悪口が多い上司は傲慢である 他人を自分の欲望を満たす道具と思っている

とにかく悪口を言う上司

「アイツの〇〇がダメなんだよな」「なんでその程度のこともできない。馬鹿なのか?」「風邪をひくなんて自己管理がなってないからだ」「勉強が足りない」「まともに挨拶できないのか」

と説教を利用して部下の悪口を言う。

「お前がしっかりしないから俺の給料が上がらないんだ」「お前が愚図だから俺が上司に怒られたんだ」「お前のような鈍い部下がいなかったら俺はとっくに部長になっていた」「営業に失敗したのはお前の態度が悪いせいだ」

部下にはなんの非もない。それなのに部下のせいと理不尽な非難をする。非難と同時に悪口も言う。

こんな上司が世の中にはいます。こういう上司は確実に嫌われます。

こういう上司の多くは影では自分の会社のことや上役のことも悪く言っていると思います。

「クソ会社が。俺を安月給でこき使いやがって」「俺はもっと評価されてもいい活躍をしている。それなのに無能な上役が俺を評価しない。不当な評価しかしない。無能な上役どもめ」「あんなクソ会社、家族がいなかったら辞めている」

などど部下を悪く言う上司の多くはこのような悪口も言っていると思います。

悪口を言う人間はだれかれかまわず悪口を言う可能性が高いんです。なぜか?傲慢だからです。傲慢だからすべての人が自分より劣っていると思っている。そう思っているからだれかれかまわず悪口を言う可能性が高いんです。

こういう傲慢な上司は家族のことも悪く言っている場合が多いです。

「家族のためにがんばっているのに感謝の気持ちが足りない」「あんな薄情な家族のために働かなければならないなんて」「誰のおかげで生活ができていると思ってるんだ。誰のおかげで学校に行けてると思ってるんだ。みんな俺のおかげだろうが」

などど傲慢な人間は自分の家族すら悪く言っている場合が多いです。

傲慢な人間にとって他人は馬鹿にする材料、悪口を言う材料でしかないのです。傲慢さはその傲慢さに気づき、直そうと努力しないかぎり正すことは困難です。

世の中の傲慢な上司は自分の傲慢さに気づいていません。その悪質さに気づいていません。その独善性に気づいていません。だから傲慢さの悪質さに気づくことができないのです。だから悪質な傲慢さで世の中を悪く言うのです。

こういう上司はどんな善行(ボランティア活動など)も偽善に見えてしまいます。偽善に見えるからボランティア活動をする人や募金をする人を馬鹿にします。「偽善者め」とか「カッコつけやがって」とか「暇な奴らだ」と馬鹿にします。

傲慢な上司の特徴

特徴1、感謝の気持ちをほとんど抱けない

以上で述べた傲慢な上司は感謝の気持ちを抱くことがほどんどありません。傲慢な人間は他人の親切は当然のことだと思うからです。

『自分は他人に親切にされて当然。それだけの貢献を社会にしているのだから』

と傲慢な人間は思っているのです。だから親切されるのが当然と思っているのです。だから親切にされても感謝の気持ちを抱くことができないのです。

それどころか傲慢な人間はもっと感謝されて当然と思っている場合があります。そう思っている人は他人に感謝されても不満を抱きます。『感謝が足りない』という不満を抱きます。

感謝する人のことさえ悪く言う。感謝が足りないと悪口を言う。

傲慢な人間の中にはそんな悪口を言う人もいるんです。

人は傲慢になればなるほど満足の基準が上がる性質があります。つまり傲慢になればなるほど満足できる機会が少なくなるということです。満足できる機会が少なくなれば他人を利用して、その欲求不満を解消しようとします。悪口を言ったり、説教をしたり、いじめたりして欲求不満を解消しようとします。

