警察の検挙率至上主義は問題がある 検挙率によって警官の欲望を刺激するシステムはやめるべきだ。冤罪のリスクを高めるだけだ!

以前、不愉快な職質にあった話を書きました。

このときの職質のせいで僕は鬱病が悪化しました。それが原因で今でも警察に不信感を抱き続けています。

警察のすべての人は不愉快な職質するとは思っていません。でも、反日活動を繰り返す韓国や中国に対して不信感を抱くように警察全体への不信感をどうしても拭い去ることができません。

治安を守るために職質が必要なのはわかります。ですが、あからさまに相手のことを疑い、不快な職質をするのは許せることではないと僕は思っています。

許せないのはただ僕自身が不愉快な思いをしたからだけではありません。不愉快な職質をするということは警官のモラルが低いからと思うからです。

警官のモラルの低さは強引な取調べや冤罪につながりやすくなります。

警官のモラルの低さが強引な取調べや冤罪につながりやすい理由

●出世のために強引になる
警察は検挙率を重視しています。検挙率が良い警官ほど出世できたり、給料が上がったりするほど検挙率を重視しています。

もちろん、検挙率を重視する姿勢は、犯罪率を低下させたり、警官のモチベーションをアップさせたりするなどのメリットがあります。

でも、この検挙率重視する姿勢はときにデメリットを生じさせます。たとえば検挙率を上げるために強引な取調べをしたり、強引な職質をしたりする・・・などのデメリットを生じさせます。

実際に強引な取調べをしたり、強引な職質をしている警官はいます。そんな警官の中には検挙率を上げるために強引な職質・取り調べをしている警官がいるんです。

社会正義のために強引なことをするのではなく、検挙率を上げるため、出世するため、給料アップするために強引なことをする。

そういう警官は確実にいます。どの世界にも自分の利益を過剰に重視する人はいます。利己的な政治家。利己的な経営者。利己的な上司・・・。警察組織もそれは例外ではありません。利己的な警官は確実にいるんです。

●検挙率評価システムが利己的な警官に強引なことをさせる
もし、警察が検挙率が良い人を出世させたり、昇給させるというシステムを導入していなかったら、利己的な警官の強引な捜査・職質・取調べは確実に減ると思います。

利己的な人間は自分の特にならないことはしないからです。多かれ少なかれ人の中には利己心があります。だから検挙率が良い⇒出世できる・昇給されるというシステムがなくなれば、検挙率に対して利己心が働きにくくなります。

もちろん、正義感の強い人は検挙率に対して魅力を失わないと思います。でも利己心だけ、自分の出世や昇給しか頭にない人の検挙率に対しての魅力は確実に低下します。

問題なのは自分の利益ばかり考える利己的な警官なんです。そういう警官はモラルが低いから市民の人生など無視して強引なことをする可能性が高い。可能性が高いということは市民に不愉快な思いをさせたり、冤罪を生み出したりする可能性も高くなる。そしてたとえ市民に不愉快な思いをさせたり、冤罪を生み出しても、モラルの低い利己的な警官は悪いとも思わない。思わないから謝罪すらしない。また、同じように強引なことを繰り返す。

モラルの低い利己的な警官にはこういう可能性があるんです。その可能性はモラルが低いほど利己的なほどに高くなるんです。

検挙率重視の姿勢は利己的でモラルの低い警官を生み出しやすい。

●警官にも利己心はある
人は弱い生き物です。目の前に自分の欲望を刺激するものがあれば誰だってそれを自分のものにしたいと思います。

警官も例外ではありません。警官にとって疑わしい人物は自分の欲望を刺激するものです。自分の出世欲、金銭欲を刺激するものです。

そんな欲望を刺激するものが目の前にいたら、多少強引でもいいから検挙してやるっていう気持ちになってしまいます。

利己的な警官であればあるほどそういう気持ちが強くなってしまいます。

でも、もし、検挙率が出世や昇給につながらないという状況であれば、利己的な警官の出生欲や金銭欲を刺激しなくなります。そうなれば身勝手な理由で強引なことをする警官がいなくなります。

でも『検挙率アップ⇒出生できる・給料アップする』というシステムがあるかぎり利己的な警官の利己的な目的のための強引な捜査・職質は続きます。

もちろん、それが治安維持に繋がる場合もあります。でも、同時にそれが無実の市民に不快な思いをさせたり、冤罪の被害者にしたりする場合もあるんです。

自分の身勝手な欲望のために市民に不愉快な思いをさせたり、冤罪の被害者にしたりするなどぜったいあってはならないことです。

でも、残念ながら、不愉快な思いをする市民や冤罪被害者は毎年必ず現れます。

無実な市民が利己的な警官のせいで被害者になってしまう理由のひとつが『検挙率⇒出世できる・給料アップする』だと僕は思っています。

●検挙率評価システムが警官のモラルを下げる
検挙率を上げることは大事なことだと思います。でも、検挙率が警官の出生や給料を左右するシステムは問題だと思います。

そんなシステムがあるから利己的な警官がたくさん現れるんだと思います。自分の欲望を刺激するそんなシステムがあるから強引な捜査、職質をする警官がたくさん現れるんだと思います。

市民に不快な思いをさせてでも職質をして検挙率アップしたいという警官がたくさん現れるんだと思います。

いい加減、検挙率で警官の欲望を刺激するシステムはやめるべきだ。利己的な警官を出現させ、利己的な目的のために強引な捜査・取調べ・職質をする警官を減らすためにやめるべきだ。

そう僕は思います。

●大事なのは検挙率より犯罪件数を減らすこと
検挙率より大事なのは犯罪件数を減らすことです。でも、残念ながら警察は事件が起きてからしか動かないという傾向が強い。そのため犯罪を未然に防ごうと意識が低い。未然に犯罪を防ぐことができれば、犯罪件数を減らすことができるのに未然に防ごうという意識が低いんです。

この意識の低さも検挙率重視する姿勢のせいではないかと僕には思えてなりません。

検挙率評価システムはメリットよりデメリットのほうが大きい。

僕にはそう思えてなりません。

このシステムのせいで利己的な警官による強引な捜査が繰り返されている。

そう思えてなりません。

Posted by