面倒くさがりなあなたでも面白いくらい仕事のやる気が出る方法8選

仕事をしていくうえで「面倒なこと」や「やりたくないこと」っていうのはどうしても出てくるものです。

仕事の要領がいい人達っていうのは、「面倒くさいことを面倒くさいと感じないやり方」でさっさとこなしています。だから仕事の効率を落とさずどんどん仕事を進められるんです。

「面倒くさいことを面倒くさいと感じないやり方」知りたいですよね?

というわけで「面倒くさいことを面倒くさいと感じないやり方」を8つ紹介したいと思います。

面倒くさがりなあなたでも面白いくらい仕事のやる気が出る方法8選

○下準備に時間をかける

どんな仕事も取り掛かる前にはまず下準備やこれからやることの段取りを組むのに時間をかけておくといいですよ。下準備には、作業中に発生する余計な手間を減らすことができるや、その分の時間を浮かせることができるなどのメリットがあるからです。

例えばお客さんのところに電話をかけるとします。電話をかける前にこっちが話したいことをあらかじめ整理しておいたり、お客さんから聞かれそうな質問の答えを調べておけば、内容の伝え漏れや質問の答えを調べてもう一度かけなおすという手間を防ぐことができます。

実際に、できる営業マンは、仕事に取り掛かる前にしっかりとした下準備をしている人が多いんです。本当ですよ。その証拠となる調査を紹介しますね。

カナダのクイーンズランド大学によって行われた調査。カナダ全土の自動車ディーラーからランダムに60社を選んで、そこの営業マンの成績と彼らの仕事の段取りを調べました。その結果成績のいい営業マンほど段取りを組むのが上手であるということがわかったんです。

仕事が面倒だなと感じてる人はまず作業に取り掛かる前に下準備をする時間を設けてみるといいですよ。そうすればきっとこれまでよりもスムーズに仕事ができるようになるはずです。

○2割の仕事に全力で取り組む

仕事に対して常に全力で取り組むのもいいですが、全部の仕事を100%の力で頑張るのは難しいです。というか無理です。そんな無理をすれば体を壊しちゃいます。

仕事は常に全力で取り組むのではなく、自分のやるべき仕事に優先順位をつけて、その中で特に大事な2割にだけ全力を注ぐようにしたほうがいいです。

読者の皆様は「パレードの法則」って知ってますでしょうか?

これはイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレードが見つけた法則で「仕事の成果の大部分というのは全体の2割の仕事だけが生み出していて、残りの8割の仕事にはあまり意味がない」というものです。

なんとパレードの法則的には全体のたった2割の仕事だけしか価値がないみたいなんです。残りの8割の仕事にはあまり価値がないみたいなんです。

あまり価値のない8割の仕事に全力を出すなんて勿体ないですよね。価値のある2割の仕事に全力を出したほうがお得ですよね。

というわけで2割の仕事に全力を出しましょう。

でも闇雲に2割の仕事に全力を尽くしても駄目ですよ。

「忘年会の場所決め」と「お客さん向けの新規提案書作成」のどちらに全力を尽くしたほうがいいと思いますか?

答えは後者です。「お客さん向けの新規提案書作成」です。こっちのほうが自分にとっても会社にとっても利益になります。

どれが大切な仕事かを見極めて、それに100%の力で取り組むようにしましょう。そうすれば限られた気力で最大限の成果を生み出せるようになります。

○作業はすべて1回で終わりにする

すべての作業を絶対に1回で終わりにするようにしたほうがいいです。

一度始めた作業を「後でやればいっか」と途中で終わりにして、2回とか3回に分けてやろうとして、後で何度も面倒な思いをしたことありませんか?

作業を再開したときに「前回どこまでやったっけ?」などと面倒な確認作業をするハメになったことありませんか?

メールが届いたときに「返信面倒だな、あとで返そう」と放置したとした結果、いざ返そうと思ったときにもう一度メールの内容を確認することで無駄な手間がかかったり、返信を忘れたりしたことありませんか?

ありますよね。

作業回数を分ければ分けるほどに、どんどん面倒なことになる場合が多いんです。

というわけで、メールも開いたらすぐ返したほうがいいし、視聴作成なんかも一回で作り終えてしまったほうが効率がいいんです。

仕事は「1回完了主義」を貫いたほうがいいんです。

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○仕事を終える時間を決める

仕事をするときは絶対に「いつその仕事を終わりにするか」を必ず決めたほぅがいいです。

時間をかければかけるほど良いものが出来上がるなんて幻想です。ほとんどの場合、時間をかけたとしても良いものなんてできません。

人間っていう生き物は、終わりの時間を決めなければダラダラ同じ仕事を続けてしまう生き物なのです。ダラダラ同じ仕事を続けて多くの時間と労力を無駄にしてしまう生き物なんです。

ボーリング・グリーン州立大学のハワード・ロスステインによると、人間は「時間的プレッシャー」を与えられると、その時間内にどうにかしようとして効果的なやり方を自分なりに考えて実行するようになるといいました。

