「卵は1日1個」説に根拠なし! 2個でも3個でも食べても大丈夫♪でも食べ過ぎると太るから注意してね!

「卵は1日1個」説が拡散したのはウサギの実験のせい

●ロシアの病理学者アニチコワの動物実験
20世紀の初め、ロシアの病理学者アニチコワがウサギにコレステロールをたくさん与える実験を行い、これが動脈硬化の原因であると発表しました。この報告が、卵を食べる=動脈硬化になるという説として広まってしまったのです。


●ウサギは草食動物です
ウサギはもともとコレステロールをまったく摂取しない草食動物です。そんな草食動物に病理学者アニチコワはコレステロールを投与し続けたんです。当然、草食動物のコレステロール処理能力は低い。そんな草食動物にコレステロールを投与し続ければ体内のコレステロール値は激しく上昇するのは当然のことです。

太りやすい人(脂肪燃焼力が低い人)にお肉をたくさん食べさせればその人の体内の脂肪量は増えますよね。

それと同じようなことをこの学者さんはウサギにしてしまったのです。

●人間にはコレステロールを一定に保つシステムがある
人間にはコレステロールを一定に保つシステムがあります。だからウサギと同じ量のコレステロールを摂取してもウサギのようにコレステロール値が急上昇することはありません。

豆情報!

コレステロールには善玉と悪玉があり、人間の体に欠くことのできない栄養素だということが医学の定説になっています。

卵は優れた栄養食品

●卵は一個以上食べたほうが体に良い!?
昭和59年、東海大学医学部の本間康彦医師のグループが、卵黄3個分のコレステロール(750㎎)を毎日摂取して、その後2週間、体の変化を調べる実験を行いました。

その結果、悪玉コレステロールが上昇した人は全体の約35%で、残りの65%の人は変化しない、または低下し、しかも善玉コレステロールが上昇した人が約44%もいたのです。1個しか食べてはいけないどころか、もっと食べたほうが体にいいという実験結果だったのです。

●卵の効能
効能1、
抗酸化作用

卵には「メチオニン」という抗酸化作用を持つ必須アミノ酸が含まれています。

メチオニンをもとに体内で作られた抗酸化物質は、老廃物の輩出を促し、代謝を高める働きがあります。この働きが老化を予防してくれたり、生活習慣病を予防してくれたりしてくれます。

卵黄にも強い抗酸化作用のある「カロチノイド」という物質も含まれています。この物質の抗酸化作用が老化の予防をしてくれます。

効能2、肉体の維持・向上効果
三大栄養素の一つであるたんぱく質。たんぱく質は、筋肉や骨、髪、皮膚などのもとになるので、私たちの肉体を維持・向上させるには必要不可欠な栄養素です。

卵を2個食べるだけでたんぱく質の一日の必要量の約1/3も摂ることができます。

効能3、脳を活性化させる
卵黄に含まれる”コリン”には、脳を活性化し、老人性痴呆症(ボケ)の防止に有効だと言われています。

また、”コリン”は、体内で、神経伝達物質アセチルコリンに変わり、記憶力や学習能力を向上させる効果があります。血管を拡張させて血圧を下げる効果もあります(高血圧予防効果)。

食べすぎには注意!

卵は栄養満点の食べものです。でも食べ過ぎると太る可能性が高くなります。

Lサイズの卵1個のカロリーは約84kcalと、意外とカロリーが高い。そのため栄養価が高いからと言って食べすぎると太るリスクが高くなってしまいます。

どんな食べものでも食べ過ぎるのはよくありません。

食べすぎると栄養が偏ったり、太りやすくなったり、病気になりやすくなったりする場合があるからです。

栄養はバランス良くとることが重要です。

栄養バランスを考慮し、健康を維持・向上させましょう。

注意!

高脂血症の人の中には、食べ物から摂取するコレステロールと体内で合成するコレステロールとのバランスを調節できていない場合があるため、過剰な卵の摂取は控えたほうがよいでしょう。

2018年1月7日健康, 認知症

Posted by ringo