草食系男子が増えた理由5選 ゲームのやり過ぎが原因!?参考文献『男子劣化社会』

日本では、ずっと前から草食系男子が増えたと言われていますよね。

でも増えたのは日本だけじゃないんです。アメリカでも増えているんです。

1996年、アメリカでは恋人がいる男子は「5割」でした。でも、今では、恋人がいる男子は「約3割」になってしまったのです。さらに20代男子の「約4割」が交際経験ゼロだという衝撃的な事実も明らかになったんです。

・・・アメリカでも確実に増えている草食系男子。

フィリップ・ジンバルドーは、『男子劣化社会』という本の中で「草食系男子が増えた理由」を語っています。

彼が語る草食系男子が増えた理由を紹介したいと思います。

草食男子が増えた理由

○ポルノの見過ぎ

男子の性的な初体験はポルノを見た自慰行為から始まると言われています。

今はポルノ映像をネットで簡単に見られる時代なので、性的初体験がポルノを見ながらの自慰行為という男子が確実に増えていると思います。

そしてその後も、ずっとポルノを見ながらの自慰行為しかしない男子も確実に増えていると思います。

ずっとポルノを見ながら自慰行為ばかりやっているとどうなるか?

間違いなく頭の中に間違った性情報に支配されてしまうでしょう。

ポルノを見ながらの自慰行為は自分のタイミングで好き勝手に自分の欲求を発散させることができます。ですが、女子との性行為は違います。好き勝手に自分の欲望を発散させることはできません。女子とコミュニケーションをとって女子が性行為してもいいと思える状況を作り出し、女子のOKをもらって、性行為中も女子を喜ばせるような行為を心掛けなければなりません。

ポルノを見て自慰ばかりして頭の中間違った性情報だらけの男子に、女子に性行為してもいいと思える状況を作り出すのは困難だし、性行為中女子を喜ばせるような行為をするのも困難です。当然、ポルノに汚染されていればいるほどその困難さは酷くなっていきます。

人間は困難なことを避ける性質があるので、ポルノに毒されている男子は当然、女子との性行為を避けやすくなってしまいます。

ポルノに毒されれば毒されるほどに「女子との性行為は面倒くさい!ポルノを見て自慰行為してるほうが楽!」と思って、女子との性行為を避けるようになってしまいます。

ポルノの毒されれば毒されるほどに「タイプの女性を見つけて、勇気を持って女性に声をかけて、連絡先を交換し、身嗜みを整えて、デートをして、食事を数回繰り返し、勇気を持って女性を口説く、でも大抵は失敗に終わる」と思って、女子との性行為を避けるようになってしまいます。

ポルノの毒されれば毒されるほどに「自分が付き合える女子よりもAV女優のほうが美人。しかもAV女優は俺を拒絶しない!」と思って、女子との性行為を避けるようになってしまいます。

ポルノの毒されれば毒されるほどに「今は無料でポルノを見れる時代なのに、有料である女子とのお付き合いをするなんてナンセンスだよ」と思って、女子との性行為を避けるようになってしまいます。

上記のような理由で、女子との性行為を避ける男子が確実に増えているのです。同時に女子とお付き合いをしない男子も確実に増えているのです。

>>>ポルノを見るのはやめたほうがいい<<<

「ポルノを見るのをやめたら、人付き合いの不安が劇的に改善された!」という報告があります。「現実の女性との付き合いが楽になり、自信がつき、目を見れるようになり、エネルギーに溢れ、鬱が軽減し、さらには集中力も高まった!」という報告もあります。

以上のようなメリットがあるので、ポルノを見るのはやめたほうがいいのです。

見る時間を減らす!」という方法はおすすめできないです。

性科学者のヴェロニカ・モネット先生は「視聴時間を減らすという方法では短期的な効果しかない、どうせ数日後には長時間見るようになる」と警鐘を鳴らしているからです。だからやめるならスパッとやめたほうがいいのです。