簡単に言うと、終わりの時間が決まっていると人間はその時間内に終わらせるために頑張るようになるってことです。

ある調査では、学生たちに6秒ごとに次の問題に進んでしまうという制限付きの問題を解かせたところ、彼らは自分なりにルールを作って問題に対応するようになったといいます。

ある小説家は「締め切りがあるから頑張れる!」と言ったらしいです。

人間は期限が決まっていたほうが頑張れるんです。そのほうが良い結果を得られる可能性が高くなるんです。

○100点を目指そうとしない

なるべくいい仕事をしたいという向上心は大事だが、「100点満点の仕事をしよう」という意識は捨てたほうがいいです。

「完璧にやらなきゃ」と思うと、自分自身に精神的なプレッシャーをかけてしまうことになり、そのせいで自分の力を十分に発揮できなくなってしまうリスクが高くなってしまうからです。

ケント大学のC・ベッカーは、様々なスポーツのアスリート535人に対して、彼らがどれだけ完璧主義なのかという調査を行った結果、完璧主義の選手ほど競技にすることに対して強い不安を感じていることがわかったんです。

プレゼンをするときなんかに「全員を納得させなくちゃ」と思うと、大きな不安を感じて自分の力に制限がかかってしまうということです。それよりは「半分くらいの人が聞いてくれればいいや」くらいの気楽な気持ちで取り組んだほうがリラックスして話すことができ、かえっていいプレゼンができる確率がアップするということです。

常に100点をとるのは無理だと割り切って、70点とか80点くらいを目指すほうが良いということです。

○重いカバンを持ち歩かない

人は重いものを身に着けていると体も心も疲れやすくなります。重いカバンを持っていると同じ仕事をしていても「なんか大変だな」とか「仕事やりたくないな」とネガティブな感情を持ってしまうようになります。

これに関する面白い心理実験があります。その実験では179人の男女に男女10人ずつの写真を見せて「このひとを口説くのは難しいと思いますか?」と尋ねました。これだけだと普通の実験だが、実はこの時写真を貼り付けておくクリップボードの重さを変えていたんです。

ある人には576グラムの軽いクリップボードを、別の人には2026グラムの重いクリップボードを渡していた。その結果、重いクリップボードを渡された人たちは「この人を口説くのは難しい」と答えることが多かった

つまり人間は物理的に重いものを持っていると、心理的にも困難さを大きく見積もってしまうようになるんです。

それくらい私達の精神というのはちょっとしたことで大きな影響を受けるものなんです。身軽な気持ちで仕事に取り組みたいのなら、まずはそのカバンの重さを取り払いましょう。

○人から褒めてもらう

人から褒めてもらうということの効果は絶大です。人間はどんなにやる気の出ない作業をしていたとしても、人から褒めてもらえると途端にやる気が爆上がりします。

人間は誰かに褒められると嬉しくなって、苦手な作業も苦痛に感じなくなるんです。

褒めることの効果がわかるある実験を紹介しましょう。

実験では被験者たちに様々な色の点で書かれた画像の赤色の点の数をかぞえさせ、被験者の半数に対して「君は動体視力の能力が高いね」と褒めたんだ。そして作業が終了した後の休憩時間に「今の作業をやってもいいし、やらなくてもいい」と伝えました。すると褒められたグループはその退屈な作業を自由時間だというのに1.5倍も長く続けたんです。褒められて嬉しくなったから、さらにやりたくなっちゃったんです。

褒められたい人は、上司などに「人間は褒められると伸びる生き物だから、いっぱい褒めてください!」と伝えておくといいと思います。部下思いの上司ならきっと「嫌だ!」とは言わないと思います。

○簡単な仕事から取り組む

簡単な仕事をポンポンこなしていると勢いがついてきて、難しい仕事にも助走がついた状態で取り組むことができるようになります。

助走をつけずに坂道を登るよりも、助走をつけて登るほうが楽ですよね。

難しい仕事いう急な坂道を少しでも楽に登るためにも、簡単な仕事をして助走をつけましょう。

さらに仕事が100あるとして、先に簡単な仕事を片付けて70終わっている状態で難しい仕事に取り掛かるほうが、0の状態で難しい仕事に取り掛かるよりも精神的に楽ですよね。

以上のように簡単な仕事から取り組んだほうが楽なのです。

手間がかかる仕事や難しい仕事は後回しにして、まずは簡単な仕事をさっさと片付けてしまうほうが楽なんです。

簡単な仕事をいくつかこなしてある程度準備運動ができたら、その勢いを使って難しい仕事に取り組むようにしましょう。

まとめ

○やる気が出る方法8選
・下準備に時間をかける
・2割の仕事に全力で取り組む
・作業はすべて1回で終わりにする
・仕事を終える時間を決める
・100点を目指そうとしない
・重いカバンを持ち歩かない
・人から褒めてもらう
・簡単な仕事から取り組む

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