劣等感が人生を狂わせる!?劣等感が強い人が陥りやすい悪状態を紹介。

劣等感が強い人が陥りやすい悪状態

ケース1、被害妄想を抱きやすくなる

被害妄想

劣等感の強い人は自己評価が低い。そのため自分はダメな人間だと心の中で思っています。

自分をダメだと思っている人は他人も自分のことをダメな人間だと思っているのではないかいう疑いを持ちやすくなります。

自分をダメだと強く思う人ほど他人も自分のことをダメな人間だと思っているのではないかという疑いも強くなります。

毎日のようにそういう疑いを思っているとその疑いが真実のように思えてきてしまいます

記憶は何度も反復するごとに強固になっていき、長期記憶になります。それと同じように人の考えは同じことを考えることによって強固になってしまいます

自分はダメだと考え続ければその考えが強固になり、真実味を帯びてきてしまいます。それと同じように疑いも何度も疑うことによって真実味を帯びてきてしまいます。

人の記憶や考えにはそういう性質があるんです。何度も反復することによって強固になる性質があるんです。強固になり、リアリティーが増す性質があるんです。

だから劣等感が強い人は被害妄想を抱きやすいんです。毎日のように他人が自分を悪く言っているのではないかと疑うことでその疑いが強固になり、真実味を持ってしまい、被害妄想を抱いてしまうんです。

あの人は僕の悪口を言っているに違いないという被害妄想を抱いてしまうんです。疑いが真実味を持ってしまったために被害妄想を抱いてしまうんです。

被害妄想はさまざまな問題が生じるリスクを孕んでいます。

被害妄想を抱くリスク

 リスク1、人間不信になってしまう
被害妄想を抱けば人間不信になりやすくなります。

あの人は自分を悪く言っているかもしれないと毎日のように疑えば人間不信になるのは当然のことです。

劣等感が酷くなれば、会う人会う人に対して疑いを抱くようになってしまいます。そうなるともう人と会うのが怖くなってしまいます。

 リスク2、他人を憎んでしまう
劣等感の強い人の疑念の多くは被害妄想とはいえ、そのリアリティーが増せば、真実のように思えてしまいます。真実のように思えてしまえば、その妄想を抱かせた他者に怒りを抱いてしまいます。何度も妄想を抱くうちに怒りはやがて憎しみに変わってしまいます。

最悪、その憎しみを他人にぶつけてしまう場合もあります。

 リスク3、自分を憎んでしまう
劣等感の強い人は他人を憎んでしまやすい。その憎しみを抱いたとき、『被害妄想で他人を憎むなんて』と自分を責める人がいます。

自分を責める人は他人に抱いた憎しみを自分にぶつけてしまいます。さらに他人を疑う自分に怒りを抱き、憎しみを抱き、その負の感情も自分にぶつけてしまいます。ぶつけて自分を傷つけてしまいます。

自分に憎しみをぶつけることは『罰なんだ』と思って自分を傷つけ続ける場合もあります。何度も何度も自分を罰する場合もあります。疑うたびに自分を罰する場合もあります。罰がエスカレートして肉体を刃物で傷つける場合もあります。

あらゆる方法で自分を罰する。そういうことをしてしまうリスクが劣等感の強い人にはあります。

劣等感によって抱いた憎しみを自分に向ければ自分の人生を破滅させてしまう可能性が高くなります。逆に劣等感によって抱いた憎しみを他人に向ければ他人の人生を破滅させてしまう可能性が高くなります。

自分に憎しみを向けて自分を傷つけることも、他人に憎しみを向けて自分を傷つけることも、同じくらい間違った行為です。

それらの行為が習慣化しないよう注意する必要があります。

ケース2、他人の評価を得るために無理をしてしまう

働きすぎ

劣等感の強い人は自己評価が低い。自己評価が低い人は他人に評価されることに飢えています。空腹の子供のように飢えています。そのため無理して他人の評価を得ようとがんばってしまいやすい。

劣等感が強い人ほど飢餓感も強くなります。心の空腹が酷くなっている状態なのですから強い飢餓感を感じるのは当然のことです。

人は飢餓感が強なればなるほどに一気にその飢餓感を解消したいという気持ちが強くなります。

一刻も早くこの劣等感から解放されたいと思う気持ちが強くなるから一気に飢餓感を解消したいという気持ちが強くなるんです。

そんな気持ちになるくらい劣等感の強い人は劣等感に苦しんでいるんです。

その苦しみから解放されるために他人から評価されるためにがんばってしまう。がんばり過ぎてしまう。がんばり過ぎて疲れてしまう。そんながんばりを繰り返してしまう。

そういう傾向が劣等感の強い人にはあるんです。

 ○一気に劣等感を解消しようとする行為はリスキー
劣等感が強い人ほどその苦しみから解放されたい気持ちが強まるため、一気に解消したいという気持ちも高まります。

一気に解消するにはどうすればいいか?