もしあなたが心の奥底でリアルの女性とのお付き合いを心から望んでいるのでなれば、ポルノを見ることはそののぞみから遠ざかる行為です。

だからもしリアル女性とのお付き合いをしたいなら、スパッとポルノ視聴をやめたほうがいいと思います。

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○過剰な競争と男らしさの押し付け

女性が生まれた瞬間からミスコンが始まります。そして男性は生まれた瞬間から「結果を出そうレース」が始まります。

「高い収入を得る、高い地位を得る、誇れる肩書を得る、誇れる学歴を得る、誇れる結婚相手を得る、誰よりも親孝行をする、誰よりもカッコよくなる、誰よりもテストで良い点数をとる」などという結果を出すレースに、男子は生まれたときから強制参加させられているのです。

そのレースから逃げた男子は、友達から軽蔑され、異性からも軽蔑され、親からも軽蔑され、恋人からも軽蔑されます。軽蔑されるだけでなく、無視されたり、虐められたり、拒絶されたり、嫌われたりする場合もあります。

だから男子は必死でそのレースの中で競争を続けます。

そんなレースで勝ち続けることは至難の業です。ほとんどの男子はレースの途中で何度も敗北します。敗北して敗北感や挫折感や劣等感に苛まれます。弱音を吐きたい気持ちにもなります。でも、ほとんどの男子は弱音を吐かずにまたレースに参加して競争し続けます。

なぜか?

それは「男には弱音を吐かない強さ」が求められているからです。「弱音を吐いてはいけない」という風潮があるからです。「男は強くなければいけない」「男は泣いたり、弱音を吐いて、助けを求めてはいけない」「男は頑張り続けなければいけない」「男は夢を叶えなければいけない」という価値観を子供の頃から植え付けられているからです。

だから男子は弱音も吐かずに劣等感や敗北感を抱えたまま、心の傷から血を流したまま、「結果を出すレース」に再び参加し、競争し続けるのです。

でも、傷ついた状態で競争を続けていれば疲れてしまいます。競争に負ければ負けるほどにその傷が深くなり、ますます疲れてしまいます。

その疲れは、何をするのも面倒だという気持ちを強くします。当然、女子との交際も面倒だという気持ちも強くします。

過剰なまでに競争や男らしさを求められる社会。そんな社会だから、男子は疲れてしまい、女子との交際も面倒だと思う男子も増えてしまったんです。

○ゲームにハマり過ぎ

現実社会はシビアです。どんなに頑張っても負けるときがあります。どんなに頑張っても負け続けることだってあります。どんなに頑張っても永遠に負け続けることだってあります。

たとえは夢。夢を叶えられる人は一握りです。ほとんどの人は夢を叶えられません。勝ち負けで判断するなら、ほとんどの人が負けるということです。つまり、夢を追う人のほとんどは負けを経験するということです。

でもゲームは違います。頑張っていれば必ず勝利することができます。必ず勝利を経験することができます。

だから男子はゲームにハマりやすいんです。否応無しに競争に参加させられる男子は無数の敗北を経験するから、頑張れば必ず勝利することができる・勝利を経験することができるゲームに夢中になるのです。

他にもゲームに夢中になる理由はあります。

それはすぐに成果が得られることです。

スポーツや勉強で、成果を得るには膨大な時間努力をしなればなりません。でもゲームなら開始5分ぐらいで成果を得ることができます。マリオカートやスマブラなどのゲームなら開始5分ぐらいで成果を得ることができます。

そんな感じで、短時間で成果を得られるから、男子はゲームにハマってしまうのです。

ちなみに男性のほうが女性の3倍ゲームにハマりやすいことが明らかになっています。このことからも、男子がいかにゲームにハマりやすいかがわかりますね。

そんな手軽に成果を得られるゲームに夢中になると、現実社会で成果を得るのなんて面倒だ!と感じるようになってしまいます。現実社会で勉強やスポーツや人付き合いを頑張るよりもゲームを頑張るほうが楽だし、お得だ!と思うようになってしまいます。

