「不良少年や暴走族」が減少している。本当に?その理由は?ネットが原因!成人式で暴れるヤンキーが原因!

ヤンキー。

“ヤンキー”とは、日本国内において、「周囲を威嚇するような強そうな格好をして、仲間から一目おかれたい」という志向を持つ少年少女を指す俗語

1970年代の不良少年は主に東京など関東地方でツッパリ(突っ張り、つっぱり)と呼ばれた。不良少女はスケバン(女番、スケ番)と呼ぶ。

出典:ヤンキー (不良少年) – Wikipedia

街を歩けばヤンキーにからまれる。そういう時代があった・・・らしい。

まあ、これは都市伝説だろうが、でも、ヤンキーが多い時代があったのは確かだ。1970年代~1980年代の頃がその時代だと思う。

その時代に青春を送っていた人の中にはヤンキーに憧れていた人がたくさんいたのだと思う。

たくさんのヤンキー漫画が存在していたことがその証拠だと思う。憧れがあるから漫画を読む。少しでも憧れについて知るために。少しでも憧れに近づくために。ヒーローに憧れる男の子がヒーロー漫画を読むようにヤンキーに憧れる人はヤンキー漫画を読んだのだと思う。

僕もヤンキー漫画は読んだことがある。もちろん、ヤンキーに憧れる気持ちがあったからだ。ヤンキーのスタイルに憧れる気持ちよりはヤンキーの強さに憧れる気持ちが僕の中にあった。さらにバトル漫画が好きという気持ちもあった。そんな2つの気持ちがあったからヤンキー漫画を読んでみたのだ。

僕の読んだヤンキー漫画は「特攻の拓」「今日から俺は」「ろくでなしブルース」だ。どれもすごく面白いヤンキー漫画だった。

どのヤンキー漫画もこんなシーンが当たり前のように登場した。

暴力的な登場人物を見て「カッコイイ」と僕は思った。同時に怖いとも思った。その怖いという感情のせいでリアルでヤンキーみたいな格好をしている人と出会うとドキドキした。暴力を振るわれるのではないかと思って。殴られたり血まみれにされるのではないかと思って。

そんなことを想像をしてしまうくらいヤンキー漫画の暴力シーンは過激だったのだ。

きっとそういうシーンを見てヤンキーに憧れる人は自分もこの漫画のキャラのようなカッコイイ生き方をしてみたいと思ったのだと思う。

そう思った人の中に本当にヤンキーになった人がいるんだと思う。1970年代~1980年代はそういう人がたくさんいたのだと思う。だからその時代はヤンキーが多かったのだと思う。

多くのヤンキーを排出した1970年代~1980年代には後に芸能人になる人もいた。

たとえば元スマップの中井正広くん

彼は元ヤンキーだったという。これがその証拠写真だ。

x japanのヨシキも元ヤンキーだったという。

ヨシキは高校時代、改造バイクを乗り回していたという。X時代のヨシキの格好を見ると「ああ、この人はヤンキーだったのだろうな」と思える。

たぶんヤンキーのヨシキのことを見て、ヤンキーに憧れた人がいたと思う。その中には本当にヤンキーとなった人がいたかもしれない。ヨシキといっしょにバイクを乗り回していた人だっていたかもしれない。

多くの若者に憧れられた存在であるヤンキー。そのヤンキーの数が減っているという。

確かに最近、ヤンキーの姿を見かけない。暴走族は見かけるが、ヤンキールックの人は見かけない。

なぜだろうと思った。

その理由を調べてみようと思った。ネットで。

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ヤンキーが減った理由

理由1、インターネットの普及

オーストラリア国立大学(Australian National University)は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州で、1984年と1994年に生まれた子どもたちの追跡調査を行った。両グループの成長を、10歳から21歳にわたって追い続け、なんど警察のお世話になる犯罪にかかわったかを調べた。

その結果、車両の窃盗事件にかかわった少年少女たちの数が59%減少していることが明らかになった。なにかの物品を盗んだ事件の発生件数も59%減少していることが明らかになった。飲酒運転を引き起こした若者の数も49%減少していることが明らかになった。暴力犯罪や違法薬物の使用に絡んだ子どもたちも減少しているとのことが明らかになった。

以上のことから古いタイプの犯罪が減っていることが明らかになった。

専門家は、自動車や建物のセキュリティシステムの向上など、一概にインターネットが楽しいというだけで犯罪発生件数の減少につながったとはいえない面もあるものの、家で楽しむ映画やゲーム、さらにはSNSに夢中で、昔ほど通りにたむろっては、よからぬ行為におよぶ子どもたちが減ったという可能性も否定はできないと語った。

つまり、ヤンキーのような暴力行為・犯罪行為をするより家でネットでもしていたほうが楽しいという若者が増えたから犯罪数が減ったということみたいです。

まあ、確かにヤンキーのような危険行為をしているよりは安全な家の中でネットやゲームをやっていたほうが楽しいよね。

暴力性をネット上で解消する人が増えた

人の中には暴力的性質があります。ストレスが溜まったり、傷つけられたりするとその暴力性が目を覚まします。この性質はどんな人の中にもあります。

今も昔も日本はストレス社会と言われている。つまり今も昔も、ストレスを感じやすい・溜まりやすい社会だということだ。ストレスを感じやすい・溜まりやすい社会ということは暴力的性質が目覚めやすい社会ということだ。暴力の衝動を感じやすい社会ということだ。

そんな社会の中で普通の人はその暴力性をスポーツや娯楽で解消する。でも中には反社会的行為や不道徳な行為で解消する人もいる。いじめやいびりやパワハラや無謀運転などの不正な方法で解消する人もいる。

ヤンキーは不正な方法での解消をする人間の代名詞だった。だから多くの若者がヤンキーに憧れを抱いた。不正な方法・暴力的方法でストレスを解消する姿が羨ましかったからだ。自分もヤンキーのように自由に暴れたいと思う気持ちがあったからだ。

そういう羨ましさや気持ちがあったから多くの若者がヤンキーとなった。ストレスを不正な方法で解消するために。自由を手に入れ、暴力的な方法でストレスを解消するために。

でもそのヤンキーの数はどんどん減っていった。社会情勢が変わり、暴力に対する風当りが強くなっていったからだ。そのせいでヤンキーの数はどんどん減っていった。

それに反比例するように社会はますますストレスを感じやすい・溜まりやすい状態になっていった。

そんなストレス社会でヤンキー気質の若者はストレスをどう解消するようになったのか?