傲慢な人にはこのような悪質な性質があるのです。

こういう傲慢な人間がパワハラやDVをする

傲慢な人間は基本的に他人を見下しています。見下しているから他人を傷つけても罪悪感を感じません。

人は傲慢になればなるほど他者に残酷になります。残酷になればいじめをしたり、暴力を振るうようになります。ありとあらゆる暴力を振るうようになります。言葉の暴力、性的暴力、肉体的暴力を振るうようになります。傲慢になるほどにその暴力性も増していきます。

傲慢な人間の理想は独裁的な世界

傲慢な人間の理想の世界は独裁的な世界です。すべてを自分の自由にできる世界です。すべての人々を自分の思うがままに利用できる世界です。それが傲慢な人間の理想の世界です。

そんな世界など実現できるわけがありません。でも傲慢な人間はそういう世界を求めてしまいます。傲慢であればあるほど強く求めてしまいます。でも実現できない。できるわけない。それなのに傲慢さゆえにその実現不可能なことを求めてしまう。そのせいで欲求不満を抱いてしまう。その欲求不満を他人を悪く言ったり、いじめたりして解消しようとしてしまう。

傲慢な人間にはこのような悪質な生き方をしている人がたくさんいるのです。パワハラ、家庭内暴力、いじめをしている人の中にはこういう傲慢な人間がたくさんいます。

特徴2、ストレス解消に部下をいたぶる

傲慢な上司はストレス解消に部下をいたぶります。

小さな失敗でも怒鳴ったり、ねちねちと責め続けたりします。ストレスを解消するために。

自分のストレスを解消するために部下を利用する。

傲慢な上司にはそういうゲスの極みとも言うべき人がいるんです。

こんな上司がいるような会社はさっさと辞めたほうがいいです。うつ病や希死念慮や罪悪感に苛まれる可能性大だからです。そんな人生を送らないためにも辞められるなら今すぐ辞めたほうがいいです。

辞められない場合は上司の言うことを鵜呑みにしないことです。鵜呑みにすれば罪悪感に苛まれ、劣等感を抱き、生きる気力を奪われるからです

たいてい傲慢な上司の言うことには誇張や嘘が多分に混じっています。そんな誇張と嘘にまみれた言葉を鵜呑みにすればシンドイ気持ちになるのは当然です。

だからそんな上司の言葉を鵜呑みにしないでください。アホな上司が嘘と誇張にまみれたことを言ってるくらいの軽い気持ちで聞いていてください。真面目な表情で聞き流してください。真面目な顔でただ聞いているだけで給料が貰えると思いながら聞き流してください。

そうすればだいぶストレスが軽くなるはずです。

一番良い方法は会社を辞めることなんですけどね。でも、それができない人は上記の方法を使ってみてください。

特徴3、権力者にこびへつらう

傲慢な上司は権力者にこびへつらいます。

自分より上の立場の人にこびへつらいます。

こびへつらっているのは自分の欲得のためであり、相手を尊敬しているからではありません。相手に気に入られ、自分の出世や昇給を有利にするためにです。身勝手な欲望を満たすためにこびへつらっているだけなんです。

傲慢な上司は心の中ではなんで俺がこんな奴にこびへつらうしかないんだと思っています。こんな奴より俺のほうが優秀なのにと思っています。いつか俺が出世したらコイツをこき使ってやると思っています。

傲慢な人間はこういうことばかり考えています。相手を褒めたり、尊敬したりすることはほとんどありません。

それが傲慢な人間の性質なんです。だから簡単に治るものではないのです。

上司自身が自分が傲慢だと気づき、改善しようと思い、改善する努力をしないかぎり、治ることはありません。

でも傲慢な上司はその傲慢さのせいで自分が傲慢だと認めることが困難です。そのため傲慢な上司が傲慢ではない上司になるのも困難なんです。

最悪、傲慢な上司は一生傲慢なままで人生を終える可能性もあります。

それくらい傲慢さというものは厄介なものなのです。

だから傲慢な上司と出会ってしまった場合、その上司が更生して傲慢じゃなくなることを期待しないほうがいいです。その期待はほぼ100%裏切られる可能性が高いからです。

傲慢な上司⇒期待を裏切る

そう思っていたほうがいいです。

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