一番手っ取り早い方法は高い評価を得ることです。

高い評価を得れば一気に劣等感が軽減されます。

だから意識的無意識的に劣等感の強い人は高い評価を求めてしまいます。

低い山を登るより高い山を登ろうと努力したり、低いハードルより高いハードルを飛ぼうと努力したり、簡単なことより困難なことに挑んだりしてしまいます。すべて高い評価を得るためにしてしまうんです。自分を高めるためよりも他人の評価を得るためにそんな無謀な努力を繰り返してしまうんです。

運良くこの無謀な方法で劣等感を克服できる場合もあります。でも、ほとんどの場合、無謀な努力はより劣等感を強めてしまうことが多いです。

困難なことは失敗する確率が高いからです。困難であればあるほど失敗する率も高くなってしまうからです。そんな努力を続ければ失敗が増えて、劣等感が強まるのが当然です。

それでも劣等感の強い人の中にはそんな劣等感が強まるリスクが高い努力を続けてしまう人がいます。他人から高い評価を得るために。そして一気に劣等感を解消するために。

 ●他人の評価に不満を抱きやすい
高い評価を過剰に求める人は他人に不満を抱きやすくなります。

『こんなに努力をしているのにどうして正当な評価をしてくれないんだ』

という不満を抱きやすいからです。

『自分は高い評価をしている。そのためにすごく努力をしている。それなのにその努力に見合った評価をしてくれない』

と心のどこかで思ってしまうからです。

人には努力に見合った報酬を期待する性質があります。

『すごく努力』すれば当然、『すごい報酬』を期待します。劣等感の強い人がすごい努力をした場合、すごい評価を期待します。でも、他人はそう安々と高評価を与えてくれません。ほとんどの他人は高評価など与えてはくれません。劣等感の強い人が期待しているような高評価をほとんどの場合、他人は与えてくれないのです。

だから劣等感の強い人は他人の評価に対して不満を抱きやすいんです。

不満を抱けば他人に怒りを抱くようになります。その怒りが憎しみに変わることだってあります。そうなるとその憎しみを他人にぶつけたり、自分にぶつけたりするリスクが高くなってしまいます。

ケース3、自分を大事にしなくなる

自分を大事にしない人

自己評価の低い人は自分を大事にしなくなる傾向が強くなります。

自分を大事にしなくなれば、自傷行為をしたり、無理な努力をしたり、自分を責めたり、自分を悪く言ったりすることが多くなります。

暴飲暴食をしたり、健康を害することをしたり、犯罪行為に走ったり、薬物に依存したりするなどの人生をダメにする可能性の高い行為をしてしまうことも多くなります。

 ●他人に自分を大事にしてもらうため自分を傷つける
普通の人は誰かが病気になったり、怪我をしたりすると同情してくれます。優しくしてくれます。

他人に同情されたり、優しくされたりすることは『自分には同情されたり優しくされたりする価値がある。だからあの人は僕に同情してくれたり、優しくしてくれたりするんだ』と解釈することができます。

劣等感の強い人の中にはこの解釈をした結果、他人に同情してもらうため、優しくしてもらうために自分を傷つける人がいます。自分を傷つけることで同情してもらったり、優しくしてもらったりすることで承認欲求を満たすために自分を傷つけるのです。自分には他人に同情される価値がある、優しくされる価値があると思って承認欲求を満たすために自分を傷つけるのです。

劣等感の強い人はこんな病的な方法で自分の劣等感を解消しようとする場合があるんです。

自分を大事にする気持ちが低いから自分を平気で傷つけてしまう。そして自分を大事にする気持ちが低いから自分を傷つけてでも他人の評価を求めてしまう。

そういう病的な性質が劣等感の強い人の中にはあるんです。

どんな人でも劣等感が強くなれば、この病的な性質が生じます。

 ●反社会的な行為で他人に評価してもらおうとする
自分を大事にしなくなると反社会的な行為をしてでも評価されようとしてしまいます。SNSで炎上する人の中には犯罪行為をしてでも他人に評価されようとする人がいます。

車で暴走行為をしているところを動画に撮って動画サイトにアップする。他人のブログに誹謗中傷のコメントを書き続ける。万引きをしているところを動画に撮り動画サイトにアップする。

こうした犯罪行為、非道徳行為をすると炎上します。この炎上にある種の人間は優越感を感じます。たくさんの人に驚かれている、注目されているいう優越感を感じるんです。

こうした優越感を得ようとする人の中には劣等感の強い人もいます。劣等感が強いためにその苦しみから解放されるために犯罪行為や非道徳的行為をして優越感を得ようとしてしまうのです。

