”中二病”患者が好きそうな言葉・言いそうなセリフ・言いたいと思ってるセリフ

中二病。

ファンタジーの世界を愛しすぎて、そのファンタジーの世界観や価値観を現実にまで持ち込んでしまうこと。ファンタジーと現実の区別があいまいになってしまうこと。その結果、ファンタジーの世界でしかできないことが現実世界でもできると思ってしまうこと。

以上のような状態に陥ってしまっている人のことを中二病といいます。

ほとんどの中二病患者は現実とファンタジーの区別がついています。ただ普通の人よりファンタジーが好きという中二病患者がほとんどなんです。

でも、少数ながら現実とファンタジーの区別がつかなくなっている中二病患者がいます。

そういう重度の中二病患者は現実でも魔法が使えたり、空が飛べると本気で思ってしまいます。自分には特殊な力が眠っていると本気で思ったり、いつか異世界に行けると信じていたり、自分は選ばれた人間だと本気で思っていたりします。

軽度の患者から重度の患者まで幅広く存在する中二病患者。

彼らは自分の中二病心を刺激する言葉が大好きです。

中二病心を刺激する言葉にはどんな言葉があるのか?

その言葉を考えたり、調べたり、聞いたりして、書いていこうと思います。

中二病心を刺激する言葉たち

自分の強さを示唆する言葉

「俺はまだ実力の半分も出してないんだぜ」

「俺の実力はこんなものではないぜ」

「もう限界なのか?俺はまだまだ余裕だぜ」

「情けない。この程度で弱音を吐くなんて」

「お前の戦闘力は5だな。ちなみに俺は5000くらいかな」

「そろそろ本気を出してもいいかな」

「俺の本気を見たいか。見せてやろう。俺の全力全開を!」

「三人寄れば文殊の知恵?雑魚が何人集まって考えても俺の知恵に勝てるわけないだろう」

「所詮おまえら低能な人間どもには高貴な俺の思考は理解できんのだよ」

「組織の犬のくせにガタガタうるせーんだよ」

「後悔したくなかったら、はじめから全力でかかってこい」

「お前などこの指一本で倒せるぞ」

「どうした?お前の力はそんなものか?」

「お前はもう死んでいる」

「10人。たった10人で俺に勝てると思ってたのか。舐められたものだな。俺も」

「はじめから全力でかかってくるんだな。死にたくなかったらな」

戦闘力と言えばドラゴンボール。この漫画にはスカウターという相手の戦闘力を調べ、数値化できる道具です。

この戦闘力を調べる道具は中二病心を刺激します。

なぜこの道具が中二病心を刺激するのか?

それは中二病患者が戦闘力というものに強い関心を持っているからです。

戦闘力。それは自分の強さを表す言葉。自分の強さに興味のない人はいません。強ければ強いほどに勝利の美酒(優越感という美酒)に酔うことができるからです。勝利の美酒に興味のない人はいません。その美酒に興味のない人がいないのだからその美酒を手に入れられる確率を上げてくれる強さに興味のない人もいないのです。

戦闘力に興味がある。だから戦闘力のわかる道具に中二病心が刺激されるんです。

でも強さはあいまいなものです。なにもしないで判断できるものではありません。誰かと戦ってはじめて判断できるものです。

その誰かと戦ってはじめて判断できる強さ(戦闘力)をスカウターがあれば、戦わずして判断することができるんです。どちらのほうが強いか、スカウターを使うだけで判断することができるんです。

スカウターは簡単に戦闘力(強さ)を数字化し、相手との強さの差を手軽に判断できる。この利便性も中二病患者がスカウターに心を刺激される理由です。

それに中二病患者はヒーロー願望を持っています。強さはそのヒーロー願望を満たしてくれます。ヒーロー願望を満たしてくれる可能性のある強さ。その強さを測れるスカウターがあれば自分のヒーロー願望を満たせる可能性も予想しやすくなります。