そう思う男子が今は増えているんです。だから恋愛をしない草食系男子も増えているんです。

>>>女性はゲームが上手いことに価値を感じていない!<<<

残念ながら、ほとんどの女性はゲームが上手いことに価値を感じていません。そのためどれだけ男子がゲーム上手だったとしても、「この男子すごい!お付き合いしたい!」とは思いません。せいぜい「ふ~ん。ゲーム上手なんだ。そんなのジグソーパズルが得意!というのと同じくらいの価値しかないわ」と思われる程度です。

というわけで、男子がどれだけゲームを頑張ったところで、女性にモテる確率が上がるわけではないのです。

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○離婚率の高さ

3分の1以上が離婚し、結婚での誓いが今日も破られている。ビル・ゲイツも離婚してるし

離婚した後、子供はどうなるかというと大体は母親に育てられることになる。シングルマザー率は?

父親が真剣を勝ち取れる可能性は約10%しかない。つまり90%ぐらいは母親に育てられることになる。

そして子供はこう思う。「結婚してもどうせ離婚するな」もちろんすべての子供がそう思うわけではないが、多くの子供がそう思うのは間違いないだろう。

そして離婚した父親は婚姻費用の支払いをし続けることになる。毎月14万円払わなければならないこともザラだ。

多くの父親たちが離婚した後に、給料の大部分を渡す人生になる。子供に会うこともほとんどできないのにだ。

もしそれを支払わないと人でなしと言われる。そういうわけで日本で一番自殺が多いのは離婚後の男たちなんだ。

そんな父親を見た男の子はこう思う。「もし離婚したら全ての重荷を背負わされるのは自分だ」

で、どうなるかというともう結婚に希望なんて抱かなくなるわけだ。

最近、結婚にあまり積極的じゃないのは親の離婚を子供が間近に見てきたからだろう。ただもちろん、そういう傾向にあるというだけで全員がそうだというわけではない。

○女性の活躍による理想の変化

女性の社会進出が進んだことで女性の収入は飛躍的に伸びました。その結果、女性は男性に養ってもらわなくても生きていけるようになりました。一生独身でも生きていけるようになりました。

そんな女性が増えたことで、無理して男性と付き合わなくてもいいと思う女性も増えました。自分の理想の男性を追い求める女性も増えました。自分の理想の男性が見つかるまで絶対に結婚しないという女性も増えました。

そういう女性が増えたことが原因で、大量の付き合えない男性が増えました。そりゃ、理想が高い女性が増えたのですから、その理想から外れる男性も増えるのも必然ですよね。

ほとんどの男性は、女性の理想が高くなっていることに気づいています。

そして気づいた男性の中で「そんな女性の理想に合った男性になるのなんて無理だよ!」と思う男性が大量に現れました。

はい、そんな男性たちの大半が草食系男子になりました。

女性の理想が高いことが原因で多くの男性が草食系男子になったのです。

>>>男性はプライドが高い<<<

男性にはプライドが高い人が多いです。

プライドが高い男性は女性よりも年収や肩書きが劣っていることに耐えられません。プライドが高い男性が多いということは、女性よりも年収や肩書が劣っていることに耐えられない男性も多いってことです。

そんな男性が多いから、日本でもアメリカでも女性とお付き合いする男性が減ってしまったのです。男性よりも年収や肩書で勝っている女性が増えてしまったから減ってしまったのです。

これからどんどん男性よりも年収や肩書で勝る女性が増えるでしょう。増えれば当然、交際しようとする男性は減っていくでしょう。減れば少子化も進むでしょう。

そうならないためには、男性が余計なプライドを捨てなければなりません。

男性諸君、幸せな人生を送りたいなら今すぐ余計なプライドを捨てましょう。

まとめ

○草食系男子が増えた理由5選
・男子が劣化したのはポルノの見過ぎ
・男らしさの押しつけ
・ゲームにハマり過ぎ
・親の離婚
・女性の活躍による理想に変化

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