよね。

告白に失敗したとき、「もっと良い女になって、誰もが羨む彼氏をゲットしてやる」とか「もっと良い男になってまた彼女に告白する」などと考えて頑張ることができますよね。

ネガティブなことは記憶に残りやすいからこそ、そのせいで何度もそのネガティブな記憶を思い出してしまうからこそ、何度も成長しようと思えるし、何度も頑張ろうって思えるんです。その結果、成長できるんです。

皆さんも辛い体験をしたとき、その辛さを糧に頑張ったって経験ありますよね。もっと成長しようって経験ありますよね。そして成長したって経験ありますよね。

それも「ポジティブな出来事よりもネガティブな出来事により反応する」という性質があるから、そのネガティブな記憶が残り続けるからこそ、頑張ることができたんです。そして成長することができたんです。ネガティブがあったからこそ、成長することができたんです。

スティーブ・ジョブズもクビになるというネガティブ体験をした結果、「今までのやり方ではダメなのだ」と気づき、成長し、世界のスティーブ・ジョブズになることができたんです。

という感じで、ネガティブが人間に成長させるきっかけになる場合が多いんです。

だからネガティブを悪!と断じるのは間違っているんです。ネガティブは使い方によって毒にも薬にもなるものなのです。

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○ネガティブは創造性を高めてくれる

レンガってありますよね。レンガは普通、三匹の子豚みたいな使われ方をされますよね。でも、レンガはそれ以外の使い方もできますよね。武器として使うこともできるし、防具として使うこともできるし、階段として使うこともできるし、ストッパーとして使うこともできるし、筋トレの道具としても使うこともできますよね。

あなただったらレンガをどんな使い方をしてもいいと言われたらどんな使い方をしますか?嫌いな人間に投げつけますか?嫌いな人間の口にねじ込みますか?

「もし、嫌いな人間に投げつける!」などの感情的を爆発させるような使い方をすると考えた人は、創造性が低い可能性があります。

とある心理学者たちが「被験者たちにレンガの使い方を考えてもらう」という実験を行ったそうです。その結果、「怒りを感じながらもその感情を表に出さずに冷静に対処できるようなタイプの人」が最も創造性が高い回答をしたそうです。逆に自制心が低く、怒りを爆発させてしまうようなタイプの人が最も創造性が低い回答をしたそうです。

ヒステリー状態の人・怒り狂っている人に支離滅裂なことを言う人が多いですよね。あれはネガティブの感情に支配されて、理性を失って、そのせいで思考力(創造力も含む)が低下しているから、支離滅裂なことを言ってしまっているんです。

人はネガティブな感情に支配され、理性を失うと、愚かな行為をしやすくなるんです。思考力・創造力が低下するせいで、愚かな行為をしやすくなるんです。動物的な行為をしやすくなるんです。

だから創造性・論理性を失いたくないなら、理性を常に保つ必要があるんです。理性を保って創造的・論理的思考ができるようにしておく必要があるんです。

創造的・論理的思考ができるくらいの理性が残っていれば、ネガティブな感情のエネルギーを有効利用することができます。「怒りの感情を利用して、運動・筋トレをする」「悔しさの感情を利用して、自分を磨く努力をする」「失望の感情を利用して、次は失望しないよう頑張る」という感じで有効利用することができます。

ネガティブな感情ののエネルギーは凄まじいので、これを有効利用しないのは勿体ないです。有効利用しないで、ヒステリーを起こしたり、怒り狂ったり、大暴れしたり、暴走したりすることに使うなんて勿体ないです。有効利用したほうが絶対にお得です。

怒りを感じながらもその感情を表に出さずに冷静に対処できるようなタイプの人」が最も創造性が高い回答ができた理由は、その膨大なエネルギーを有するネガティブな感情を有効利用できたからだと思います。有効利用する能力が高いから最も創造性が高い回答ができたのだと思います。

だからネガティブな感情のエネルギーを有効利用する習慣を身に着けましょう。「怒りを感じたら運動をする」「悔しさを感じたら、英単語100個を念仏のように繰り返して覚える」「悲しみを感じたら、ポエムを書きまくる」などの行動を繰り返しましょう。そうすればネガティブな感情を有効利用できる習慣が身につくでしょう。そうすれば創造性の高い人生を送ることができるでしょう。

まとめ

○ネガティブの良いところ
・ネガティブな人は細かい部分に気が付きやすい(繊細)
・ネガティブはメンタルを強くしてくれる
・ネガティブは成長のきっかけになる場合が多い
・ネガティブは創造性を高めてくれる

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