これも中二病患者がスカウターに心を刺激される理由のひとつです。

自分には”特別な力がある”という思いが滲み出ている言葉

「俺の力はこんなものではない」

「俺の潜在能力。今目覚めないでいつ目覚める。目覚めよ。俺の秘めた力よ」

「これが俺の限界なのか?いや、違う。俺がこんなレベルで成長が止まるわけがない」

「認めないぞ。これが俺の限界だなんて。ぜったい認めないぞ」

「俺は選ばれた人間のはずだ。その俺がこんな低能なはずがない」

「諦めたらそこで終わりだ。俺は諦めない。諦めてたまるか。俺はこの程度で諦める男ではない。ぜったいこの逆境を乗り越えられる男だ。自分を信じろ。信じるんだ」

「激しい怒りによって俺は覚醒されるはずだ。だから俺を怒らせろ。もっともっと怒らせろ。俺が覚醒したとき、お前らはきっと後悔する。俺を怒らせたことをな」

「俺は追い詰められるほどに力を発揮するタイプなんだよ」

「俺は今、逆境という美酒を味わっているところなんだ。この美酒を飲み終えたとき、俺は覚醒する。必ずな」

中二病患者は”自分は特別”という設定が好き。

重度の中二病患者になると”自分は特別”という思い込みが強くなります。この思い込みの強い人が上記で紹介したような言葉を言いやすくなります。

つまり、中二病が進行するほどに上記の言葉を言いやすくなるということです。

『自分は特別。自分には特別な力がある』そう思うタイプの中二病にはドラゴンボールが好きな人が多いと思います。

ドラゴンボールの主人公である孫悟空は、仲間を敵に殺された怒りによってスーパーサイヤ人という特別な力に目覚めます。

中二病患者の多くはこのような特別が大好物です。

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の主人公の特別な力も中二病患者は大好物。

『ワンピース』のルフィの特別な力も中二病患者は大好物。

『魔法少女リリカルなのは』の高町なのはの特別な力も中二病患者は大好物。

とにかく中二病患者はこういう特別が大好きです。その証拠に中度の中二病である僕もこういう特別が大好きです。

なぜ中二病患者が特別が好きなのか?

それは『特別になりたい』という願望があるからだと思います。唯一無二の特別な存在になりたい、という願望があるから特別に惹きつけられるのだと思います。

自分の理想とぴたりと一致するもの、あるいは自分の理想に近いものに惹きつけれ、魅了され、大好きになるのだと思います。

多かれ少なかれ人の中には特別になりたいという願望があります。その願望が中二病の人は普通の人より強いのだと思います。だからアニメや漫画の特別に惹きつけられるのだと思います。

自分は”特別”という思いが滲み出ている言葉

「死んで異世界にでも行こうかな。”このすば”みたいな世界に行けるといいな。”めぐみん”みたいな女の子と冒険できるといいな」

「死に戻りの能力があるか確かめてみたいな。ひぐらしの鳴く頃みたいな死に戻りが繰り返されるのは嫌だな。あんな惨劇を何度も繰り返したくない」

「これは国家の陰謀に違いない。それともNHKの陰謀か?それともナチスの生き残りの陰謀か?いずれにしても凶悪な組織の陰謀に違いない」

「あの角を曲がったとき運命の女性とぶつかるかもしれない。その女性は食パンをくわえているかもしれない。ラッキースケベで○○が見れてしまうかもしれない。ああ、楽しみだ。あの角を曲がるのが」

「きっと過去にタイプリープして、むふふな小学生時代を遅れるに違いない。夜中にこのプールに飛び込めばきっと」

中二病は”タイプリープ”とか”死に戻り”とか”ラブコメ展開”とか”ハーレム展開”が大好き。

ちなみに僕は学生時代、ラッキスケベからラブコメが始まることを夢見ていました。残念ながら僕の夢は叶わないまま、僕の重度中二病の季節は終わりました。

ああ、あの頃は若かった。

ちなみに僕が好きなラブコメは『ニセコイ』『化物物語』『神のみぞ知る世界』『WORKING!!』などです。

これらのアニメの中で現実になってほしいと思うアニメは『神のみぞ知る世界』です。

このアニメの主人公のようにゲーム感覚で女の子とあんなことやこんなことができたら最高だろうなと何度思ったかわかりません。

ある日、突然、僕のリアルが『神のみぞ知る世界』のようになって好きな女の子とキスできたらいいなと数え切れないくらい思いました。

中二病患者には僕のような人が多いんです。

あっ、でも、僕のような中二病患者が犯罪行為をする確率は極めて低いと思います。基本的に中二病患者には優しい人が多いですから。だから一般人の方、安心してください。『パンツ履いてますから』の人がちゃんとパンツ履いてるのがわかったときみたいに安心してください。

ところで過去に重度の中二病患者だった僕は『女性に言ってほしい言葉』がありました。その言葉をまとめた記事があります。↓です。

女性に一度は言われてみたいセリフ!

