孤独感が認知症の原因になる!? 孤独感を軽減する方法を6つ紹介します

孤独を感じていた人の認知症の発症確率が1.64倍

12年、オランダのグループがある研究結果を発表した。この研究では、2000人余りの高齢の男女を3年間にわたり追跡調査し、社会的孤立と孤独感が認知症の発症にどのような影響を及ぼすかを調べた。

調査開始時点で、2000人余りの対象者(その時点で認知症患者はいなかった)のうち、1人暮らしをしていた人は46%。未婚もしくは配偶者に先立たれて独身の人は51%。家族や隣人などの支援を受けていない人は73%。そして、孤独を感じていると答えた人は約20%だった。

3年後、孤独を感じていた人は、そうでない人に比べて認知症の発症確率が約2.5倍に達した。孤独感を訴えていなかった人は5.7%しか発症しなかったのに対し、孤独を感じていた人の13.4%が認知症になったのだ。

一方、社会的孤立に関しては、同居者がいる人が認知症を発症した割合は5.6%だったのに対し、1人暮らしの人はその割合が9.3%だった。独身の人は、配偶者がいる人に比べ、認知症になる確率が約1.7倍も高かった。ただし、家族や隣人などの支援を受けている人が認知症になる確率は、そうでない人の約2倍に上るという意外な結果も出た。

ほかのリスク要因の影響を取り除いて計算すると、孤独感を味わっている人が認知症になる確率は、そうでない人の1.64倍に達した。一方で、社会的孤立と認知症の間には特に関連が見いだせなかった。つまり、最も重要なのは社会的に孤立しているかよりも、本人が孤独を感じているかどうかなのかもしれない。

引用:孤独感の持ち主は認知症になる確率が1.64倍

ポイント!

調査開始時に孤独を感じていた人は、孤独を感じていない人より、認知症になりやすい(発病率が2.5倍)

独身の人は、配偶者がいる人に比べ、認知症になる確率が高かった(約1.7倍)

孤独感を味わっている人は、そうでない人より、認知症になる確率が高かった(1.64倍)

孤独感は精神を蝕む。そして肉体も蝕む

孤独感を感じているとき、人はさまざまな負の感情に苛まれます。

不安、恐怖、寂しさ、悲しみ、失望感、絶望感、怒り、悔しさ、空しさ。

それらの感情は人の心を蝕みます。心の蝕みが進行すれば肉体も蝕まれます。

肉体の蝕みが進行すれば、免疫力が低下します。

免疫力が低下すればさまざまな病気になりやすくなります。

その病気のひとつが認知症です。

孤独感が強ければ強いほど負の感情も強くなり、心の蝕みも酷くなり、認知症になりやすくなります。

認知症になりにくくするためには孤独感を軽減する必要があります。

孤独感を軽減する方法を6つ紹介

方法1、自分と他人と比べない

自分と他人を比べる習慣があると孤独感を感じやすくなります。

同年代の男性を見かける。その男性は女性と手をつないで歩いている。幸せそうだ。それに比べて自分は手をつなぐ女性がいない。孤独感を感じる。

他にも同年代の男性を見かける。どの男性も幸せそうだ。それに比べて自分は孤独だ。

このように他人と比べる習慣がある人は孤独を感じやすくなります。

●他人と比較する習慣を克服するにはどうしたらよいか?
楽しいことを考えるのが一番の克服方法だと思います。楽しいことを考えていれば他人と自分を比較する時間がなくなります。

なにか自分が打ち込める趣味を持ちましょう。そうすればその趣味のことを考えるようになります。その趣味に夢中になるほどにその趣味のことばかり考えるようになります。

そうなれば自然と自分と他人を比較する時間が減ります。比較する時間が減るだけでなく、ネガティブなことを考える時間も減ります。

孤独なとき、人はネガティブなことを考えやすくなります。なにかに夢中になれば、ネガティブなことを考えにくくなります。

ポイント!

夢中になれるものがあるメリット

1、自分と他人と比較する時間・回数が減る

2、ネガティブな考えをする時間・回数が減る

3、人生が楽しくなる!

方法2、常識に囚われない

家族との団欒を大切するのは常識だ、クリスマスは恋人を楽しむのが常識だ、誕生日は祝うのが常識だ、老後は夫婦寄り添って生きていくのが常識だ。

このような常識に囚われていると孤独を感じやすくなります。

常識に囚われないためには柔軟な思考が必要になります。

●柔軟な思考を身につける方法は?
柔軟な思考を身につけるためには本を読んだり、文章を書いたりすることで身につけることができます。

本は著者の思考を言語化したものです。なので読むだけでもさまざまな著者の思考パターンを学ぶことができます。

文章を書くことは自分の思考を文章化する行為です。書く内容は思考の一部です。でも書く前にさまざまなことを考えます。『この言葉の意味は?この言葉遣いは正しいか?この表現はおかしい気がする』などど書く前にさまざまことを考えます。この書く前にいろいろなことを考えることが柔軟な思考を育んでくれます。

難しい本を読む必要はありません。含蓄のある文章を書く必要もありません。

自分が読みやすい本から読み始めましょう。自分が気楽に書ける文章から書き始めましょう。

ポイント!