ネットである。ネット上で誰かを激しく誹謗中傷することでストレスを解消するようになったのである。

ネット上に溢れる誹謗中傷の数々。2ちゃんねるを見れば誹謗中傷が溢れている。ユーチューブのコメントにも誹謗中層が溢れている。ブログのコメント欄にも誹謗中傷がある。ツイッターにも誹謗中傷が溢れている。

ヤンキー気質の若者はネットを利用してストレスを解消する人が多くなったのだ。

ヤンキー気質の若者だけではない。昔なら普通の若者と言われていた人もヤンキー気質の人のようにネットを利用して誰かを誹謗中傷してストレスを解消する人が増えた。

ネットの世界は匿名性の高い世界。その匿名性を利用して誹謗中傷を繰り返す人が増えてしまったのだ。若者だけでなく、大人の中にもそういう悪質な行為を繰り返す人が増えた。

暴力を利用してストレスを解消することがヤンキー的というなら今の時代は昔よりヤンキーが多くなったと言える。

今の時代は目で見てわかるヤンキーは減ったが、心理的精神的ヤンキーは増えたと解釈したほうが正しいのかもしれない。

理由2、ヤンキーはカッコよくない

今の若者にとって、ヤンキーはカッコよくないらしいです。

「今、中学生の間では不良が全くモテない。今の女の子はどういう男の子を格好いいと認めるのか? 記事によると、優しくて清潔で頭の良い“逃げ恥”の星野源のような男の子に人気がある」

これはネット上で見つけたコメントです。

今時の若い女の子はこういう男性が好きみたいです。ヤンキーとは対照的な男性ですね。

男性にとって女性の好みは気になるもの。その好みに合った男にならないと好きになってもらえる可能性が低くなってしまうからだ。

若い男性にとって女性にモテることは最重要課題です。その課題に反する行為をする勇気が男性は少数派だ。

つまり、大多数の若い男性は女性にモテることを重視するということだ。女性にモテることを重視するということは女性が「ヤンキーは嫌」と言えばヤンキースタイルはやらないということだ。

今の時代、そういう男性がたくさんいる。女性にモテたいというのは男性の本能なのだからそういう男性がたくさんいるのは当然のことだ。

以上のような理由でヤンキーが減った、と言っている人がネット上にいた。確かに信憑性のある説だ。

今の時代に草食系男子が多いことがこの説を裏付けている気がします。

若者がヤンキーをカッコ悪いと思う人が増えている理由は時代の流れによってカッコ良さの定義が変わったからと言う人がいます。僕もその意見に賛成です。

でも、それだけが理由ではないと思います。僕はもう1つ理由があると思っています。

その理由とは『成人式で暴れる人にヤンキーのような格好の人が多いから。暴走行為をして他人に迷惑をかける人にヤンキーのような人が多い』です。

以上の理由でヤンキーはカッコ悪いというイメージが定着してしまったように僕には思えます。

毎年のようにヤンキーのような人が成人式で暴れます。街ではヤンキー風の人がバイクで暴走行為や爆音で迷惑をかけています。

そういう人たちのせいでヤンキーのイメージが悪くなってしまったと僕は思っています。

こういう人たちがいなければヤンキーのイメージは今ほど悪くはならなかったと思います。

一部の悪質なヤンキーのせい(?)でヤンキーのイメージは悪くなってしまったのだと僕は思います。

一部の過激な反日活動をする韓国人のせいで韓国人すべてのイメージが悪くなるように一部の悪質なヤンキーのせいでヤンキーすべてのイメージが悪くなってしまったのだと僕は思います。

もし、ヤンキーみたいな人がゴミ拾いをしたり、横断歩道の前で待っている歩行者に道を譲ったり、交通ルール&マナーを守ったバイク運転をしたりしていれば、今ほどヤンキーのイメージは悪くならなかったと思います。

北斗の拳の雑魚キャラみたいなことをしているヤンキーがいるせいでヤンキーのイメージは修正不可能なくらいに悪くなってしまったのだと思います。

ネタでヤンキーをするのは良いと思いますが、本気でヤンキーをやるのはやめたほうがいいです。ほぼ確実に白い目で見られますからやめたほうがいいです。

理由3、暴力反対の対する風当りが強くなった

一昔前に比べ、暴力に対する風当りが強くなりました。

昔は学校に暴力を振るう先生が数多く存在していました。家庭にも子供に暴力を振るう父親が数多く存在していました。

でも、時代の流れとともにその数は激減していきました。暴力に対する風当りが強くなっていったからです。その風当りの強さを若者たちも敏感に感じ取り、若者の暴力の数も激減していきました。

暴力を振るう=社会に非難される

というイメージが定着した結果、大人にも子供にも暴力を振るわない人が増えていったのです。そして暴力の象徴ともいうべきヤンキーの数も減っていきました。

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