お読みいただけると嬉しいです。

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中二病あるある

突然ですが、中二病あるあるを紹介しようと思います。

急に洋楽を聴きはじめる。その一方で邦楽を否定しはじめる

僕は子供の頃アニソンや演歌ばっかり聴いていたから高校生になった頃からJ POPを聴くようになりました。

あっ、今は洋楽も聴きます。ほとんど洋楽メタルですけどね。

突然ブラックコーヒーを飲みだす

周りの友達たちが高校生になると全員タバコを吸い始めました。でも、僕は吸いませんでした。喘息だったので悪化するのが怖かったんです。

おかげで今も僕の肺は綺麗なままです。

たぶん、僕の友達たちはみんなタバコを吸うことがカッコいいと思っていたんだと思います。そういう意味では彼らも中二病だったのだと思います。僕と方向性の違う中二病だったのだと思います。

急に標準語で話すようになる

茨城出身の僕は方言がありました。それがある年齢になると恥ずかしくなり、標準語を意識して話すようになりました。そのせいでコミュ症になりました。標準語で話す苦痛と方言を言ってしまうかもしれないという恐れが僕をコミュ症にしたんです。

難解な本を読む

サルトルの本、ドストエフスキーの本、マルクスの本などの難解な本を読み始める。

そしてやたら専門用語を使い始め、知識自慢に陥り、周りに陰でウェキペディア男と馬鹿にされる。でも馬鹿にされていると気づかずに中二病が悪化していく。重症化していく。

やたらバンドを組みたがる

やたらバンドを組みたがり、やたらギターに詳しくなり、やたらギタリストに詳しくなる。でもギターはたいして上手にならない。だからバンドを組む前にやめてしまう。作詞もするのだが、恥ずかしくて誰にも見せられずに終わる。

という不幸な中二病患者もいます。僕じゃないからね。

マイナーなアーティストを知って音楽通だと思い、得意気になる

他人が知らないことを知っていると優越感を感じてしまいますよね。難しい本を読んでも同じ理由で優越感を感じちゃいますよね。

はい。僕は経験者です。何度も優越感を感じたことあります。

自分はやればできると思ってる。だが、やらない。

僕もやればできる子だって思ってました。

インターネットで仕入れた知識を自分の考えであるかのように語る

はい。語っていました。すいません。ご迷惑をおかけしました。

やたら批判をする

はい。よく批判していました。すいません。許してください。

愛想がなくなり、孤独を好むようになる

「群れるなんて弱いものがすることだ」と思っていたあの頃。

今では群れるの大好き。エサに群がる鯉のように群れるのが大好き。

目上に対してタメ口で話すのがカッコイイと思い込む

思ってた。体制に抵抗しているみたいでカッコイイと思っていた。思っていたけど、目上の人にタメ口で話したことが一度もありませんでした。

はい。僕はチキンなんです。

ちなみに先生に逆らうのも格好いいと思ってました。

もちろん、逆らったことありません。大人しく真面目な生徒でした。

反社会的な行動や不良を演じる。根はまじめだったり臆病だったりするので、本当の不良には成りきれない。不良に成りきれない不満を喧嘩・犯罪行為をしたという虚言で解消したりする。

本当の喧嘩や犯罪をやる度胸はないので、せめて喧嘩や犯罪をしたという嘘をつくことってありませんでしたか?

僕は少しだけそういう嘘をついたことがあります。まあ、友達と殴り合いの喧嘩をしたとか、不良とにらみ合ったとか、その程度の嘘ですけどね。

風呂場で髪を洗っている時、とりあえずリーゼントした自分を鏡に映す

これはやりました。

多重人格に憧れる

どうやったら多重人格になれるんだろうと真面目に考えたことがあります。

雨の中、傘をささずに平然と歩いてる俺カッコいいと思う

傘を差さずに歩いていたらモデルのスカウトされるんじゃないかとか思ってました。

包帯はカッコいい。なんか力を秘めている感じがする

怪我して腕に包帯巻いてる人を見て、うらやましいと思ったことがあります。

ちなみに僕は学生時代、鼻血が出やすい体質だったのでよくティッシュを鼻につっこんだまま生活していました。ティッシュを鼻につっこんだ姿はちっともカッコイイと思いませんでした。

鼻血もある意味怪我なのに。それなのにどうしてこんなにカッコよくないんだ。と何度嘆いたことか・・・

ヤンキーに憧れる

憧れたことあります。ヤンキー漫画も読みました。

服は全身黒

黒のジーンズに黒のシャツ、黒のTシャツに、黒のパンツという全身黒ずくめの服を着ていたときがあります。

名探偵コナンの黒の組織か。

と、今の僕があの頃も僕と対面したら、そうつっこむと思います。

サインの練習をしている

夜な夜な自分のサインの練習をしている中二病の人はいるはずです。ポエムを書いている中二病の人がいるようにサインを書いている中二病の人もきっといるはずです。

ちなみに僕はちょっとだけサインの練習をしたことがあります。

でも僕は字が壊滅的に下手だったのですぐやめました。

ところで自分のサインを女の子にプレゼントする男っているのかな?中二病&ナルシストの男だったら女の子にプレゼントしそう。

男「これ俺のサイン色紙だぜ。お前にやるよ」

とか言ってプレゼントしそう。

ほとんどの女の子がこんなリアクションする気がする。

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