本は著者の思考を文章化したもの。読めば著者の思考パターンを学ぶことができる

文章を書くとき、さまざまことを考える。それが柔軟な思考を育んでくれる

方法3、自己否定をしない

自分はダメだ。自分は情けない。自分は不幸だ。自分は生きている価値ない。自分は最低だ。自分はかっこ悪い。

などど自己否定している人は孤独を感じやすくなります。

自分にマイナス評価している人は自分と他人と比べているからです。

他人と比べて、自分のほうが劣っていると思っているから『自分はダメだ。自分は不幸だ。自分は最低だ』と自己否定してしまうのです。

上記で説明したとおり、自分と他人を比較する習慣のある人は孤独を感じやすくなります。

なので自己否定はしないほうがいいです。

夢中になれるなにかを見つけましょう。

本を読んだり文章を書いたりして、柔軟な思考を身につけましょう。

そうすればネガティブなことをする時間・回数が減ります。逆にポジティブなことをする時間・回数が増えます。

ポイント!

ポジティブなことをしたり考えたりしていればネガティブなことをしたり考えたりする時間・回数が減る

方法4、なんでもかんでも完璧にやろうとしない

完璧さを求めることは大事なことです。

でも、なんでもかんでも完璧さを求めるのは異常です。

人は不完全な生き物です。どんなにがんばってもその不完全さから逃れることができません。

そんな宿命的に不完全な人間がなんでもかんでも完璧にやるのは絶対に不可能です。でも、完璧主義傾向が強い人はその不可能を可能にしようとしてしまいます。

絶対に不可能なことを可能にしようとする行為はどう考えても異常です。そんな異常な行動を続けていれば完璧にできない自分に絶望して生きているのが嫌になってしまいます。

人生が嫌にならないためにもなんでもかんでも完璧にやろうとしないでください。

●異常な完璧主義は思考の柔軟性が欠けているのが原因!?

異常な完璧主義の原因はいろいろあります。

トラウマ、幼児性、美意識、成育環境、教育環境、生まれつきの気質

それらの原因が複雑に絡み合って性格に影響を及ぼしたり、単独で性格に影響を及ぼしたりして、異常な完璧主義を形成します。

柔軟な思考が欠けていることも異常な完璧主義を形成する原因になることもあります。

これは完璧にやる必要がない。これは60%くらいの完成度で問題ない。これは適当にやっても問題ない。これはいつやってもOK。

そういう柔軟な思考が欠けているため完璧主義に陥ることもあります。

●絵を描いたり、料理を作ることでも柔軟な思考は身に付けられる

絵を描いたり、料理を作ることでも柔軟な思考を身に付けることができます。

絵を描くとき、何を描こうか?どの角度で描こうか?どうすれば上手に描けるか?と考えます。上手に描くために工夫もします。

料理を作るときも、何を作ろうか?どうやって作ろうか?今日は味付けを変えてみようか?新しい料理に挑戦してみようか?と考えます。美味しくするために工夫したりします。

この絵を描くとき料理を作るときの考えたり、工夫したりすることが柔軟な思考を養ってくれます。

絵や料理だけでなく、手芸や楽器演奏も柔軟な思考力を育んでくれます。

さらに上記の作業はどれも指先を細かく使います。指先を細かく使う作業は認知症予防効果があります。

ポイント!

絵、料理、手芸、楽器演奏は柔軟な思考を養ってくれる。

指先を細かく使う作業は認知症予防効果がある。

方法5、運動をする

運動量が不足していると体力が低下してしまいます。体力が低下すれば意欲も低下してしまいます。

意欲が低下すればネガティブなことを考えやすくなります。考えやすくなるだけでなく、ネガティブなことを考えたときの精神的ストレスも強くなります。

運動をし、体力を維持・向上しましょう。そして意欲を維持・向上させましょう。

注意!

無理な運動は体を壊します。まずは適度は運動を心掛けましょう。

適度な運動の基準
・18-64歳の運動の基準
具体的には息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分行う。

・65歳以上の身体活動(生活活動・運動)の基準
具体的には横になったままや座ったままにならなければどんな動きでもよいので、身体活動を毎日40分行う。

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方法6、人生を楽しむ

とにかく人生を楽しんでください。

常識に囚われすぎず、孤独にも囚われすぎずに楽しんでください。

「大人が漫画を読むなんてカッコ悪い」「50代の私が恋愛小説を読むなんて恥ずかしい」「大人は常に子どもの見本になる行動しなければいけない」「男は死ぬ気で仕事をしなければいけない」「30代なのに結婚してないなんて恥ずかしい」

そんな常識に縛られずに人生を楽しんでください。

大人になっても別に漫画を読んでいてもいいんです。アニソンを歌ってもいいんです。結婚してなくてもいいんです。恋人がいなくてもいいんです。子どもの見本にならない行動をしてもいいんです。仕事で手を抜いてもいいんです。

常識を守ることも大事です。でも常識から外れたことをすることも大事なんです。

だからときには常識から外れたことをして楽しんでください。

楽しむことは生まれたときからあなたが持っている権利です。その権利をもっと自由に使ってください。使って人生を楽しんでください。

そうすれば孤独感に負けずに生きていけると思います。

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