女人禁制!人命より伝統を優先する相撲界。権力の堕落が原因!?
2018年4月4日、大相撲舞鶴場所で挨拶に立った多々見良三市長【 67 】が、くも膜下出血により土俵上で倒れました。
土俵上に何人もの関係者が駆け寄り、救命措置が行われました。救命措置を行う人の中には女性もいました。
女性の1人が心臓マッサージをしているとき、事件が起きました。
「 女性の方は土俵から下りて下さい! 」
という場内アナウンスが流れたのです。アナウンスしたのは若手の行司。
その後、何度もその行事は「 女性の方は土俵から下りて下さい! 」をアナウンスしたのです。
土俵上は確かに”女人禁制の場所”です。それが相撲界の伝統です。それはわかっています。誰もが知っていることです。知っていることですが、このときは緊急事態です。人命が危機に晒されている非常事態です。
そんなときに人命より伝統を優先するようなアナウンスを行事はしたのです。相撲界関係者の行事がしたのです。
これは尋常ではない判断です。なぜ相撲界はこんな尋常ではない判断をしてしまうような伝統を重視するのでしょうか?
女人禁制には人命より守る価値があるということなのでしょうか?
僕的には女人禁制を守るより人命を守ることのほうが価値があると思うのですが、相撲界はそうではないようです。
これからも女人禁制の伝統を守り続けるみたいです。
その証拠に、
2018年4月8日、静岡市でに開かれた大相撲の春巡業「富士山静岡場所」で、「ちびっこ相撲」に参加予定だった小学生の女の子が日本相撲協会からの事前要請で土俵に上がれなくなってしまいました。
協会広報部の担当者は、「男子に比べ、女子のけがが目立つと保護者や主催団体から意見が寄せられた。安全面を考慮した」との理由から2018年3月から男児のみにしたと説明しました。
これは僕には苦しい言い訳のようにしか聞こえませんでした。
男子だろうが、女子だろうが怪我をする可能性はあります。安全面を考慮するなら男子も女子も土俵に上げないとするのが正しい判断だと思います。でも相撲界は女子だけを土俵に上げない決定をした。これは女人禁制を重視したとしか思えない決定です。
なのに相撲界は「安全を考慮した」と言いました。
どう見てもこのセリフは言い訳にしか僕には見えません。
相撲界はいつからこんな言い訳を言う組織になってしまったのでしょうか?
女人禁制という伝統を重視した結果と堂々と言えばいいのに!
はっきり言って今の相撲界はかっこ悪いです。
自分たちの伝統すら堂々を主張できないような組織がかっこ良いわけがありません。そんな情けない組織だから暴力問題がなくならないのではないかと邪推したくなってしまいます。それとも本当にそんな情けない組織だから暴力事件が次から次へと起こるのでしょうか?
相撲界を見ていると『権力は堕落する』という言葉がどうしても脳裏に浮かんでしまいます。
相撲協会の権力を握る者の堕落がさまざまな事件を起こさせている。
僕はそう思えてなりません。
相撲界はこれからも不祥事を起こしつづける。
そう思えてなりません。
相撲は国技です。世界に誇れる国技です。その国技を汚す堕落した権力者は今すぐ辞めてほしいと思います。
これ以上、相撲界を堕落させないために。
土俵が神聖な場所というならその場所に関わる人にも高潔さが求められると思います。
でも今の相撲協会にそんな高潔な人がいるとは思えません。ほとんどの人が土俵に上がる資格なし!に思えます。
伝統を重んじたいのなら協会自体が変わらなくてはいけないと思います。それができないかぎり伝統を重んじるというセリフに説得力は生まれません。
今の相撲協会の言葉に説得力はありません。
相撲協会はもっと自分たちの言葉に説得力が出るような生き方をしてほしいと思います。
今の相撲協会は既得権益を守るために必死になっているようにしか見えません。
土俵の上に女性を上げることを認めてしまったら、今度は自分たちの組織を女性に奪われてしまうかもしれない。
だから女人禁制は守らねばならない。自分たちの組織を守るために。
相撲協会はそんな情けない理由で女人禁制に拘っている気がします。
それくらい今の相撲協会は情けなく見えるんです。僕には。これが僕の目の錯覚だといいのですが、目の錯覚とは思えません。残念ながら・・・
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