この種の優越感を得ようとする人は犯罪行為や非道徳的行為がエスカレートしやすいです。

そしてこの種の優越感を得ようとする人には自分を大事にしない人が多いです。自分を大事にしないから犯罪行為や非道徳的な行為をして自分を貶めることができるんです。自分を貶めることができるから犯罪行為や非道徳的行為という浅ましい方法で優越感を得ようとするんです。

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ケース4、嘘をつきやすくなる

嘘つき

劣等感の強い人は自己評価が下がることに怯えています。自己評価が下がればさらに劣等感が強くなり、辛くなるからです。

辛くなればなるほど嘘をついてでも自分を守ろうという心理が働きやすくなります。

自信がないのに自信があると嘘を言う。誇張を含んだ自慢する。退屈な日々を送っているのに楽しいフリをする。テストで悪い点数をとったのに良い点をとったと嘘を言う。旅行に言ってないのに旅行に行ったと自慢する。

劣等感が強くなるとこのような嘘をつきやすくなります。自分の低すぎる自己評価を下げないためにこのような嘘をつきやすくなります。同時に少しでも自己評価を上げるためにこのような嘘をつきやすくなります。劣等感が強くなればなるほどにこのような嘘をつきやすくなります。

 ●失敗したときに言い訳にも嘘が混じる
テストで悪い点をとったとき「勉強あんまりしてなかったんだよね」と嘘を言う。本当は一生懸命勉強したのにこんな嘘を言う。

劣等感の強い人はこういう嘘の混じった言い訳を言いやすくなります。

試合で失敗したとき「あんまり練習してなかった」と嘘を言う。陰で人一倍努力したのにこんな嘘を言う。

劣等感の強い人はこんな自分の努力を否定するような悲しい嘘を言いやすくなってしまいます。自分の低い自己評価を守るため、少しでも自分の評価を上げるためにこんな嘘をついてしまうんです。

「あんまり勉強してないんだよね」とテスト前に嘘を言う人もいます。「あんまり練習してないんだよね」と試合前に嘘を言う人もいます。

こう言っておけば、テストで悪い点をとったとき、試合でミスをしたとき、相手に「勉強してないんだから仕方ないよね」とか「練習してないんだから仕方ないよね」と思ってもらえるかもしれないからです。

そう思ってもらえれば、そう思ってもらえないよりもマシだからです。そう思ってもらえたほうが心が傷つかずにすむからです。自分の評価をあまり下げずにすんだと思うことができるからです。

つまり、テスト(試合)に前に言った嘘は保険なんです。自分が将来失敗したときに、他人の評価があまり下がらないようにするための保険なんです。自分の評価が著しく下がって劣等感が強くならないようにするための保険なんです。

この保険は失敗する前に嘘を言えば言うほど効果的になる可能性を秘めています。だから劣等感の強い人ほど保険のための嘘をつきやすくなってしまいます。保険の効力を高める嘘をつきやすくなってしまいます。

このような自分の努力を否定する嘘はますます自分の劣等感を強めてしまう可能性があります。

『自分はあんなにがんばったのにどうしてこんな嘘をつかなければならないんだ。情けない』

と、心のどこかで思ってしまうことがあるからです。意識的にそう思うこともあれば無意識の領域でそう思ってしまうこともあります。そう思ってしまえば罪悪感や自己嫌悪を覚えてしまう。結果、自分の劣等感が強くなってしまいます。

だから劣等感の強い人は自分の努力を否定するような嘘はつかないほうがいいです。そんな嘘をつくくらいなら何も言わないほうがいいと思います。

ケース5、他人を悪口を言う

悪口を言う人々

他人の悪口を言えば優越感に得ることができます。

周りに人がいる常態で他人の悪口を言うことは暗に自分のほうが相手より勝っていると言っているようなものです。『あんな馬鹿より自分のほうが優秀。その証拠に僕はあの馬鹿のような非常識なことはしない』と宣伝しているようなものです。『あんな馬鹿より自分のほうがマシだ』と主張しているようなものです。

劣等感の強い人ほど優越感を得るために他人の悪口を言いやすくなります。

 ●悪口を言えば言うほど反撃されるリスクが高まる
悪口は攻撃です。攻撃をすれば反撃されるリスクが高まります。当然、悪口を言えば言うほど反撃のリスクは高まります。リスクが高まれば不安になります。相手も自分と同じように心の中で自分の悪口を言っているのではないかと疑ってしまいます。悪口を言えば言うほどその疑いは濃くなっていきます。やがてその疑いは被害妄想になり、本当に悪口を言われているような気がして、屈辱感を感じてしまいます。

悪口は諸刃の剣なのです。優越感を得られるというメリットもありますが、反撃をされるデメリットもあるんです。その反撃されるかもしれないという不安が被害妄想を生み出し、屈辱感を生み出してしまうデメリットもあるんです。

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